[パートナー事例]クラウド アプリケーションの積極的な活用で企業 IT の投資効果を最大化したい ~ ROITパートナーズのビジョンと、Microsoft Dynamics 365 にかける想い【4/4更新】


「IT 投資がどれだけ業績に貢献しているのかわかりにくい」。大手 IT ベンダーでシステム導入に携わっていたころ、このように言われたことがきっかけとなり、設立されたのが株式会社ROITパートナーズ (以下、ROITパートナーズ) です。同社のビジョンは IT 投資効果を見える化すると共に、その大きさを最大化していくこと。これを実現するために採用されているのが、Microsoft Dynamics 365 です。

それではなぜ Microsoft Dynamics 365 を選んだのか。そしてどのようなスタイルでシステム導入を進めているのでしょうか。ROITパートナーズ 代表取締役の柿崎 直紀 氏に、お話をお聞きしました。

1

株式会社ROITパートナーズ
代表取締役社長
柿崎 直紀 氏

 

 

会社のビジョンと事業概要

 

―― まず御社の概要についてお教えください。

 

0403-1柿崎 RIOTパートナーズは 2016 5 月に設立したばかりのビジネス ソリューション企業です。クラウド アプリケーションによって低コストで拡張性のあるソリューションを提供すると共に、IT パートナーとして構想作成から導入、運用をトータルでサポートすることで、ビジネス課題を解決するお手伝いをしています。

 

―― なぜこの会社を設立しようと考えたのですか。

 

柿崎 それまでの私は大手 IT ベンダーでシステム導入に携わっていたのですが、あるときお客様から「IT 投資がどれだけ業績に貢献しているのかわかりにくい」と言われたことが、会社設立のきっかけとなりました。確かに従来の SI は投資額が大きく、IT 投資の見える化も十分ではありません。そこで、投資額を低くしながらより良いシステムを作り上げること、そしてこれによってお客様の満足度を高めていくことに、挑戦していこうと考えたのです。そのため社名にも、IT 投資効果を意味する ROIT (Return on IT) という言葉を付けました。

 

―― 顧客企業の ROIT を最大化しようというわけですね。

 

柿崎 そのとおりです。そのため、これまでの SI では難しかった短期かつ低コストでのシステム導入や、IT 投資効果の見える化、システム導入後の投資効果の検証、継続的改善などに取り組んでいます。このような取り組みを積み重ね、企業価値向上のお手伝いをすることで、日本経済を盛り上げていくことにも貢献できるのではないかと考えています。

 

―― 実際にラインアップしているサービス内容は。

 

柿崎 現時点ではコンサルティング サービス、IT ソリューション サービス、プロジェクト マネジメント サービスをラインアップしています。また当社には、プロジェクト サービス企業に関する豊富な経験とメソッドがあります。たとえばソフトウェア開発会社や建設会社、広告会社などで、当社のノウハウを活かせるはずです。

 

 

Microsoft Dynamics 365 を選択した理由と開発手法

 

―― 2017 1 月にはプロジェクト サービス企業向けに、Microsoft Dynamics 365 のコンサルティングから導入/開発、保守/運用までをトータルで支援する、「プロジェクト サービス企業ソリューション」の提供を開始しています。ホームページでも Microsoft Dynamics 365 を強く押し出していますが、これはなぜですか。

 

0403-2柿崎 実は Microsoft Dynamics Online には、2013 年ごろから注目していました。これからは間違いなく、CRM や ERP もクラウド サービスとして利用するのが、あたり前の時代になると確信していたからです。2016 年 11 月には、ERP と CRM を統合した新しい統合業務サービスとして「Microsoft Dynamics 365」が発表されましたが、これはまさに当社が待ち望んでいたものでした。

 

―― 他社のクラウド サービスと比べた時の優位性はどこにあるとお考えですか。

 

柿崎 ERP や CRM、プロジェクト マネジメントなど、幅広い領域をカバーするクラウド ソリューションを提供できる点です。これによってお客様の幅広いご要望にお応えできます。またマイクロソフトがクラウド分野で、強いブランド力を持っていることも大きな魅力です。たとえば Microsoft Office 365 は既に数多くの日本企業が採用しており、Microsoft Dynamics 365 ならこれと連携したソリューションの実現も容易です。また Power BI と組み合わせることで、プロジェクトの見える化も可能になります。

 

―― それらの中で、特に得意としている領域はどれですか。

 

柿崎 当社では 2016 年夏から、Microsoft Dynamics 365 のプロジェクト管理ソリューションである「Microsoft Dynamics 365 for Project Service Automation」への取り組みを開始しており、この領域における知見を蓄積しています。このモジュールを使いこなしている企業はまだ少ないようですが、プロジェクト サービス型でビジネスを展開している企業にとって、これは大きな威力を発揮するものだと評価しています。

 

―― Microsoft Dynamics 365 でシステムを構築するうえで、特に配慮していることはありますか。

 

柿崎 まずコンサルティングの段階で、サービス開始時点で必要な機能と、その後から段階的に追加すべき機能を、明確に選別しています。その上で、初期導入段階ではスコープ全体の 70% 程度を実装する形でシステムを作り、実際のシステムを使っていただきながら継続的に機能を拡張していく、というアプローチを採用しています。従来のウォーター フォール型の SI では、上流工程で要件定義などのドキュメントを作成し、その後で実装とテストを実施、最終的にすべての機能を一気に提供する形が一般的で、最初の画面にユーザーが触れるまで 8 10 か月程度かかってしまいます。しかしユーザーの本心からの要望は、実際のシステムを使っていただかないとなかなか出てきません。その結果、ムダな機能を実装してしまったり、ユーザーが求める使い勝手が実現できていない、といった問題が生じやすくなります。これに対して当社では、まず 70% でいいので短期間でシステムを提供し、その後で継続的にデプロイを繰り返すことで、投資効果を高めるようにしています。

 

 

特別協業プログラムの活用について

 

―― Microsoft Dynamics 365 の特別協業プログラムも活用していますね。

 

0403-3柿崎 2016 年 11 月に開催されたセミナーに参加して、その後すぐに「Microsoft Dynamics Partner Starter Program」に申し込んでいます。発表されてから間もないサービスなので、当初はビジネスの主軸に据えるのはリスクがあるかもしれないと考えていました。しかしこのプログラムで手厚くサポートしていただくことで、2017 年 1 月に提供を開始した「プロジェクト サービス企業ソリューション」の開発を、スムーズに進めることが可能になりました。

 

―― 具体的にどのようなサポートを受けていますか。

 

柿崎 Microsoft Dynamics 365 に関する問い合わせに対し、タイムリーにお応えいただいています。また当社は開発系の人間が立ち上げた会社なのでマーケティングはあまり得意ではないのですが、この分野に関するアドバイスをいただけたことも助かっています。さらにマイクロソフト アクション パックも活用しており、年額 42,000 円で Microsoft Dynamics 365 と Office 365 E3 の機能をすべて利用できるようになっています。資金に余裕がないスタートアップにとって、これはとても助かります。他社ではもっとコストがかかります。

 

―― 御社は CSP (クラウド ソリューション プロバイダー) にもなっていますね。CSP のビジネス モデルについてどのように感じていますか。

 

柿崎 月額課金で利用できるためお客様が導入しやすく、当社にとってもビジネスを進めやすいモデルだと感じています。また月単位で人数分の料金を払えばいいため、成長過程にある企業が小さく始めて、必要に応じて拡張していくのも容易です。

 

―― 「プロジェクト サービス企業ソリューション」は提供開始からまだ 1 か月程度ですが、もうお客様はいらっしゃいますか。

 

5柿崎 はい。社名は出せませんが、あるベンチャー企業への導入が進んでおり、2017 年 4 月にはカット オーバーする予定です。この企業は毎年著しい成長を遂げており、これに合わせてバック オフィスを充実させることが大きな課題になっていました。当社はまずサンド ボックスの環境でデモをお見せしてお客様のニーズをお聞きし、毎週のように改善を繰り返しながらシステムを作り上げていく、という作業を進めています。基本的にはスクリプトなどによるコーディングは行わず、Microsoft Dynamics 365 の標準機能のカスタマイズだけで、お客様のご要望にお応えするようにしています。

 

 

今後の展望

 

―― 売上目標は設定していますか。

 

柿崎 当社の売上よりも、お客様の満足度の方を優先しながら、ビジネスを拡大していきたいと考えています。現在は Project Service Automation をベースとしたソリューション提供を行っていますが、今後は CRM ERP へも領域を広げていく予定です。

 

―― その後の将来構想は。

 

柿崎 IoT Suite や Machine Learning など、Microsoft Azure 上で提供されている機能も連携させ、業務効率化の実現だけではなく、お客様と共に新たなサービスを作るパートナーになることも目指していきます。また他の IT 企業との協業も積極的に進めていきます。クラウドでおもしろいことをやりたいという方がいらっしゃれば、ぜひお声がけいただきたいと思います。

 

―― 御社のような企業はまだ少ないので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。本日はありがとうございました。

 

6

 

株式会社ROITパートナーズ

2016 年 5 月に設立されたビジネス ソリューション企業。Microsoft Dynamics 365 を積極的に活用し、低コストで拡張性のあるソリューションを提供しています。また IT パートナーとして構想作成から導入、運用までをトータルでサポート。顧客企業のビジネス課題解決を強力に支援しています。

 

 

 

Skip to main content