「脱出ゲーム」と OneNote で算数へのやる気を引き出す


(この記事は 2017 年 5 月 16 日に Office Blogs に投稿された記事 Engaging math students with the “Escape Room” challenge and OneNote の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、ジョージア州アトランタにあるキャンベル小学校で STEM (科学、技術、工学、数学) 教師として 5 年生を受け持つ Jason Davis 氏の記事をご紹介します。

5 年前に教師になってからというもの、私は児童の学習に役立つさまざまな技術やアプリケーションの習得に力を入れてきました。過去 14 年間にわたって工学やコンピューター サイエンスに携わってきた経験を活かして、テクノロジを活用したさまざまな教育用ツールについて研究しています。しかし、Microsoft Office と OneNote ほど児童の学習に役立ったツールはありません。最近、私は Microsoft Educator Community で得た知識を児童の学びに活かそうと思い、授業でさまざまなことを試しています。OneNote を授業に取り入れるようになってからは、日々、知識の広がりを実感すると共に、クラス一同大いに楽しみながら授業を進めています。

3 月はじめ、学年末に実施される Georgia Milestone Assessment (Georgia Milestones) という州の学習到達度調査に向けたおさらい授業で 5 年生をやる気にさせるにはどうしたらいいか、同僚と話し合いました。1 日かけて Web で情報収集したところ、OneNote を使った脱出ゲームに関する投稿を見つけました。脱出ゲームは、Breakout EDU で人気に火がついたゲームで、批判的思考力を問われる一連の謎をプレイヤーたちが協力して解決し、最終的に鍵のかかった箱を開けるというものです。脱出ゲームを教育に取り入れる場合は、同様のアイデアをデジタルで実現することも可能です。以前、Fulton County Vanguard という教育支援団体のメンバーと共に参加した Office 365 プロフェッショナル開発レクチャー セッションでは、同じコンセプトを基にしたアイスブレーカーが紹介されていました。そこで、私はこれを算数の授業に応用して、児童たちに喜んでもらえるか試してみようと考えたのです。私たちは、試験に向けたおさらい授業の締めくくりに一種の脱出ゲームの取り入れる授業案を立てました。

教室から脱出せよ — 算数おさらいゲーム

さて、3 月の終わりになりました。学年末の試験に向けて行われてきた 20 日間にわたるハードなおさらい授業もようやく最終日を迎え、いよいよ「マイクロソフト デイ パーティー」の開催です。この日は、丸 1 日おさらい授業に充てました。午前中は算数で脱出ゲームを、午後は社会科で「Mystery Skype」を行いました。

私が作成したのは、基本的な 10 問のおさらい問題を出題する、シンプルな OneNote ノートブックです。それぞれの問題 (タブ) が部屋になっていて、その部屋の鍵を開けると、次の問題が開きます。まず、児童たちに算数おさらいゲーム「教室から脱出せよ」の開催を告げました。児童たちはチームを組み、ゲームのリンクにアクセスできるデバイスをチームで 1 台受け取ります。次に、ルールを説明しました。このゲームでは、前の問題に正しく回答すれば次の問題に移ることができます。つまり、前の問題の回答が次の問題へのパスワードになっています。さらに、正しい形式で回答しないと正解とは認められません。コンマが必要な個所にはコンマを忘れずに付け、ドル マークが必要な個所にはドル マークを忘れずに付けるよう伝えました。脱出までに与えられた時間は 30 分。勝ったチームには賞を用意しました。

結果、児童たちはかつて見たことがないほど熱心に算数の復習に取り組んでくれました。共同作業を行い、算数の概念について話し合う、まさに私たち教師が望んでいた姿でした。しかも、児童たちも楽しんで取り組んでいたのですから、どちらにとっても良いことづくめの状況です。最初に 10 問全部に正解したチームには、クラス中から「おめでとう」という声が上がりました。優勝チームには、試験終了後にクラスみんなでキャンディー パーティーを開催できる権利を与えました。

OneNote には膨大な数のアプリケーションがあります。その中からこのアプリケーションを見つけることができて本当に良かったと思います。次回は、ゲームの中にもっといろいろな要素を盛り込んでみたいと思います。動画など、さまざまな形式のヒントを取り入れたいです。ともあれ、今回のミッションは完了です。Mystery Skype (英語) についても、近いうちにお話しできればと思います。

—Jason Davis (@brainywizards)

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