重要性を増すセキュリティ: 新たなビジネス チャンスの到来【1/7更新】


(この記事は 2015 年11 月 19 日に Microsoft Partner Network Blog に掲載された記事 Talking Security: seizing the opportunity の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)


インターネットの利用者ならだれでも、デジタル セキュリティが常に重要な課題であると認識しているでしょう。ハッカーの活動が高度になり、ますます組織化され、資金源が増えただけではなく、ビジネス ユーザーがモバイル化に伴い私物のデバイスを仕事に活用するようになったことで、あらゆる場所でセキュリティの必要性が増しています。このようにセキュリティは顧客企業にとって大きな課題である一方、パートナー様にはビジネス チャンスをもたらします。
7 月の Worldwide Partner Conference で行われた Brad Smith の基調講演 (英語)に刺激を受け、私はパートナー様の顧客にとってセキュリティがどのような意味を持つのかについて改めて考えました。顧客はセキュリティ ソリューションを求めていますが、それ以上に、信頼できるソリューション プロバイダーを求めています。さらに、クラウド内の企業コンテンツへのアクセスに関して透明性と管理性を求めています。
CEO の Satya Nadella のスピーチや、Brad Smith らが公開しているブログ記事からもわかるように、マイクロソフトにとってセキュリティは単なる優先事項ではなく、喫緊の課題です。マイクロソフトは、パートナー様が最善のサービスを提供できるように、顧客がさらに細かく企業データを管理できる新機能を導入しました。

 

顧客が抱える課題
マルウェア対策: 顧客企業では、従業員の個人所有デバイスも含め、多くのデバイスを使用しています。そのすべてのデバイスからマルウェアをシャットアウトしようとすることは IT チームにとって至難の業です。ウイルスやスパイウェアは常に変化し、ネットワーク経由で新たな脅威が絶え間なく出現します。ハッカーよりも先回りして、生産性、共同作業、アクセスを維持するのは、並たいていのことではありません。

企業の ID とデータ アク御:セスの制御: 組織では、機密データに適切なユーザーのみがアクセスできるように制限することが重要です。また、従業員の離職時に権限を取り消したり、PC の紛失時や盗難時にデータを安全に保護したりする必要があります。

リモート接続のセキュリティ保護: 今日、人々はあらゆる場所で仕事をこなしています。訪問先、自宅、カフェなども例外ではありません。さまざまなデバイス間、ユーザー間、システム間できわめて多くの機密情報がやり取りされています。セキュリティ対策の不十分なネットワークを利用する場合もあり、保管中および転送中のデータの保護が不可欠です。

 

顧客との対話の促進
パートナー様のソリューションによってリスクをいかに防げるかを顧客に理解してもらうには、まずリスクそのものについての理解を促すことが鍵になります。そのための重要な話し合いに向けて準備を整えられるように、マイクロソフトはパートナー様をご支援します。

ビジネス全般に言えることですが、セキュリティに関して、すべての企業に適した万能なソリューションはありません。その代わり、顧客の脆弱性評価を基に、独自の最適なソリューションを構築することはできます。ModernBiz キャンペーンのページの「ビジネスの保護」セクションで、顧客との話し合いに役立つさまざまなリソースを提供しています。

 

パートナー様のビジネス チャンス
顧客のニーズを把握できたら、顧客に最適な保護機能を備え、最も安心を与えられるソリューションを見極めなくてはなりません。

マルウェア対策: Office 365 と Azure は業界で最も高度なマルウェア対策機能を備えており、更新プログラムの適用は自動化されています。このマルウェア対策を Windows 10 の新しいセキュリティ機能と組み合わせることで、業界トップ レベルの包括的な保護環境を実現できます。

• Windows 10 では Windows Defender と Windows ファイアウォールがアップデートされ、不要なソフトウェアをスキャンして隔離する機能がさらに強化されました。Windows 10 の強力なセキュリティの詳細については、ModernBiz ページの「Safeguard your business」のプレゼンテーション (英語)を参照してください。
Device Guardはトラスト ブートと連動し、信頼できるソフトウェアのみをダウンロード可能にします。
Credential Guard を使用すると、実行中のオペレーティング システムから切り離されたハードウェア ベースの環境で資格情報を保護できます。
• さらに、マイクロソフトのクラウド & エンタープライズ部門は、Microsoft Intune の機能拡張など、顧客企業の従業員に不可欠な、アプリとデバイスを管理するための各種セキュリティ ソリューションの提供に取り組んでいます。Azure セキュリティ センターを通じて可視性を高めることで、短時間で高度な脅威を検知して、的確な措置を講じられるようになりました。

 

適切な ID とアクセスの確立
• Microsoft Passport と Windows Hello は Windows 10 が備える多要素認証の機能です。より安全かつ便利なパスワードの代替手段を見つけるという、マイクロソフトのミッションに取り組む一環として開発されました。Microsoft Passport の柔軟な 2 要素 ID では、デバイスのほかに生体認証または PIN を使用します。Windows Hello では、指紋や虹彩のスキャンといった生体認証を使用してデバイスのロックを解除します。
• 間もなくリリース予定の Enterprise Data Protection では、企業データと個人データを切り離してコンテナー化することにより、企業データを保護します。現在、多くの顧客企業にてこの機能のテストを実施している最中であり、近いうちに Windows Insider Program ご参加の皆様に公開予定です。
• クラウドに移行するアプリケーションの増加に伴い、企業データの保護の必要性も高まっています。そこで、先日新たにクラウド アクセス セキュリティの販売会社である Adallom を買収しました。これにより、アプリケーションへのアクセスに関する可視性と管理性を維持していくことが可能になります。

セキュアなリモート接続: エスプレッソを飲むならカフェは絶好の場所ですが、セキュアなインターネット アクセスとなると最適とは言えません。一方、外出先でデータとビジネス アプリケーションに接続しなければならない従業員は少なくありません。企業は、組織の情報とシステムを保護しながら、アクセス手段を確保する必要があります。Windows 10 では VPN ソリューションが強化され、セキュリティへの配慮とリモート ワーカーの生産性とのバランスを企業側で調整できるようになりました。
さらに、SQL 2016 の Always Encrypted テクノロジを使用し、保管中や転送中のデータを保護することで、顧客が求める包括的なセキュリティ ソリューションを提供できるようになります。

 

ビジネス チャンスの到来
Ponemon Institute (英語) は最近、11 か国 350 社を対象としたアンケート調査の結果を公開しました。いずれの企業も過去 1 年以内にセキュリティ侵害の被害にあっています。ビジネス上の機会損失、顧客離れの拡大、新規顧客の開拓コスト、およびブランド評価の低下などをすべて含めると、データ侵害による損失は平均で 379 万ドル* にのぼります。
セキュリティ脅威への対策が、これまで以上に急務となっていることは明らかです。そして当然ながら、顧客もソリューションを必要としています。適切なソリューションを提供し、顧客の課題解消をサポートすることで、信頼できるアドバイザーとしての立場をさらに確実なものとしてください。
* CSO Online (英語)、2015 年 5 月 27 日:「Ponemon: Data breach costs now average $154 per record (Ponemon レポート: レコードあたりのデータ侵害のコストは平均 154 ドルに)」

 

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