インテリジェンス、管理、セキュリティの強化によりモダン ワークスタイルを支援


(この記事は 2017 9 25 日に Office Blogs に投稿された記事 Advancing intelligence, management, and security to empower the modern workplace の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Office チームのコーポレート バイス プレジデントを務める Kirk Koenigsbauer の記事をご紹介します。

オーランドで開催された Microsoft Ignite (英語) にて、モダン ワークスタイルのビジョンの実現に向けた Microsoft 365 の利用範囲の拡大が発表され、創造力あふれる共同作業を安全に行うための数々の新機能が登場しました。

Microsoft 365 の利用範囲の拡大

7 月に発表された Microsoft 365 は、Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security を統合した、インテリジェントかつ安全な従業員向け総合ソリューションです。Microsoft 365 は、モダン ワークスタイルを実現しようとするお客様のニーズと共に、企業における製品の設計、開発、市場投入のプロセスが根本から変化している証と言えます。さらに、2017 年 10 月 1 日より、新たなユーザー層向けの Microsoft 365 が登場します。

Microsoft 365 Education: これは、Office 365 for Education、Windows 10、Enterprise Mobility + Security、Minecraft: Education Edition の機能を統合した新しいサービス (英語) で、学生や教職員が授業で安全に課題や共同作業を行うためのさまざまな機能が提供されます。Microsoft 365 Education には、Microsoft 365 A3 と Microsoft 365 A5 の 2 種類のプランがあります。また、非営利団体向けの Microsoft 365 プラン (英語) も追加される予定です。

Microsoft 365 F1: 最前線で働く従業員の能力を最大限に引き出す、新しい Microsoft 365 Enterprise プラン (英語) です。窓口や電話口、病院、店舗、作業現場などで働く人は全世界で 20 億人に上り、世界の主要産業の多くを支えています。この新しいプランでは、社内文化とコミュニティの形成、従業員のトレーニングとスキルアップ、ビジネス プロセスのデジタル化、専門家によるリアルタイムな対応を可能にすると同時に、リスクとコストを最小限に抑えることを目的としています。また、StaffHub と Windows 10 にも、常時接続、デバイスの自動展開、単機能デバイス管理などの新機能が追加されます。

マイクロソフトは、総保有コストを最小限に抑えるために、最前線で働く従業員に効率的で安全なデバイスを提供することが重要であると考えます。Ignite では、HP、Lenovo、Acer の OEM パートナー各社から Windows 10 S を搭載した新しい商用デバイスが発表 (英語) されました。発売は年内を予定しています。価格は 275 ドルからで、クラウドベースの ID 管理のメリットを活用でき、最前線の職場環境に最適なデバイスとなっています。

従業員の創造力を引き出す新機能

今日、人々の仕事は、単純な定型業務から創造力が問われる問題解決型の業務へと急速に変わりつつあります。Microsoft 365 には、アイデアを効果的に表現したり、他の従業員の作業や専門知識を活用したり、魅力的なコンテンツを作成したりするのに最適なツールが揃っています。

Excel の新しいインテリジェント機能: AI の活用によって Excel がさらに進化 (英語) します。2018 年初めには、Excel でテキストや数値以外の新しいデータ型を認識できるようになり、公共機関や企業の情報に基づくデータの補完が可能になります。たとえば、「インド」は国、「MSFT」は株式銘柄であることを認識します。新たに Office Insider Program で提供される Insights サービスでも、AI によってパターンが特定または提案されることで、複雑なデータからさまざまなインサイトを引き出せるようになります。

インテリジェントでパーソナライズされた検索: 新しい検索機能 (英語) を使用して、社内外のユーザーや情報を調べられるようになります。SharePoint と Office.com の両方から必要なコンテンツや専門知識をすばやく見つけられるほか、Windows のタスク バーから直接ユーザーやコンテンツを検索できます。現在プライベート プレビュー中の Bing for business (英語) では、社内のサイトとコンテンツが Bing の検索結果に反映されるため、適切な情報やリソースを見つけることができ、検索場所を問わず一貫して Microsoft Graph によってパーソナライズされた結果が表示されます。

LinkedIn プロファイルの統合: マイクロソフトのアプリやサービスで LinkedIn プロファイル (英語) を参照する機能が発表されました。この新しいエクスペリエンスは現在、先行リリースのお客様を対象に提供されているもので、共に働く社内外のメンバーの詳細な情報を Office 365 から直接確認することができます。

LinkedIn profile information shown from Outlook, on both a phone and tablet.

マイクロソフトのアプリやサービスから LinkedIn プロファイルの情報を参照できます。

チームワークを強化するユニバーサル ツールキット

モダン ワークスタイルの特徴として、個人の生産性よりも活発なチームワークが重要視されるようになったことが挙げられます。Microsoft 365 には、チームワークを強化するユニバーサル ツールキットが備わっており、安全な単一プラットフォーム上のさまざまな専用アプリで、社内のあらゆるニーズに対応することができます。

Microsoft Teams でのインテリジェント コミュニケーション: インテリジェント コミュニケーション (英語) に関する新しいビジョンが発表されました。Teams に包括的な音声およびビデオ機能を追加し、認知サービス、データ サービス、Microsoft Graph のインサイトを活用して、通話と会議のエクスペリエンスの変革を目指します。将来的に、Teams はインテリジェントなコミュニケーションを実現する Office 365 の主要クライアントとして進化し、現在の Skype for Business クライアントに代わるソリューションとなります。

OneDrive SharePoint のコンテンツ共有の強化: 現在、Windows、Mac、Web、モバイルで提供されている統合共有機能が、今後数週間のうちに Office アプリでも利用できるようになります。この新しいエクスペリエンスでは、Office 365 全体で一貫してシンプルかつ安全にファイル共有やアクセス制御を行うことができます。また、Microsoft アカウントを持たない社外のユーザーともファイルを安全に共有できます。さらに、SharePoint ページのデザインやレイアウトをカスタマイズしたり、100 種類以上の新しい Web パーツやコネクタを利用して動的なコンテンツを追加したり、ページを SharePoint サイトまたは Teams のタブとして共有したりすることができます。

Yammer による組織内のコミュニケーション: 社内全体のユーザーとつながる方法として最適な Yammer の機能向上についても継続して取り組んでいます。今回、SharePoint との統合の強化、コミュニティ マネージャー向けの新しい Group Insights、ローカル データの所在地に関するエンタープライズ レベルのコンプライアンスが発表 (英語) されました。

A tablet displays Yammer group insights.

Yammer の Group Insights では、グループ メンバーと非メンバーの傾向を確認できます。

IT 管理の簡素化

モダン ワークスタイルでは、IT 部門の役割がこれまでになく重要になります。Microsoft 365 は、導入から管理、継続的なサービス提供まで、IT ライフサイクル全体のビジネス ニーズを満たし、総所有コストを最小限に抑えられるよう設計されています。生産性インフラストラクチャを網羅するソリューションを提供するのはマイクロソフトだけです。

管理の簡素化: 2018 年初めに、Lenovo、HP、パナソニック、富士通、東芝の新しい Windows 10 デバイス (英語) で Windows Autopilot がサポートされ、Surface と同様に新しいデバイスの展開と設定を自動化できるようになります。Microsoft Intune に関しては、今秋、Office 365 ProPlus での Windows 10 デバイスの管理、Windows Defender Advanced Threat Protection の構成、Win32 アプリの展開といった新機能が導入されます。

新しい移行機能: 今秋、お客様のクラウド移行を支援する共同管理機能が導入されます。新しい機能セットは、Microsoft Intune を使用したクラウドベースの Windows 10 デバイス管理への移行に役立ちます。また、IT 担当者が Microsoft 365 の導入と利用を促進する際に計画、ガイダンス、サポートなどを提供する、Microsoft 365 FastTrack も発表されました。

新しいプロアクティブなインサイト: 2018 年初めに一般提供開始が予定されている Office 365 Usage Analytics (英語) では、IT 担当者が Power BI でサービス全体の使用状況データを分析および視覚化できます。デスクトップ向けの Windows Analytics の更新では、コンプライアンス更新およびデバイス正常性の新機能が追加され、ユーザー エクスペリエンスや生産性に影響を与える可能性のある新しい問題を特定して、事前に対処できるようになります。

A tablet displays the user analytics dashboard in Power BI.

新しい使用状況分析ダッシュボードでは、Power BI を使用して、サービスの導入に関する詳細なインサイトを確認できます。

インテリジェントなセキュリティとコンプライアンスに関する更新

複数のデバイスやクラウド アプリを利用した新しい働き方を導入したことで、情報のやり取りの安全性を確保することが難しくなっています。今回の Microsoft 365 の更新 (英語) により、マイクロソフトのインテリジェント セキュリティ グラフを活用した幅広いセキュリティ機能を利用できるようになり、従業員と機密データを新しい巧妙な脅威から保護し、コンプライアンス義務に対応します。

条件付きアクセスの拡張:「フロント ドア」のセキュリティ強化のため、条件付きアクセス機能が拡張されました。SaaS アプリのセッションや機密ドキュメントを保護するため、Azure Active Directory、Microsoft Cloud App Security、Azure Information Protection が統合されたほか、多要素認証のサポートがサードパーティまで拡張されました。

A tablet displays the Cloud App Security dashboard.

Microsoft Cloud App Security ダッシュボード

情報保護: Microsoft 365 では、格納または共有場所を問わずデータを検出、分類、保護、監視することができます。Azure Information Protection と Office 365 Message Encryption の統合により、Outlook.com や Gmail といったコンシューマー向けメール サービスで、保護されたメールやドキュメントを簡単に送信できるようになります。

フィッシング対策と自動修復: マイクロソフトのインテリジェント セキュリティ グラフを活用した新しい脅威保護機能が発表されました。Office 365 Advanced Threat Protection の新機能では、コンテンツのフィッシング、ドメインのスプーフィング、なりすましを抑制できます。さらに、ユーザー ID への攻撃を早期に検出する Azure Advanced Threat Protection の限定プレビューが発表されたほか、先日の Hexadite の買収に伴い、脅威の調査、評価、修復の自動化ソリューションが Windows Defender Advanced Threat Protection に統合されることが明らかになりました。

Compliance Manager: Compliance Manager (英語) のプレビューが発表されました。これは、EU の一般データ保護規制 (GDPR) などのコンプライアンス準拠を支援するツールです。データ保護規制に対する企業のコンプライアンスの現状スコアと、マイクロソフトのクラウド サービスを使用した場合のスコアを比較して、リスク評価をリアルタイムで実行できるほか、推奨される措置や詳細な手順を確認できます。

A tablet displays the Compliance Manager dashboard.

Compliance Manager は、企業のコンプライアンス準拠を支援します。

Ignite では、700 以上のセッションが設けられ、さらに多数の発表が予定されています。イベントに登録できなかった方は、ぜひオンラインで Microsoft Ignite (英語) にご参加ください。

—Kirk Koenigsbauer

※ 本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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