【パートナー事例】Office 365 を日本企業にとってさらに便利なものに~ SI で培われたノウハウで「Cloud Power Up シリーズ」を新たにラインアップしたビービーシステムのクラウド ビジネス戦略とは 【8/25 更新】


日本独自の企業文化に対応した機能によって、Microsoft Office 365 をさらに便利なものにしたい。どこにも負けない機能をつくりたい。このようなコンセプトに基づき、ExLook や AddressLook などを提供し続けてきたのが、株式会社ビービーシステム (以下、ビービーシステム) です。2014 年にはこれらのサービスの拡充に着手し、2015 年 3 月までの間に 9 製品をラインアップした「Cloud Power Up シリーズ」を完成。さまざまな利用シーンをサポートし、Office 365 の利活用を高める取り組みをさらに加速しています。
今回は、ビービーシステム取締役 専務執行役員の國澤 宏一 氏と、ソリューション営業部 部長の斉藤 勝美 氏に、同社のクラウド ビジネスへの取り組みと戦略、主な製品の特長、今後の展望などについてお話をお聞きしました。

株式会社 ビービーシステム

取締役 専務執行役員

営業本部

プロダクト・サービス本部 本部長

國澤 宏一 氏 (写真右)

 

株式会社 ビービーシステム

営業本部

ソリューション営業部 部長

斉藤 勝美 氏 (写真左)

ビービーシステムのビジネス概要とクラウドへの取り組み

まず御社のビジネスの概要についてお教えください。

  私どもは、マイクロソフト テクノロジー に特化した独立系 ソフトウェア ベンダーであり、1988 年の設立当初から、アプリケーション開発やシステム構築を手掛けてきました。ビジネスの柱になっているのは、ソリューション ビジネスとプロダクト ビジネスです。
ソリューション ビジネスは、マイクロソフト社との提携で蓄積された高度な技術力と、国内外含め 1,500 件を超える多彩な導入実績に基づくナレッジを活かし、お客様のビジネスに最適な情報システムを構築し続けています。
一方、プロダクト ビジネスでは、高度な技術的ノウハウを活かすことで、マイクロソフト サーバー群がもたらすポテンシャルを最大限に引き出す高機能なアプリケーションを開発および販売しています。代表的な製品としては、Microsoft Exchange 上のメールや予定表に携帯電話やスマートフォンからアクセス可能にする ExLook、階層型アドレス帳 AddressLook などがあります。ExLook は 2000 年にリリースしてから既に 15 年の歴史があり、AddressLook もリリースから 1 年強で 18 万を超えています。また近年はクラウド サービスの提供にも力を入れています。

クラウド ビジネスにはどのように取り組んできましたか。

マイクロソフトが BPOS (Microsoft Business Productivity Online Services:Office 365 の前身となるサービス) の提供を開始したころから取り組んでおり、Microsoft Active Directory や Exchange、Microsoft SharePoint など、数多くのオンプレミスの経験を活かし、お客様のご要望に合わせたハイブリッド クラウドや、コミュニケーション基盤構築を行ってきました。ExLook もこのころにオンライン版をリリースしており、それに追随して 2011 年には AddressLook のオンライン版も提供開始しています。

「Cloud Power Up シリーズ」について

最近では Look シリーズのラインアップを拡充していますね。

 以前からも、ExLook と AddressLook、Web ブラウザー上でグループ スケジュールの作成と表示が可能な GroupLook を提供していましたが、2014 年 10 月から製品ラインアップの整備に着手、現在までに 9 製品で構成される「Cloud Power Up シリーズ」へと発展させています。

Cloud Power Up シリーズのねらいは何ですか。

日本企業の皆様に、Office 365 をより快適に、より便利にご利用いただくことです。Office 365 は単体でも非常に優れたサービスですが、グローバルで共通した機能を提供しているため、日本独自のニーズに対応していない部分もあります。ここをきちんと埋めていこうというのが、Cloud Power Up シリーズのコンセプトです。
たとえば Office 365 のアドレス帳は、人にフォーカスしたフラットな構成になっていますが、日本企業では「役職の高い人を上に表示する」「組織の並び順を重視する」といった文化があり、組織階層に応じた表示が必要です。AddressLook をご利用いただければ、このようなご要望にも対応可能になります。

他の製品にはどのような特徴がありますか。

「ResourceLook」 は Microsoft Exchange Online の機能をベースにした会議室予約システムですが、チェックインやチェックアウト、時間延長などを、会議室内に設置したタブレットで簡単に行えるようにしています。予約されていても一定時間チェックインされなければ、予約は自動的に解除されます。これによって「会議室が予約されているのに実際には使われていない」といった問題を解決できるようになります。
「MeetingLook」 は会議資料やコメント共有して会議を活性化するサービスですが、これは九州大学の学生のアイデアが元になっています。まずは、アカデミック向けに ClassLook というサービスをリリースした後、同じアイデアを企業向けにアレンジした企業向けサービスとして MeetingLook を用意しました。これは、大学での ICT 活用の仕組みが産業界で活用された好事例のひとつと言えると考えています。
シリーズの中で最後にリリースしたのが ContactLook です。Office 365 と Cloud Power Up シリーズに蓄積されたデータを横断的に検索し、人を探し出すことができます。相手を見つけた場合には、その時にコンタクトできるか否かも、Skype for Business (旧 Lync Online) のプレゼンス機能ですぐに確認できます。また Microsoft Dynamics CRM や Microsoft Project Server とも連携可能です。

マイクロソフトのクラウド サービスの魅力

なぜクラウドに力をいれるようになったのですか。

 オンプレミスからクラウドへのシフトは、逆らうことのできない大きな流れだと感じているからです。ExLook や AddressLook は現在でもオンプレミス版を提供していますが、お客様から問い合わせをいただくのは 9 割方オンライン版です。実際にお客様にとっても、クラウド シフトには多くのメリットがあります。コストや利便性を考えれば、中堅/中小企業は間違いなくクラウドへと移行すべきだと思います。大企業も間接コストを考えれば、少なくとも情報系はクラウドに移すべきです。

その中で、Office 365 の魅力はどこにありますか。

やはり企業向けシステムで長年培われてきた信頼性と実績です。特に大手企業 ~ 中堅企業のオンプレミス システムとして長年にわたって使われ続けてきました。それがクラウド サービスとして提供されることで、企業規模を問わず利用できることは大変魅力的です。現在は他のクラウド サービスを使っている企業も、セキュリティや保管データの安全性、コンプライアンスなどに配慮すれば、最後はマイクロソフトに戻ってくるはずです。また感覚的に使い始められるのに、その背後には奥深い世界があるのも、マイクロソフトの魅力です。

Cloud Power Up シリーズの提供は、どこで行っていますか。

Microsoft Azure 上で提供しています。オンプレミスでは準備に時間と手間がかかりますが、Azure なら使いたい時にすぐに使いはじめることができます。また Azure で開発を行うことで最新技術のノウハウも蓄積しやすくなり、その知識を他の開発案件で活かすこともできます。

今後の展望とマイクロソフトへの期待

今後のビジネス展望についてお聞かせください。

 これまでの Cloud Power Up シリーズは、パートナー様経由での販売や、弊社の SI 案件での利用が多く、ExLook のユーザー様も 8 割方は知名度の高い大企業です。Cloud Power Up シリーズに関するお問い合わせをいただき、その後 SI 案件へと発展していくケースも少なくありません。
今後はこのようなマーケットに加え、中堅/中小企業の市場も開拓していきたいと考えています。そのために今年 (2015 年) 6 月には「Usual Pack 365」という商品もリリースしました。これは、ビービーシステムが提供するすべてのオンライン サービスをパックにしたものであり、初期費用なし、1 ユーザー月額 365 円での利用を可能にしたものです。マイクロソフトとの協業に基づき、マイクロソフト経由でユーザー様に知っていただくという戦略を取っていきます。
Office 365 と Cloud Power Up シリーズの組み合わせに、機能面で勝てるサービスは現時点では存在しないと自負しています。そして Office 365 は今後、この市場で必ず勝ち残っていくと確信しています。私どもは今後も、日本企業に必要な機能を補完することで、Office 365 の利便性を高め続けていきたいと考えています。

ありがとうございました。

株式会社ビービーシステム

1988 年に設立された独立系ソフトウェア ベンダー。アプリケーション開発やシステム構築を続けながら、現在はクラウド時代に即したクラウド サービスの提供も行っています。変わり続けるビジネス スタイルに合わせて自社の強みを活かしたサービス提供を続け、マイクロソフト製品を利用する企業にとって最高のサービスを提供する No.1 企業を目指しています。

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