【インタビュー】クラウド時代に求められる幅広い技術知識~認定トレーニングの活用で体系的なスキル獲得を【5/19 更新】


クラウドへのシフトやビッグ データの活用など、新たなトレンドが急速に進む IT 業界。ここで業務を遂行する IT 技術者にも、当然ながら新たなスキルが求められるようになっています。そのためにぜひ活用していただきたいのが、マイクロソフト認定ラーニング パートナー が提供するマイクロソフト認定トレーニング(有償)です。

それでは最近の技術トレーニングには、どのようなトレンドがあるのでしょうか。また技術知識をネットや書籍から自力で獲得する方法や、無償トレーニングの受講に比べて、有償トレーニングにはどのような利点があるのでしょうか。

今回は マイクロソフト認定ゴールドラーニングパートナー各社で活躍されている 4 名のキーパーソンに集まっていただき、技術トレーニングの現状や知識獲得へのアプローチ、有償トレーニングの価値などについて、お話をお聞きしました。

写真、左から

グローバルナレッジネットワーク株式会社

ラーニングサービス本部

ラーニングサービス第2部

部長

山本 晃 氏

エディフィストラーニング株式会社

ラーニングソリューション部

甲田 章子 氏

NECマネジメントパートナー株式会社

人材開発サービス事業部

シニアマネージャー

山崎 明子 氏

株式会社 富士通ラーニングメディア

ナレッジサービス事業本部

第二ラーニングサービス部

岡崎 佑治 氏

 

クラウドやビッグ データ関連でニーズ高まる技術トレーニング

本日はお集まりいただきありがとうございます。まず皆様の会社でどのような教育事業を行っているのか、簡単にご紹介いただけますでしょうか。

 山崎 NECマネジメントパートナーは、技術教育とヒューマン スキル教育の両方を手掛けております。NEC グループを対象にしたトレーニングも行っていますが、グループ外向けのものが 5 ~ 6 割を占めており、技術教育は 8 割がグループ外向けです。私どもの会社はマイクロソフト好きが多く、マイクロソフトの MVP アワードを 12 年連続で受賞した講師もいます。マイクロソフト関連の教育に力を入れており、製品系技術トレーニングのコースで最も多いのも、マイクロソフト関連のものです。

甲田 エディフィストラーニングも技術とヒューマン スキルの両方の教育を手掛けており、技術教育は複数ベンダーの技術をカバーしておりますが、やはり最も比率が高いのはマイクロソフト関連です。一番の強みはトレーナーのスキルが高い点です。MVP を受賞したトレーナーもおり、アワードも多数いただいております。

山本 グローバルナレッジネットワークは、ワールド ワイドでマイクロソフトのトレーニングを展開している会社です。日本法人はアジア地域の中心的な役割を担っており、シンガポールやマレーシアでもビジネスを行っています。世界同一基準/同一水準のトレーニングを提供している点が、最大の特長だと言えます。

岡崎 富士通ラーニングメディアは、マイクロソフトを含む総合的な教育コースをラインアップし、富士通グループやグループ以外のお客様に提供しています。技術トレーニングの内容は、OS からネットワーク、ストレージ、クラウド、モバイルに至るまで多岐にわたっており、これらをワン ストップでご利用いただけるようにしています。

 

実際に技術教育を行っている立場から見て、技術トレーニングに対する最近のニーズには、どのような傾向があるとお感じですか。

岡崎 最近の IT 業界でトレンドになっているカテゴリは 4 つあると思います。クラウド、ビッグ データ、モバイル、セキュリティです。これらの中で受講が増えているのは、ビッグ データとセキュリティです。特にセキュリティの需要は高くなっています。また受講スタイルもお客様に来ていただく形だけではなく、お客様の場所に講師を送り込む形、オンラインでの受講など、さまざまなものが求められるようになっています。

山崎 内容に関しては、クラウドやビッグ データに関連するトレーニングが伸びています。マイクロソフトの製品やサービスで言えば、Microsoft Office 365 や Microsoft Dynamics CRM などです。また Microsoft SQL Server や Microsoft Excel に関するトレーニングでは、製品単体コースだけではなく、ビッグ データを絡めたものも多くなっています。

 甲田 現在特に伸びているのが Microsoft Azure です。クラウドは幅広い知識が必要な領域なので、より内容の濃い教育が求められています。

山本 日本では短い期間でのスキルを習得させたいというニーズも増えており、最近では 3 日以内のコースや、オンライン コースを受講される方が増えています。

 

続々登場する新技術、個人の努力だけでは体系化が難しい時代に

企業の技術教育向け予算はどのような傾向にありますか。

山本 東日本大震災の後はかなり落ち込みましたが、その後徐々に回復してきたと思います。しかし以前に比べると、限られた予算でどれだけ効果を出すかが、これまで以上にシビアに問われていると感じています。

岡崎 若手技術者にかける教育予算は、以前よりも増えているかもしれません。若手が即戦力として活躍することへの期待が高まっているようです。

 

トレーニングを受講する技術者個人の意識には、何か変化がありますか。

甲田 受講される皆さまは、総合的な技術が必要な時代になっていることを、肌で感じていらっしゃるようです。またクラウドの世界はとてもスピード感がありますが、若い方の多くは意欲的に新しい技術を取り込もうとしており、企業に売れる技術を自ら獲得しようとしています。

 山本 確かに若い人は、新しい技術への抵抗感が少ないですね。逆に中堅層は、現在の変化にどう対応すべきか、決めかねている人が多いような気がします。

山崎 ベテラン技術者は新しい技術を、自分でスタディしようとする傾向もありますね。しかし最近では技術体系が短期間で変化するので、この変化についていけないケースも増えています。

甲田 最近の IT の知識は、1 年で 2 ~ 3 割が役に立たなくなります。仕事の中だけで常に最新の技術に触れることは、難しい時代になっていると思います。

山崎 職場の効率化によって、隣に座っている人から教えてもらう機会も減っているようです。

 

技術情報はネットや書籍でも入手できますが、それだけではだめなのでしょうか。

甲田 IT 技術者に求められる知識を、すべて個人で追いかけるのは、非常に難しいと思います。

山崎 私もそう思います。特にマイクロソフト製品はネット上に膨大な技術情報があり、書籍も多いので「独学でもなんとかなる」と考える方も少なくないようですが、やはり体系的に知識を身に付けていかないと、後々たいへんになるはずです。例えば NEC グループでは SDN (ネットワーク仮想化) に対応できる技術者の育成にも力を入れていますが、SDN の利用が広がれば 1 人の技術者がマスターすべき領域も一気に拡大します。体系的な知識習得へのニーズは、今後さらに高まるはずです。

山本 そもそも SE の仕事はクリエイティブに何かを生み出すことであり、技術を調べることではありません。業務の効率性や付加価値を考えれば、膨大な技術情報を自力で調べるのは、時間の無駄だといっても過言ではないと思います。

 

時間的な費用対効果が圧倒的に高い認定トレーニング

マイクロソフト関連の教育には、無償のものも用意されています。これに対して有償の認定トレーニングには、どのような価値があるのでしょうか。

 岡崎 無償トレーニングは、有償トレーニングの一部を省略したものか、オンライン化したものです。有償のトレーニングを基準にすると、どうしても何かが欠落します。この欠落が許容できるのであれば無償版でもいいと思うのですが、得られる効果には限界があります。

山崎 無償トレーニングでは概要レベルの知識しか提供していないことが多く、深い技術情報はなかなか得られません。また演習も含まれていないため、実践的とも言えません。実際に無償トレーニングだけで有償トレーニングと同じ効果を得ようとすると、膨大な時間をトレーニングに費やす必要があります。有償トレーニングは独学や無償トレーニングに比べて、時間的な費用対効果がきわめて高いのです。

岡崎 マイクロソフト ユニバーシティならモノ (実際に操作する演習環境) も人 (トレーナー) も用意されており、疑問が生じてもその場で解決できます。すべてをその場でフォローできるのは、有償トレーニングの大きなメリットです。

甲田 短時間で効率的に実践的なトレーニングできるのは、トレーナーが長時間かけて、入念に準備をしているからだということも、忘れてはならないと思います。たとえば私どものトレーニングでは、実際にあった技術トラブルや運用上の注意点なども含め、トレーナーが数か月かけて知識を体系化したうえで、「なぜこの技術が必要なのか」「どういう状況下で意味を持つのか」といったことも盛り込み、理解していただきやすいようにシナリオを作り上げています。

山崎 ベテランのトレーナーは実に幅広い技術知識を持っています。こういった「生の知見」に触れられるのも、有償トレーニングのメリットの 1 つです。またトレーナーはコミュニケーション能力にも長けており、多くの知識を短時間で正確に伝えられるという強みもあります。

 

スキル定着度の高さも大きなメリット

技術者が情報収集に使う時間もコストだと考えれば、技術教育への投資は十分な見返りがあるわけですね。

山本 そのとおりです。マイクロソフトの認定トレーニングは、マイクロソフトの技術を知り尽くした人が作っており、その内容をトレーナーが直接受講者にお伝えします。具体的な設定内容など、受講者が不安に感じることも、質問していただければその場でお答えできます。

甲田 技術者にとって本当に必要なのは、単なる知識の寄せ集めではなく、体系的で実践的なスキルです。認定トレーニングならこのようなスキルを、ご自身のものとしてお持ち帰りいただけます。

山崎 スキルの定着度が高いのも、認定トレーニングの利点です。例えば認定トレーニングには対応する MCP 試験が設定されており、MCP 試験で出される演習問題も実機で学べます。MCP 試験を受験する場合、演習問題がうまく答えられずに不合格になることも多いと聞いておりますが、認定トレーニングを受けておけばその問題も解消できるはずです。お客様のニーズは多様化しており、私どもも多様な研修をご用意していますが、常に費用対効果と定着度を意識しながらコースを開発しています。一度認定トレーニングを受講いただければ、その有用性の高さに気づいていただけると確信しています。

岡崎 認定トレーニングのこのような価値は、まだ十分に伝わっていないような気がします。私たち自身がメッセージを出して、きちんと訴求していく必要もあるのかもしれません。

認定トレーニングの位置付けや価値が、今後より多くの皆さまにご理解いただけるといいですね。本日はありがとうございました。

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