Azure Media Services と Azure IoT Suite を理解する【2/5 更新】


(この記事は 2016 年 12 月 9 日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 Understanding Azure Media and IoT Services の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

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今年の夏、私は Azure の世界をパートナー様の視点から捉えた記事を書き始めしました。絶えず拡大し続ける Azure プラットフォームには、こちらの全体像 (英語) にまとめられているとおり、さまざまなカテゴリのサービスが揃っています。最初に公開した Azure のセキュリティ オプション (英語) の記事では、お客様各社が最も懸念している問題についての概況をご紹介しました。その次の記事では、ファスト データ (英語) の概要を説明し、関連する Azure の「分析」カテゴリのサービスをご紹介しました。

今回は、Azure の「メディア、IoT、インテリジェンス」のカテゴリのサービスについてご紹介します。それぞれのサービスは、タイプの異なるお客様にさまざまな価値を提供するものではありますが、マイクロソフト パートナー様にすべての Azure サービスに関する基本的な知識を身に付けていただくことで、お客様が最適なソリューションを見つけるお手伝いができるものと考えます。

 

Azure Media Services

概要

Media Services は、動画に関連する幅広い問題を解決するサービスです。

対象ユーザー

  • アプリ開発者: ユーザー間での動画の共有を可能にします。
  • 放送事業者や商業クリエイター: ユーザー エクスペリエンス全体を制御しながら視聴者に直接コンテンツを配信できます。
  • 政府機関や企業: 従業員に向けて録画された会議やトレーニング資料といった「動画ドキュメント」を安全にストリーミング配信できます。

メリット

モバイルの普及と Adobe Flash の衰退により、インターネット上の動画配信の世界は大幅に複雑になり、さまざまなデバイス、サイズ、帯域幅との互換性を確保するためにコンテンツの各パケットを「エンコード」する必要が生じています。Media Services を利用することで、それをお客様自身が行ううえで必要となるトレーニング、時間、費用といった先行投資が不要になります。

詳細情報

Azure Media Services の実際の動作を確認するには、組み込みの Azure Media Player のデモ (英語) をご覧ください。サービスの詳細については概要ページをご覧ください。

 

Azure IoT Suite

概要

Azure IoT Suite は、モノのインターネット (IoT) が展開された新しい世界を実現する、構築済みの管理ソリューションを提供します。IoT が扱う「モノ」は何であってもかまいませんが、インターネットに接続されていること以外に共通する特徴は、その多数の「モノ」に対してお客様が準備をしておく必要があるということです。基本的に「多数の」というフレーズを含む IT ソリューションをゼロから作成することは困難です。Azure IoT Suite を利用することで、導入直後からスケーラビリティを確保できると共に、先行投資を最小限に抑えられます。Azure IoT Suite には、Azure IoT Hub が含まれます。

対象ユーザー

  • ハードウェアのスタートアップ企業やメーカー: 物理的なスマート製品の新たなカテゴリを生み出せます。
  • 企業: 接続されたデバイスの社内での利用の管理と監視が可能です。
  • 開発者: 既にインストールされている IoT に付加価値サービスを提供できます。

メリット

たとえば、製造業のお客様であれば、接続されたセンサーを新たに展開して製造ラインの不具合を監視するケースがあるでしょう。ライフ サイエンス業界のお客様であれば、接続された実験機器を新たに展開して製剤試験プロセスを自動化するケースも考えられます。そうしたデバイスには、おそらく、検出された不具合に関するアラートや分光分析で生成されたレポートのような、目玉となる機能が組み込まれているでしょう。ただし、二次データに対する付加価値のある分析機能が備わっていない可能性もあります。そのような状態では、不具合に関するアラート以外の測定値の経時的な傾向から将来の不具合を予測したり、設置場所ごとのバッテリ残量を経時的に確認して保守の予定を立てたりすることは不可能です。Azure IoT Suite は、こうしたケースを含む多数のシナリオをサポートします。

詳細情報

Azure IoT Suite の詳細については、予測型メンテナンス機能のデモと共に紹介する導入事例 (英語)水道事業者の導入事例 (英語) をご覧ください。

 

 

Azure Event Hubs

概要

Event Hubs は、Web サイト、アプリ、IoT デバイスから毎秒何百万ものイベントを取り込み、それを収集、分析、アクション、レポート作成を行う適切なサブスクライバーに転送するように設計された開発者向けサービスです。このサービスは、ファスト データ (英語)、IoT、Data Lake (英語) ソリューションに関連します。

対象ユーザー

Event Hubs が対象とするユーザーは、大量のリアルタイム データ (「イベント」) を生成するソリューションを所有し、そのデータを LOB アプリケーションが効果的に処理できるようにルール ベースの条件によって分類する必要のあるお客様です。

メリット

このサービスを使用することで、特定のアプリケーションと特定のデータ ソースを 1 対 1 で永続的に接続することなく柔軟なデータ処理モデルを作成できます。このモデルでは、データを収集するアプリケーションをデータ ソースのサイズに応じた規模のインフラストラクチャ上でホストします。ハブを作成すると、データを収集する各アプリケーションに適切なデータを柔軟に送信できるため、アプリケーションでのデータ処理要件の複雑さが軽減されます。

詳細情報

詳細については、Azure Event Hubs の基礎チュートリアル (英語) をご覧ください。またこちらのページ (英語) では、Microsoft Azure Service Bus と Event Hubs を使用したメッセージングの実際の事例を紹介しています。

 

Azure Cognitive Services

概要

Cognitive Services は、Cortana Intelligence Suite に含まれるサービスであり、言語、音声、検索、画像、提案といった高度な機能をエンタープライズ アプリケーションまたは商用アプリケーションに組み込むための一連のインターフェイスを提供します。

対象ユーザー

主な対象ユーザーは、作成したアプリケーションに次世代の HMI (ヒューマン マシン インターフェイス) を組み込む必要があるアプリケーション開発者です。

メリット

わずか数年前は、Cognitive Services によって実現されるアプリケーションの機能は、平均的な開発者にはとうてい手の届かないものであり、SF の世界のような話でした。現在では、簡単なサービス呼び出しにより、ガレージでアプリを開発しているような個人ユーザーから企業のシステム アーキテクトまで、だれもがソリューションに顔認識、言語翻訳、直接の音声コントロールなどの画期的な機能を組み込むことができます。

詳細情報

Cognitive Services を利用しているアプリケーションのギャラリー (英語) をご覧ください。利用可能なすべてのインターフェイスの概要は、こちらからご確認いただけます。

この記事で紹介したサービスは、それぞれが既存のビジネスのさまざまな課題を解決します。組み合わせて利用すれば、Azure サービスの可能性はいっそう広がり、単に課題を解決するだけでなく、これまで考えられなかったような方法でお客様に新しい価値をもたらします。

皆様の企業では、新しい方法でビジネスを成長させお客様のニーズを満たすために、どのように Azure を使用していますか。ぜひページ下部のコメント欄で他のパートナー様にも皆様の利用方法をご紹介ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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