WPC 2015 におけるパートナーシップの事例【7/25 更新】


(この記事は 2015 年 7 月 14 日に Microsoft Partner Network Blog に掲載された記事 Evidence of partnership in action at WPC 2015 の翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

パートナー様は、マイクロソフトとの共通のお客様がさらに多くのことを達成できるようにあらゆる方法でサポートを行っており、私はその仕事ぶりにいつも感銘を受けています。オーランドで開催された Worldwide Partner Conference に出席したことで、その思いはいっそう強くなりました。パートナー様の事例についてこの耳で直接伺い、この目で確認することができたので非常に有意義な時間でした。展示フロアの「Evidence」エリアでは、パートナー様やそのお客様の事例が公開されています。今回はその中から、パートナー様がマイクロソフトのプラットフォームやツールを利用してどのようなソリューションを構築しているかを少しご覧に入れたいと思います。

 

Drive for Life

カナダでは、その他各国と同様、予防できる死亡理由のうち交通事故が高い割合を占めています。テクノロジによって公共の安全をさらに高めるにはどのような方法があるでしょうか。Drive for Life が提供している Windows ベースの運転講習プログラムでは、ドライバーが運転中に自分がどのような判断を下したか、そして何を誤ったかを理解できるので、安全運転の推進に一役買っています。

Drive for Life 社の CEO を務める John Williamson 氏によると、標準的な運転講習では交通ルールの遵守が主眼とされていますが、多くの事故は十分な情報に基づいて判断していないことが原因で発生しているのだそうです。このため、想定外の状況における脳の働きを理解してその知識を運転に応用する認知的なアプローチの方が、はるかに有効性が高いと言えます。同社の運転講習により、経験豊かなドライバーも含めて衝突事故の発生数が大幅に減少しています。

Williamson 氏は、マイクロソフトは他では得られないビジネス チャンスを与えてくれると述べています。同社では現在、Surface 3 の柔軟性や処理能力、画像品質を高く評価して運転講習に活用していますが、ほとんどの企業顧客が既に他のデバイスを導入しているため、Windows 10 に大きな期待を寄せています。Windows 10 なら、これまでとは違って開発に時間をかけることなく、Surface 3 以外のデバイスでも Drive for Life の製品を利用できるようになるからです。

このプログラムは、警察、消防、EMS (救急医療) の新しい職員を対象に、運転時のさまざまな状況における正しい対処方法を教えることを主眼としており、ユーザーは Surface 3 タブレット上で練習やゲームを通じて新たな対応を身に付けられます。ハンドルやペダルが備わったシミュレーターは巨大で輸送するのも一苦労です。その点、Drive for Life 社の画期的なアプリケーションは Surface 3 があれば講習を受けられるので、より多くの人に利用してもらうことができます。わくわくするようなテクノロジの活用法ですね。運転する機会が多い私にとっては、非常にありがたいイノベーションです。

 

富士通

もう 1 つ、すばらしいテクノロジの活用事例として、Human-Centric (人間中心) の IoT を謳う富士通の「UBIQUITOUSWARE」をご紹介しましょう。この IoT デバイス向け小型チップは非常に高速で、着用者の行動パターンを学習する複数のセンサーが搭載されており、行動や健康状態が急激に変化するとそれを検知します。たとえば、手首のセンサーによって、着用者がはしごを登るなどの正常な行動を行っていることが報告されたとします。不意の動作や想定外の動作が見られた場合は、着用者がはしごから落下している可能性があると通知され、その時点で適切な対応を取ることができます。また、健康状態を監視するセンサーによって、気温の上昇や活動によるストレスをモニタリングできます。GPS をフルに活用できない場所でも独自に開発したアルゴリズムで着用者を追跡可能です。過剰な肉体的ストレスがかかったときには、心拍計からアラートがトリガーされます。このチップは、ペットの行動レベルのモニタリングや、ドライバーのうたた寝を防止するためのモニタリングにも利用できます。このソリューションは Azure を基盤として構築されているため、大量の情報を格納して管理することが可能です。生活向上のためにテクノロジを活用した好例だと言えます。

 

Trek

Trek 社は「世界で最高の自転車を作る」という理念の下、1976 年に創業されました。最高の自転車を作るということは、5,000 の独立販売店にとって最高の自転車ブランドとなることが求められます。

Trek 社の CRM 管理者である Ben Edgren 氏によれば、同社は「マイクロソフト製品のかなりのヘビー ユーザー」なのだそうです。社内外の販売担当者が Dynamics CRM を利用しており、CRM のグローバル導入によって大きな成功を収めました。このソリューションを利用することで、顧客サービスを拡充させ、Web サイトやコール センターでの対応を追跡管理し、そのデータを利用して必要な専門スキルや在庫を持っている販売店と顧客をマッチングしています。

CRM から得た情報に基づいて、リソースを最も必要としているところに再配置することが可能になりました。また、かつては大量にたまっている未読メールをチェックするのに何週間もかかっていましたが、その内容や分野に詳しい担当者に割り振ることができるようになりました。「これまで数日かかっていたメール返信が、今では数分で済んでいます。また、Power BI を活用して、たとえばどの地域でどのような車種が売れているのかについて多方面の情報を入手し、その情報を基に重点分野をシフトできるようにもなりました」と Edgren 氏は言います。経営情報の大半を Trek 社が管理しているので、各独立販売店は本来の業務である「Trek 社製自転車を売ること」に専念できます。

 

Godiva

Godiva のチョコレートを口にしたことのある方なら、同社が至高の品質を第一としていることはご存じでしょう。7 年前、トルコ企業に買収され、自社データを新たなホストに移行する必要に迫られました。新たに導入したシステムは高価で管理にかなりの手間がかかっていたため、別のソリューションを探し始めたところ、Azure の低コスト、セキュリティ体制、柔軟性に大きな魅力を感じました。

そして、Godiva 社は Enterprise Mobility Solution の最新ソリューションによって、情報セキュリティを確保しながら、モバイル環境の整備、円滑な意思疎通、協業の促進を実現しました。200 億ドル規模を誇る米国チョコレート業界では熾烈な競争が繰り広げられていますが、常に最先端のテクノロジを搭載したツールやプラットフォームを利用できるため、同社は時間やリソースを惜しむことなく世界最高のチョコレート作りに注力できます。

「マイクロソフトは技術ロードマップを提供してくれるので、事前に計画を立てることができました。マイクロソフトこそ真のパートナーです。Azure プラットフォームを導入したことで、当社の機動性は大いに高まり、収益への道筋を見通せるようになりました。大幅なコスト削減も達成され、私たちが目指す未来に向けてスピーディかつ着実に歩みを進めることができています。そして何よりも重要な成果として、当社の競争力の中核を担う『最高のチョコレートを作ること』に再び全力を注げるようになりました」– Godiva Chocolatier インフラストラクチャ ディレクター Alex Neff 氏

パートナー様からは日々学ぶことしきりで、テクノロジを駆使して問題を解決する能力や試練を乗り越える力にはいつも驚かされます。私たちの生活や健康を改善するソリューションの実現を目指すパートナー様の取り組みに、今後も大いに期待しています。WPC 2015 の展示フロアにお越しの際は、ぜひ Evidence エリアにお立ち寄りください。他のパートナー様と交流したり、すばらしい製品の魅力を直に体感したり、貴重な機会となるはずです。他のパートナー様のクリエイティブな仕事ぶりを発奮材料にして、新たなイノベーションの実現に取り組んでいただければ幸いに思います。

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