2016 年のモバイル ビジネスにおいて予想される 5 つのトレンド 【4/17更新】


(この記事は  2016 年 2 月 29 日にMicrosoft Partner Network blog に掲載された記事 Five important mobile business trends to watch in 2016 の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

Alex

 

私は、朝起きるとまずスマートフォンをチェックします。

毎朝、ベッドから出る前にメールを読み、プライベートのソーシャル ページをチェックします。会議中であろうと外出中であろうと、PC と同じくらいの頻度で一日中スマートフォンを見ているので、おかげで寂しい思いをすることはありません。現在のモバイル ファースト、クラウド ファーストの世界において、モバイル ワーカーやリモート ワーカーは、いつでもどこからでも最新のファイルにアクセスし、ネットワークに接続し、チーム メンバーと共同作業ができることを望んでいます。

このニーズはかつてないほど高まっていて、モバイル研究企業の Strategy Analytics (英語) によると、全世界のモバイル ワーカーの数 (英語) は 2014 年の 13 億 2,000 万人 (世界の労働人口の 37%) から 2020 年には 17 億 5,000 万人 (世界の労働人口の 42%) に増加することが予想されています。

これはつまり、保護機能と管理機能を備えた最高級のモバイル生産性ソリューションを求めるお客様がさらに増えつつあるということです。しかし、既存のソリューションを活用したり新しいツールを作成してお客様のニーズに対応するよりも前に、まずお客様が何を求めているか、問題をどのようにして解決しようとしているかを把握する必要があります。

そこで、マイクロソフトは ModernBiz (英語) を作成しました。

 

ModernBiz (英語) では、業界のエキスパート、日ごろお世話になっているマイクロソフト パートナー様、お客様を対象に行った調査に基づいて、お客様が場所を選ばず効率的に業務を行い (英語) 目標を達成できるように支援するために必要な情報やリソース、ヒントを提供しています。

今回は、市場におけるモバイルの現状にまだあまり馴染みのない方やさらに理解を深めたい方のために、モバイル ビジネスに関する最新の市場トレンドをご紹介します。

 

1. 大規模企業や中堅中小企業で BYOD (個人所有デバイスの業務利用) プログラムが浸透

ほとんどのユーザーは、個人用メールをチェックしているデバイスから、仕事用のデータにもアクセスしたいと考えています。こうしたニーズを受けて、世界中の IT 部門は、大きな課題に直面しています。増え続ける BYOD デバイスと、社内全体で使用されている企業所有デバイスを管理し、そして何より安全に保護しなければならないのです。

 

BYOD トレンドの最先端に位置しているのは、中堅中小企業です。ワイヤレス通信やモバイル通信のコンサルティング会社である iGR (英語) の調査によると、2013 年以降米国の中堅中小企業の約 62% が公式に BYOD ポリシーを定めている (英語) ことがわかっています。

 

マイクロソフト パートナーの皆様は、マイクロソフトのソリューションを使用すると、クラウド環境とオンプレミス環境の両方のモバイル デバイス管理 (MDM) とモバイル アプリケーション管理 (MAM) (英語) を 1 つのコンソールから完全に実施できるため、複雑な管理作業を最小限に軽減できます。

 

2. モバイル マルウェアによって、セキュリティ問題が深刻化

今年のサイバー セキュリティに関する注目すべき話題をご紹介した以前のブログ記事 (英語) でも述べたように、2016 年にはモバイル デバイスを標的としたサイバー犯罪が倍増し、マルウェアに感染したアプリを通じて多数の攻撃が行われると考えています。たとえば、Kaspersky Lab マルウェア対策研究グループが公開したモバイル ウイルスの状況に関する年次レポートによると、モバイル デバイス ユーザーをねらうマルウェアの数は 2015 年に 3 倍に増加しました (英語)。このレポートには「2015 年で最も危険性の高い脅威は、感染させたデバイスから無制限にアクセス許可を取得するランサムウェアや、金融機関をねらったマルウェアなどのデータ窃盗プログラムだった」と記載されています。

 

さらに、前述のサイバー セキュリティに関するブログ記事で述べたように、世界で最もモバイル ユーザー数が多い中国では、モバイル デバイス上のマルウェアが大きな問題になると見られています。清華大学、マイクロソフト リサーチ、中国科学技術部による共同研究 (英語) の結果、中国国内のアプリ ストアで入手できるアプリのうち、安全なものは全体の 4 分の 1 しかないことがわかりました。

 

これをビジネス チャンスとして活かし、お客様がモバイル デバイス上の機密データを常に安全に保護できるように、Enterprise Data Protection や BitLocker などの組み込み型の暗号化機能を提供しましょう。詳細については、ModernBiz キャンペーンの一環として公開されているビジネスの保護 (英語) のリソースをご覧ください。

 

3. 販売およびマーケティングの自動化ソリューションもモバイルに

販売およびマーケティングの自動化ツールをお使いの皆様は、同様のソリューションをモバイル アプリでも利用したいと考えています。これらのアプリには、日常的な業務活動をすばやく完了できるように、コンテキストに応じたニュースやソーシャル データ、タスク フローを提示する機能が求められます。今後は、わかりやすい自然言語の音声コマンドによって新規レコードの作成、会議のスケジュール設定、リマインダーの設定、情報検索を行えるようなアプリが大きく成長することでしょう。

 

このような機能を提供するソリューションの代表的な例がモバイル CRM です。モバイル CRM が戦略的にどのような優位性を持つのか、売上拡大や営業サイクルの短縮、情報収集にいかに役立つ性質を備えているかなど、詳細についてはマイクロソフト パートナーの Able Bridge が作成したインフォグラフィック (英語) を参照してください。

 

4. デスクトップとモバイルの両方に、慣れ親しんだエクスペリエンスが求められる

テクノロジの購入は、これまで IT 部門のみが請け負っていましたが、現在ではテクノロジを使用している部署のビジネス意思決定者 (BDM) が担当するようになりつつあります。ビジネス意思決定者は、スマートフォン、タブレット、PC のあらゆるデバイスで一貫したアプリケーション エクスペリエンスが提供されること、ユーザーの設定やデータ、アクセス許可などが複数のデバイス間で変わらずに整合性が保たれることを望んでいます。

 

優秀な共同作業機能やコミュニケーション機能、エンタープライズ クラスのセキュリティ機能を備え、企業所有と個人所有の両方のデバイスを十分に管理できるソリューションでなければ、シームレスなエクスペリエンスが実現されているとは言えません。そこでお客様にぜひアピールしていただきたいのが、使い慣れた Office エクスペリエンスを Windows、iOS、Android といった各種のモバイル プラットフォームやデバイスで使用できる Office 365 と Office Online です。自社でパッケージド IP を開発する場合には、お客様が既に使用しているプロセスやテクノロジと統合できるようにして市場に投入しましょう。

 

5. モバイル IoT から得られるビッグ データでチャンスを拡大

モノのインターネット (IoT) という言葉を耳にする機会は日々増加していますが、2016 年には、さらに多くの物理デバイスがネットワークで相互に接続され、データの収集や通信が行われるようになります。実際、Gartner は 2016 年末までに 64 億台の IoT デバイスが使用 (英語) されると予想しています。この数はさらに指数的に増加し、2020 年にはなんと 208 億台に達する見込みです。しかし、これは各社にとっては諸刃の剣と言えるでしょう。従来よりも多くの顧客データを得られるようになりますが、それと同時に、その膨大な情報を処理しきれなくなることも考えられます。

 

McKinsey では、モノのインターネット (IoT) は世界的に年間 11 兆 1,000 億ドルの経済価値を生み出す (英語) との試算を発表しています。この経済価値は、生産コストの削減、サービスなどの分野での効率向上、従来では考えられなかったまったく新しいビジネス チャンスの創出などを通じて生み出されます。モバイル IoT がもたらす膨大なチャンスをつかむには、クラウド ベースの Azure IoT Suite がお勧めです。Azure IoT Suite は一般的な IoT シナリオに対応する事前構成済みのソリューションであり、これを活用すれば、雑多なデータを取得して分析し、お客様のビジネス変革に役立てることができます。

 

 

モバイル ビジネスのトレンドについてご理解いただけたら、さっそく実践に活かしましょう。皆様のソリューションを市場に投入して、お客様が場所を選ばず効率的に業務を行える (英語) ようにサポートしてください。

ぜひマイクロソフトの ModernBiz (英語) で公開されているメール テンプレートやデザイン テンプレート、営業用プレゼンテーションなどのリソースを使用して、皆様がこの分野で専門知識を持っていることを新規や既存のお客様に対してアピールし、ソリューションを売り込み、協力してビジネスを推し進めましょう。

 

Skip to main content