【パートナー事例】Microsoft Dynamics® CRM Online で代理店営業支援システムを構築~日立ソリューションズによる楽天生命導入事例の概要と、金融業界における Microsoft Dynamics CRM の存在意義【10/6 更新】


一言で CRM システムと言っても、ユーザー企業のニーズは多岐にわたっています。このような幅広い要望に対し、Microsoft Dynamics CRM の高いカスタマイズ性を活かしながら最適なシステムを提案しているのが、株式会社日立ソリューションズ (以下、日立ソリューションズ) です。最近では楽天生命の代理店営業支援システムを Microsoft Dynamics CRM Online で構築、マイクロソフトのパートナー アワードにもノミネートされています。

今回は日立ソリューションズの社員としてこの案件の提案活動を行い、現在は株式会社日立製作所 (以下、日立製作所) で同様の活動を続けている、株式会社日立製作所 情報・通信システム社の齋藤 佑介 氏、新家 隆秀 氏、鎌田 裕司 氏に、楽天生命の案件概要や Microsoft Dynamics CRM Online 採用の理由、金融業界における CRM へのニーズ、クラウド シフトの状況などについてお話をお聞きしました。

HS1

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
金融システム営業統括本部
金融営業第二本部 第一部
主任
齋藤 佑介 氏 (写真右)

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
金融システム事業部
金融システム第四本部
第五部
主任技師
新家 隆秀 氏 (写真中央)

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
金融システム事業部
金融システム第四本部
第五部
鎌田 裕司 氏 (写真左)

 

楽天生命の Microsoft Dynamics CRM 導入案件の概要

まず楽天生命の Microsoft Dynamics CRM Online 導入案件についてお教えください。

 これは楽天生命様の代理店営業を支援するシステムの構築案件で、2013 年に提案を開始しました。当初は別のパッケージによるシステム構築をお勧めしていましたが、お客様と話を詰めていく過程で多岐にわたるニーズがあることがわかり、パッケージ ベースではカスタマイズ量が大きくなってしまうことが判明しました。そこで 2014 年 11 月に、Microsoft Dynamics CRM をベースにした提案に変更。採用を決定し、2015 年 8 月から第 1 フェーズの運用が始まっています。

 

 

 

日立ソリューションズでは以前から Microsoft Dynamics CRM を取り扱っていたのですか。

お客様が求めるソリューションの 1 つとして、以前から扱っていました。製造業や流通業向けでは、Microsoft Dynamics CRM でシステムを構築した案件も少なくありません。また 2014 年 4 月には、日立ソリューションズは米国の Customer Effective 社を買収しています。同社は金融業界を対象にした Microsoft Dynamics CRM の専業企業であり、多くの SI 事例を持っています。もちろん今回の案件ではお客様のご要望を満たすために Microsoft Dynamics CRM を選択したわけですが、Customer Effective の経験やノウハウを活かしていこうという機運は、日立ソリューションズ社内でも高まっていました。

 

Microsoft Dynamics CRM が採用された理由

楽天生命案件のご要望を、なぜ Microsoft Dynamics CRM が満たせると考えたのですか。

他の一般的なパッケージに比べて、カスタマイズ性がきわめて高いからです。Microsoft Dynamics CRM はパッケージというよりも、プラットフォームと言うべき製品だと思います。楽天生命様の案件では業務フローが特殊なので、ここをしっかり作りこむ必要がありました。他のパッケージでは膨大な開発工数が必要になりますが、Microsoft Dynamics CRM であれば少ない工数で対応できます。

金融業界の顧客情報管理へのニーズは、特殊なものが多いのでしょうか。

 そうですね、均一的なシステムでは対応できないケースが多いと感じています。ニーズはお客様によって異なっており、使いやすさに対する要求も厳しく、これまではほとんどの案件でスクラッチ開発が行われてきました。そのため開発量が多くなり、システム コストもかさんでしまうという問題が生じています。またシステムが巨大になってしまうため、サブ システムに分けて開発を行う結果になり、同じような顧客情報が複数のサブ システムに分散してしまうことも大きな問題でした。最近ではこれらを統合的に管理していきたいというニーズも高まっています。このようなニーズに対応するうえで、Microsoft Dynamics CRM の存在は大きな意味を持っていると思います。

 

金融業界におけるクラウド シフトの状況

ところでクラウド シフトは金融業界でも進んでいるのですか。

クラウドを意識したご要望は確かに増えています。しかし金融業界では現在でも、オンプレミスを前提にしたシステム構築が主流です。実は楽天生命様の案件でも、最初はオンプレミスの Microsoft Dynamics CRM を提案していました。

今回はなぜオンライン版を採用したのですか。

開発期間に制約があり、その間に楽天生命様の本社移転も予定されていたため、機器調達および設置から開始したのでは間に合わないと判断したからです。オンライン版なら機器調達と設置の必要がなく、どこからでもアクセスできるため、本社移転の影響も最小化できます。またマイクロソフトのクラウドは日本国内にデータセンターが設置されており、バックアップ サイトも国内にあります。金融機関にとって国内にデータが存在することは、システム構築時の重要要件の 1 つですが、Microsoft Dynamics CRM Online ならこの要件も満たせます。さらに 2015 年 3 月には、マイクロソフトの国内データセンターを見学させていただきました。これによってお客様も、堅牢な情報保護が実現されていることを実感されたようです。

今後も他の案件では、オンプレミスでの提案がメインになりそうですか。

 お客様のご要望に応じて使い分けていく、というアプローチになると思います。どうしても顧客情報を社外に出したくないのであればオンプレミスで Microsoft Dynamics CRM を導入、プライベート クラウドで運用したいのであれば日立グループのクラウドに Microsoft Dynamics CRM を導入、パブリック クラウドで問題ないのであれば Microsoft Dynamics CRM Online という選択が考えられます。たとえば膨大な顧客情報をビッグ データとして活用したいのであれば、オンプレミスで運用するのはたいへんなので、その部分だけ Microsoft Dynamics CRM Online を活用するという方法もあると思います。オンプレミス、プライベート クラウド、パブリック クラウドのいずれにも対応できる選択肢の広さも、Microsoft Dynamics CRM の魅力の 1 つです。またオンプレミスからオンライン、あるいはオンラインからオンプレミスへと移行した場合でも、情報資産をそのまま活かせます。

 

今後の展望とマイクロソフトへの期待

今後のビジネス展開についてお教えください。

現在、既に 3 社のお客様に Microsoft Dynamics CRM の提案をしています。いずれのケースでも、オンプレミス/オンラインの両方を視野に入れながら、お客様に最適なパターンを検討しています。

マイクロソフトに期待したいことは何かございますか。

楽天生命様の時にやっていただいたようなデータセンター ツアーを、ぜひ継続的に企画していただきたいと思います。また最近では他社製SFAからの移行案件などもありますので、他社SFAとの比較資料や、移行に関連するドキュメントも充実させていただければ助かります。マイクロソフトとは今後も緊密なパートナーとして、共に営業活動を進めていきたいと考えています。

 

ありがとうございました。

 


 

株式会社日立ソリューションズ
日立グループ 情報および通信システム事業の中核を担う IT 企業。「『日立精神』の下に、確かな技術と先進ソリューションの提供を通じ、お客様と地球社会の発展に貢献する」という企業理念を持ち、IT を活用した社会イノベーションを実現し続けています。

株式会社日立製作所
1910 年に創業、100 年を超える歴史を持つ日本最大の電機メーカー。社会や暮らしを支えるインフラ作りに力を注ぎ、エネルギー システムや水処理システム、交通システム、情報システム、健康管理/診断/治療技術など、幅広い分野で事業を展開しています。

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