各業界に変革をもたらす、優れたパートナー様の事例【6/5 更新】


(この記事は 2017 年 4 月 18 日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 The Path to Industrial Scale Transformation の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

 

この数か月の間、医療 (英語)小売金融をはじめとするさまざまな業界で、新たなテクノロジによって変革をもたらしたパートナー様のすばらしい事例をいくつも拝見してきました。このような変化の激しい市場でも順調に成功を収めているパートナー様の姿に、たいへん刺激を受けています。

パートナー様は、IoT、AI、クラウド コンピューティングといった革新的なテクノロジを活用しながら、ビジネス成果を挙げるだけでなく、お客様の生活にも大きな影響をもたらしています。特に興味深いのは、デジタル改革を日々目の当たりにしている製造業の事例です。

 

インダストリー 4.0 に対応する

製造業界は目まぐるしく変化しており、専門家はこの激動の時代を表わす新しい言葉 (英語) を生み出しました。それが「インダストリー 4.0」です。これは、第 4 次産業革命全体を指す新語であり、現代の自動化、データ、クラウド ベースのテクノロジによってこの業界でのビジネスの進め方が変化しつつあることを意味しています。

スマート マニュファクチャリング、IoT、デジタル サプライ チェーンなどの革新的テクノロジが登場したことで、生産性と効率性が向上し、企業はビジネス成果の最大化を図れるようになりました。IDC (英語) によれば、製造分野では 2017 年末までに Forbes グローバル 2000 のうち 3 分の 1 の企業で、情報ベースの製品の収益増加率が、その他の製品やサービス ポートフォリオの収益増加率の 2 倍になることが予想されています。

それでは、ごく一部ではありますが、このビジネス チャンスを大いに活用されているマイクロソフトのパートナー様の事例をご紹介したいと思います。

 

Track’em

 

Track’em の皆様とは、昨年の WPC でお会いし、その後のオーストラリア出張の際にも再び交流する機会に恵まれました。製造業界の常識を覆した彼らは、ご紹介するのにうってつけのパートナー様だと言えるでしょう。同社のソフトウェア プラットフォームでは、バーコード、GPS、3D 分析、RFID、IoT テクノロジを組み合わせて、あらゆるものを監視できます。資産やリソースのライフサイクルの全ステージにわたって、所在場所、状態、ステータスを文字どおり 24 時間 365 日追跡できるので、生産性の低下や資材の紛失によって数百万ドルもの損失を出すようなことはなくなります。

Track‘em は、100% Azure のプラットフォームで、IoT Hub および Office 365 と統合されています。この独自の製品スイートは、資産や生産性の追跡・管理を必要とする企業にとって理想的なものであり、中でも製造やエンジニアリングといった分野の企業に適しています。追跡したデータは地図上に表示され、Power BI などのビジネス インテリジェンス ツールを使用して分析できます。スキャンしたアイテムの正確な所在や、どこでだれがスキャンしたかを把握することが可能です。これにより、大規模な作業現場で資材や機材を探すための時間や手間を大幅に減らすことができるので、多くの無駄を省けます。

 

「資産の追跡管理は、最新テクノロジや技術革新によって、この 10 年の間に急速な変化を遂げました。それ以前は、煩雑な手作業で資産を追跡していたため、非効率的なプロセスや人的ミスのリスクが原因となり、サプライ チェーンのコストがかさんでしまうおそれがありましたが、現在は IoT、RFID、GPS、その他の無線テクノロジや高度なソフトウェア アプリケーションを組み合わせた資産追跡テクノロジが注目され、さらに正確で効率的な管理システムが実現されています」

- Track’emKashif Saleem

 

創業者兼 CEO の Kashif Saleem 氏によれば、同社の製品は石油・ガス、鉱業、建築といった大規模プロジェクトで高く評価されており、紹介による案件がビジネスの大部分を占めると言います。Saleem 氏は、鉱業関連の IT コンサルタントとして活躍していたころ、資材や機材を紛失したり置き間違えたりして数百~数千ドルものコストを被ったクライアントを目にしてきた経験から、ビジネスの着想を得たそうです。ビジネス課題を解決するチャンスをつかみ、次世代の資産追跡管理ソリューションを提供できるようになったことを誇りに思っていると話してくれました。

 

 

Mesh Systems

次にご紹介するのは、Mesh Systems (英語) です。同社は、クラウドを利用して再生可能エネルギー源によるエネルギー活用を支援するという、きわめてユニークなビジネスを手掛けています。電力網の需給バランスに複雑な問題が生じると、普段はごく普通の給湯器として使われているものが、地域利用向けの巨大なバッテリーに変身し、集約的な蓄電機能を発揮するというものです。

Mesh Systems の共同創業者兼 CEO である Richard Baxter 氏は、このアプリケーションは世の中に根本的な変化をもたらす可能性を秘めた、画期的なソリューションだと言います。

ご存じのとおり、風力発電所やソーラー パネルといった再生可能エネルギー源には、予測が立たないというデメリットがあります。そのため、数多くの地域がベースロード電力 (多くの場合、石炭などの非再生可能エネルギー源) に頼らざるを得ません。そこで Mesh Systems は Steffes Corporation と連携し、Microsoft Azure を利用して余剰エネルギーを分配できる Grid-Interactive Electric Thermal Storage 給湯器を設計しました。このソリューションは、予測分析機能を使用して、数万もの既存の暖房機や給湯器に電力を分配することで、需要が発生する前に生成された電力を電力網によって貯蔵、確保、利用できるようにします。Azure を活用することで、電力会社は蓄えておいた電力を必要に応じて分配でき、需要と供給を一致させることが可能になります。

 

「ネットワークを集約して統制・管理できれば、電力会社に必要な資源を提供したり、無駄になりかねなかった再生可能エネルギーを取り込んだりすることができます」

– Mesh SystemsRichard Baxter

 

 

eLynx

予測分析機能と言えば、石油・ガス業界をリアルタイムに改革しているのが eLynx です。マイクロソフトの革新的なパートナー企業である同社は、お客様が資産をリモートで管理できるように、油井を分析・監視するためのきわめて有用な機能を提供しています。eLynx は 15 年にわたり Microsoft Azure で油井やガス井戸のデータを収集してきました。また現在では Cortana Analytics を利用して将来起こり得る問題を予測し、お客様に注意を促しています。そのために同社は、動作の異常検知、障害予測、製品最適化、リース事業費最適化を実施しています。

eLynx は、石油・ガス業界において、高度な予測分析モデルの作成に必要な質の高い膨大なデータを保有する唯一の企業として、こうしたデータを正しく活用することが必要だと考えています。同社は、400 社のお客様と関連データすべてをクラウドに移行し、優秀な人材を雇用して分析チームを編成することで、業界内での差別化を図っています。また、クライアント (Shell や ConocoPhillips など、業界最大手を含む) と緊密に連携しながら、製品の微調整を行っています。これまでのところ 22 の州と 8 つの国で 400 を超えるお客様にサービスを提供しており、40,000 か所の油井やガス井戸を監視してきました。

「石油・ガス業界の低迷によって、産出国や関連企業は業務運用を効率化するように迫られています。つまり、石油やガスの生産量を増やしながら資本コストと運用コストを削減する方法を見つけなければならないのです。こうしたプレッシャーから革新的なデジタル油田が実現され、今後の業界の生産性が大きく向上されることが期待されています。また、競争が激化するにつれ、米国企業では、情報に基づいた意思決定を行うには分析製品が必要であり、「ビッグ データ」が分析製品を開発するうえで有用な資源となるという認識が広がりつつあります」

- eLynx、バス デバイス担当 VPJason Kraiss

 

 

パートナーの皆様は、お客様のビジネスに影響を及ぼし、成果や変化をもたらしています。その力強い取り組みには感嘆させられることばかりです。これからも皆様の事例について、ぜひお話をお聞かせいただければと思います。

皆様は業界内のどのようなイノベーションに関心をお持ちでしょうか。ぜひご意見をお寄せください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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