ビジネス チャンスは想像以上: BetterCloud が大躍進を遂げた秘訣 【5/11 更新】


(この記事は 2015 年 4 月 22 日に Microsoft Partner Network Blog に掲載された記事 The opportunity is bigger than you think: BetterCloud’s double up to successの翻訳です。最新情報についてはリンク元のページをご参照ください。)

私は常々、クラウドがもたらすビジネス チャンスを上手に活用されているパートナー様の事例やニュースを皆様と共有するようにしています。これらの中には、既存のビジネスにクラウド機能を追加している例もあれば、まさに “クラウドありき” でビジネスを展開されたパートナー様もいらっしゃいます。こうしたパートナー様は、クラウドの市場的価値を早くから見出し、クラウド関連のビジネス チャンスを活用した製品やサービスの技術開発に力を入れることで、業界に大きなイノベーションをもたらしました。成功へのアプローチは、パートナー様によって千差万別です。今回は BetterCloud 社を取り上げ、クラウド ネイティブなビジネスの優れた成功事例を具体的に見ていきましょう。

 

インスピレーション

BetterCloud 社は創業して 4 年足らず。きっかけは、創業者がテクノロジ業界のビジネス チャンスの変化に気付いたことでした。企業で Office 365 プラットフォームへの移行が進むにつれ、環境の現状把握やセキュリティ、管理に使用していた従来のツールは使用できなくなりつつありました。そこで BetterCloud 創業者の David Politis 氏と同僚たちは、オンプレミス環境とまったく同じ可視性と制御性をクラウド内で企業に提供できる、クラウド ネイティブなツールを開発しようと思い立ったのです。彼らにとってはこれが Office 365 プラットフォームの “自然な進化” のように思えました。

イノベーション

BetterCloud はまず、Office 365 プラットフォームに移行したばかりの企業が新しい環境を安心して簡単に利用できるようにするための無償のツール スイートをリリースしました。これらのツールはクラウドを前提に構築されており、従業員によるクラウド プラットフォーム サービスの使用状況を視覚化することができました。しかも、データのセキュリティ制御機能も備えていました。

BetterCloud で最高戦略責任者を務める Michael Tweddle 氏は、こう振り返ります。「クラウドへの移行を決めたお客様に、その投資をフル活用できるように当社が支援することを約束しました。リスク、セキュリティ、管理全般などといったお客様の懸念事項を理解したうえで、従来とまったく同じように環境の現状を把握できるソリューションの提供を申し出たのです」。

現在、BetterCloud の顧客数は 50,000 社に上り、3,200 万のエンド ユーザーとクラウド内の 20 億件のドキュメントをカバーしています。同社がこれほど多くの支持を集める理由の 1 つは、顧客中心のソリューション開発を行っている点でしょう。「私たちだけで開発を進めることはありません」と Tweddle 氏は話します。「必ずお客様やパートナー企業と協力しています。評価版、ロードマップ、ワイヤー フレームをお客様とパートナーに見せ、そうして集めた意見は優先順位を決定する際に参考とするだけでなく、最終的な開発方針にも取り入れています」。

マイクロソフトを選んだ理由

Google ユーザーが抱える問題について知識があったことから、BetterCloud では当初 Google プラットフォーム向けのツールを構築していましたが、今から 9 か月前に Microsoft Office 365 向けのソリューションを追加することを決定しました。Office 365 をターゲットとすることに決めた理由を伺ったところ、4 つの要因を挙げていただきました。

  1. 「対応可能な市場を広げるため」: ご存じのように、Office 365 の採用件数は昨年だけでも大幅に増加しています。Office 365 をターゲットに加えることで、BetterCloud は市場のほぼ 100% をカバーできるようになりました。「Office 365 プラットフォームに移行する企業にも、顧客層を拡大したいと思っています。Office 365 向けのソリューションを提供しなければ、当社の企業としての可能性を狭めてしまうでしょう」。
  2. 「マイクロソフトが実施したイノベーションにより、昨年中に採用率が大幅に向上したため」: Tweddle 氏からは特に、Delve のような共有サービスの機能性と、こうした機能としくみがもたらすユーザーの生産性と潜在能力の向上がポイントとして挙げられました。
  3. 「マイクロソフトのパートナー企業と連携するため」: パートナーシップは双方向の関係です。「当社が協力することで、パートナー企業は既存の顧客ベース全体におけるサービスの使用量や利用率をさらに高め、新しいサービスを提供できるようになります。当社のダッシュボード ツールを使用すれば、セキュリティ上のリスクを未然に検出し、パフォーマンスを最適化できます。また、Office 365 をすべてのユーザーに安心して全面展開できるようなセキュリティと管理のツールセットも提供します。さらに、ほぼ 100% の契約維持率を誇る当社のビジネス モデルにより、パートナー企業は、毎年継続的な収益の発生を期待できます」
  4. 「マイクロソフトによるサポートを利用したため」: BetterCloud では、いくつかの開発者向けのプレビュー プログラムに参加したことが、マイクロソフトの目標とビジョンをさらに理解するうえで役立ったそうです。「マイクロソフトの方針がわかったことで、マイクロソフト製品との競合を避け、補完するようなソリューションを開発できます」。

 

BetterCloud がパートナー コミュニティからメリットを得ていることは確かですが、同じくらい多くのメリットをもたらしています。同社のソリューションによって、お客様はクラウド移行後も必要なツールを入手でき、管理面にも支障が生じないので安心してクラウドに移行できますが、それだけではありません。パートナー各社にとってのビジネス チャンスの創出にも貢献しているのです。Tweddle 氏は話します。「クラウドに移行した後に当社のソリューションを使用すると、企業のデータの使用方法やセキュリティへの対処方法など、さまざまな運用上の改善点が浮かび上がります。SI はこの情報に基づき、新たな環境の機能をエンド ユーザーが最大限に活用できるように新しいトレーニングやサービスを提供しています」。さらに、マーケティング担当の VP を務める Taylor Gould 氏はこう指摘します。「お客様がサードパーティ製の統合型アプリを自社のポートフォリオに加えれば、顧客と長期的な関係を築ける可能性は飛躍的に高まります」。

 

同社のような比較的新しい企業が成功を収めたことは、クラウドにチャンスを見出し、柔軟な発想を持った企業に対してクラウドがいかに大きなチャンスを運んでくれるかを示す証拠でもあります。こうした革新的な企業の事例をご紹介することで、皆様が触発され、次の成功者となることを願っています。

 

BetterCloud とその目覚ましい成長の経緯について、詳しくは私と Tweddle 氏との対談のビデオをご覧ください。

 

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