Microsoft Build 2017 の発表まとめ【5/21 更新】


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去る 5 月 10 日から 12 日までの間、米国シアトルで開発者向けイベント Microsoft Build 2017 が行われました。Day 1/Day 2で最新の クラウド プラットフォーム、開発ツール、AI、IoT、データ分析からWindows 動向まで、実に様々なことが発表され共有されました。いままで Build はずっとサンフランシスコで開催されていましたが、今年はマイクロソフトや Amazon Web Service が本社を構えていることをはじめ、Google や Facebook もオフィスを構える「クラウドシティー」と呼ばれるシアトルで開催されたことも印象的でした。

Microsoft Build 2017 でどういう内容が発表されたかについては、すでに良質のまとめ記事がいくつかありますので、この記事では新たにまとめることはせずに、最も読むべき記事の一覧、発表された重要な数字、および追加情報へのリンク集を提供することにします。

 

読むべき 7 本の記事

以下の記事を読んでおけば、Microsoft Build 2017 で発表された内容について、だいたいの内容を把握することができますので、まず読んでおくことをお勧めします。Day 1 はクラウドと AI、Day 2 は Windows 10 と複合現実 (Mixed Reality) が中心でした。

これだけは覚えておきたいキーワード

  • 「インテリジェントクラウド」と「インテリジェントエッジ」: クラウド上で作成したAIや機械学習のモデルをエッジデバイスに展開することで、デバイス側で直接判断が可能になります。一方、データはクラウドに吸い上げて全体のモデル作成などに利用します。リアルタイム性とビッグデータの活用を両立するモデル。これまでマイクロソフトは、「モバイルファースト」「クラウドファースト」という言い方をしていましたが、それを進化させたもの。インテリジェントクラウドとインテリジェントエッジは「対」であることがポイント。デバイスへのモデルの展開には Azure IoT Edge を利用します。
  • Azure IoT Edge: WindowsとLinuxでの両方で稼働するクロスプラットフォームの IoT ランタイム。IoTのエッジ側の物理デバイスが Azure IoT Hub、Azure Stream Analytics、Azure Machine Learningなどの Azure 上のサービスと通信するためのクライアントアプリを、Dockerイメージとしてパッケージングし、物理デバイス側の Docker コンテナホストに展開します。
  • Azure Cosmos DB: 今まで存在した、非構造化データを格納できる DocumentDB をはじめ MongoDB、Table storage、Gremlin Graph、Spark などの複数 API をサポートしたマルチモデルの分散データベース。IoT、AI、モバイルといった地球規模のクラウドサービスとデータ集約型アプリケーションをサポートするために一から設計されました。業界初のグローバルに分散したマルチモデルのデータベースサービスであり、保証されたアップタイム、スループット、データ一貫性、そして、99パーセントの処理において 10 ミリ秒以下のレイテンシーを実現できる水平スケーラビリティを提供します。
  • MySQL/PostgreSQL Managed Service: Azure SQL Database に追加される新しいマネージドサービス。これにより開発者の選択肢がより豊富になります。
  • Windows 10 Fall Creators Update: 2017 年秋に予定されている次期大型アップデート。新しいクロスデバイスのデザイン システムにより、創造力のさらなる可能性が広がります。Windows、iOS、Android 間でユーザーがデバイスを切り替えても、エクスペリエンスの一貫性が保たれます。また、Windows ストアからは、iTunes、Spotify、SAP Digital Boardroom の提供が開始されることも発表されました。さらに、新しいツールにより、すべての開発者が Windows をホームとして利用できるようになります。
  • Ubuntu に加えて SUSE Linux、Fedora Linux が Windows 10 で動作: マイクロソフトは、Ubuntu をWindows ストア から提供することで、容易なインストールを実現しました。また、SUSE Linux と Fedora Linux との協業により Windows Subsystem for Linux を構築し、Windows ストアで提供することを発表しました。現時点では、Windows は Windows アプリと Linux アプリを並べて実行できる唯一のプラットフォームとなります。

 

Microsoft Build 2017 で語られた主なモメンタム

  • Windows 10 の月間アクティブデバイス: 5 億人
  • Office 365 の月間アクティブユーザー: 1 億人
  • Cortana の月間アクティブユーザー: 1 億 4,000 万人以上
  • Azure Active Directory を利用する組織数: 1,200 万
  • マイクロソフト クラウドを利用するフォーチュン 500 企業の割合: 90% 以上
  • Azure のリージョン数: 38
  • 25 万を超える組織、フォーチュン 500 企業の 85% 以上が Office 365 の一部として SharePoint を利用。*
  • 昨年、SharePoint hの利用の成長率は 90% であり、格納されたコンテンツ量の成長率は 300%、1,000 万を超える SharePoint サイトが作成された。*
  • SharePoint ユーザーの 60% 以上がオンラインでの利用、これは Office 365 における SharePoint の価値を顧客が認識しているため。*

 

*注: Build 2017 後のイベント SharePoint Virtual Summit 発表の数字

より詳細な情報

以下に主な記事やニュースをまとめました。

以下にマイクロソフトのブログやプレスリリース記事をまとめました。

 

ビデオ

もちろん中身は英語ですが、上記の情報を見たうえで、生の声を聴きたい場合に、見たいところだけ掻い摘んでみるとよいと思います。

 

Day 1 Keynote

Day 2 Keynote

その他のビデオ (両方とも同じものです)

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