MCSA 合格者インタビュー: Windows Server 2012 資格を取得した女性エンジニアに聞く資格のメリットとは!?【7/28 更新】


MCSA: Windows Server 2012 資格を取得した女性エンジニアへ、資格取得をした経緯や勉強方法、資格取得後に実感したメリット等についてインタビューしました。資格取得をお考えの皆様に、ぜひ読んでいただきたい情報が満載です。

出身は文系でも、現在はシステム基盤の設計/構築に携わる第一線のエンジニア――。TIS ソリューションリンクの長野 朋子さんは、自らの努力とマイクロソフト認定資格プログラム (MCP) を組み合わせながらスキルアップを図ってきました。
資格取得のそもそもの動機は、「身に付けたものを成果として形にしたい」という思い。最新の MCSA : Windows Server 2012 資格を取得した今、顧客向けの提案もチームメンバーへの説明も自信を持ってできるようになったと長野さんは実感しています。

 

出身は文系、学習の成果を形にしたかった

TIS ソリューションリンク株式会社

事業本部・金融事業部・
金融ソリューション第二部

長野朋子さん

「お客様のところに常駐して、Windows PC 用の Active Directory ドメインや、モバイルを含めたマルチデバイス環境を構築/整備するサーバー系のお仕事をしています」

2013 年 3 月に 70-417 試験 (MCSA Windows Server 2012 へのスキルのアップグレード) に合格した長野 朋子さんは、自らの業務をこのように説明します。長野さんが所属する TIS ソリューションリンク株式会社は、システム基盤やアプリケーション基盤の企画、開発から運用/保守までをワンストップで提供している IT サービス企業。約 1,000 人の従業員のうち、90% 以上がエンジニアです。

しかし、長野さんは元からこうした分野に明るい、いわゆる理系分野の学問を修めたわけではありません。「大学は文系で、卒業して最初に勤めたのは旅行代理店でした」と、長野さんは語ります。その後、モバイル データ通信系の会社のテクニカル サポートをしながら IT の知識を身に着け、そこでスーパーバイザーを務められた後、企業の情報システム部や技術教育専門企業を経て、「より大きな規模で幅広い業務に携われる環境を求め、今の会社への転職を決めました」と言います。

このような経歴を持つ長野さんは、何年も前から系統的に技術者認定資格を取り続けてきました。その理由について長野さんは、「私の場合は、学生時代に積み重ねたものとは違う分野で仕事をしていますので、自分の知識に客観的な保証がありません。独学のような形で学び、身に付けたものを、成果として形にしておきたいという思いがありました」と振り返ります。

これまでに取得してきたのは、業務とのかかわりが深いマイクロソフト認定資格各種 と、中立的な情報処理技術者試験各種 (実施 : IPA) の両方の資格。2012 年には、3 つの試験を立て続けに受け、MCSA : Windows Server 2008 の資格も手にしています。
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インターネットで集めた資料と動画で効率よく受験勉強

今回挑戦した 70-417 試験は、2012 年に取得した MCSA : Windows Server 2008 を MCSA : Windows Server 2012 にアップグレードするためのもの。2 年続けての受験について、長野さんは「昨年の猛勉強の記憶が新たなうちに、その成果を知識として定着させようと思いました。また、業務の上でもお客様のサーバー OS を移行する時期が近付いているという読みがあり、その提案をするためにも幅広い知識を身に着けておく必要がありました」と話します。

受験対策に費やすことができた期間は、およそ 2 週間。決して充分とは言えない時間で、効率的な試験勉強が求められました。マイクロソフト認定資格プログラム (MCP) の Web サイトで試験要項を調べたうえで、学習に必要な資料を主にインターネットで集めたと言います。「役に立ったのは、Windows Server の Web サイトからダウンロードしたドキュメントや動画です。Windows Server 2012 の新しい機能についての概要を動画でつかみ、日常の業務で使ったことがない機能を資料と動画で勉強しました」と、長野さん。このほか、Microsoft TechNet から得た情報で出題範囲に当たりをつけ、過去の受験勉強で使った MCP 教科書 (通称「赤本」) を復習するといった対策も行ったそうです。

また、今回は充分な時間が取れなかったので行わなかったものの、これまでの受験では自宅での実機トレーニングがきわめて有効だったと長野さんは言います。

「MCP の試験にはコントロール パネルの具体的な操作方法を問う設問も出ますから、文字からの知識だけでは合格は望めません。やはり、実際に触って試さないと難しいところがあるのです。そうかと言って、お客様のシステム環境の中に勝手にテスト サイトを作るわけにもいきません。ですから、自宅にマシンを用意し、仮想サーバーをいくつも立てて Windows Server のテスト環境を構築していました」

また、前年に受験した MCSA : Windows Server 2008 の試験と比べて、今回のアップグレード試験は問題文がシンプルだった、と長野さんは印象を語ります。従来の試験では設問の前提となる設定事項、たとえば Active Directory を構築しようとする組織の形態と人数が文章で長々と説明されていましたが、今回の試験ではとてもあっさりした記述になっていたとのこと。問題文の理解に余計な時間がかかるようなことは減ったそうです。

画面も見やすくなっていました。従来の試験では設問ごとに問題文のフォントが異なっているケースがありましたが、今回の 70-417 試験ではすべての設問で統一されていました。また、ドラッグ アンド ドロップで選択した領域やダイアログ ボックスでの選択した値がカラー マーカーで示されるようになった結果、文字カラーの変化だけだった従来の画面よりも解答の見直しは容易になったそうです。
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自信を持てたことが最大の成果 お客様にもチームにも役立てたい

「勉強の成果かどうかは分かりませんが、点数そのものは昨年の Windows Server 2008 の試験のときよりもかなり良く、われながらびっくりしました」

1 回でパスできた 70-417 試験を、長野さんはこう振り返ります。TIS ソリューションリンクでは、技術者認定資格を取得した社員に受験料プラス報奨金を支払う奨励制度を運用中。本人から届け出があった資格は人事システムにも登録され、官公庁の入札案件に応じる際などに活用しているといいます。しかし、長野さんにとっての最も重要な成果は "自信を持てるようになった" ことでした。

「私に与えられた役割からすると、システム基盤の構築案件を受注する過程でお客様に最適なご提案をする機会がこれから増えることになります。そのときに、このようなサーバー系の資格を持っていれば、説得力のあるお話ができるに違いありません」

また、こうして得た自信は同じチームのメンバーや社内の関係者に話を聞いてもらうためにも役立つのではないか、と長野さんは期待しています。システム基盤の構築に携わるサーバー系のチームには男性エンジニアが多く、女性エンジニアの存在はまだまだ少数なので、男性以上に説得力を持った説明が必要になるケースが多いと長野さんは話します。

「もちろん、資格を取ればすべてがすぐにうまくいくというわけではありませんが、『努力して身に着けたのだから、それを無駄にしないようにがんばろう』という気持ちになります」と、長野さん。資格を取得したこと自体を社内にアピールするのではなく、前向きな意欲をかき立てるために MCSA の資格を活用するつもりだと言います。
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次なる目標は MCSE 資格 身に付けた知識と資格は自分自身の財産に

念願の MCSA : Windows Server 2012 資格を手にした今、長野さんの関心は次なる目標に移っています。

1 つの有力なコースは、MCSA の上位資格となるマイクロソフト認定ソリューション エキスパート (MCSE) への移行です。MCSE に設けられている 8 種類の資格のうち、Server Infrastructure、Desktop Infrastrucre、Private Cloud、Messaging、Communication、SharePoint の 6 種類は MCSA : Windows Server 2012 が前提。システム基盤の設計、構築についての専門性をアピールするには、このすべては押さえておきたいところです。

また、TIS ソリューションリンクでは、マイクロソフト パートナー ネットワークへの参加を検討中。MCP などの技術者認定資格を持つエンジニアを増やし、コンピテンシーを高めていくことによってビジネスの可能性を広げていこうとしています。マイクロソフト パートナー ネットワークのメンバー企業になると、専用のトレーニング コース「mstep クラスルーム」を無償で受講可能。同一内容のストリーミング配信版「mstep オンライン」を利用すれば、いつでもどこでもトレーニングができます。

「正直なところ、毎日のお仕事を普通にこなしながら資格試験のための勉強もするのは、決して簡単なことではありません。学習の時間をやりくりするのも難しいでしょうし、モチベーションを保つのも大変だと思います。けれども、苦労して身に付けた知識と取得した資格は、会社のためだけでなく、自分自身の財産としても確実に残ります。受験の動機やきっかけが何であれ、前向きに考えてチャレンジしていただければと思います」

合格するまでがんばる――。それが資格を取得するための王道だと、長野さんは考えています。

 

MCSA (マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト)ってどんな資格?

今回長野さんが取得した、MCSA (マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト) は、Windows をプラットフォームとするシステム環境の管理、トラブルシューティングに的確に対応するための資格、MCSA : Windows Server 2012 ですが、その他にも MCSA : Windows Server 2008、MCSA : SQL Server 2008/2012、MCSA : Windows 7、MCSA : Windows 8 の 6 種類が用意されています。

初めての就業先としてマイクロソフト テクノロジを活用できる組織を目指している、IT プロフェッショナルおよび開発者が対象で、クラウドか事業所内かを問わず、IT 環境で必要とされるコア プラットフォームのスキルを実証します。MCSA は、マイクロソフトのフラッグシップであるマイクロソフト認定ソリューション エキスパート (MCSE) およびマイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD) 資格の取得条件となります。

▼ MCSA (マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト) の詳細はこちら

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