クレイン フォレスト高校の英語学習を支える OneNote Class Notebook


(この記事は 2017 年 3 月 1 日に SharePoint Blog に投稿された記事 OneNote Class Notebook supports English Language Learners at Klein Forest High School の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

クレイン フォレスト高校はテキサス州ヒューストンにあります。約 3,700 人の生徒と約 500 人の教職員が在籍し、1 人に 1 台のデバイスが支給されています。校内にはデバイスの修理を行うリペア センターがあるものの、教師や生徒にソフトウェアの使用方法を教えるところはありません。当校ではそうした状況を改善しようと、テクノロジに特化した教育スペシャリストを校内に配置しました。授業や学習において、教師と生徒がテクノロジを有効活用できるようにすることは、学校の責務であると考えたからです。

昨年 2 月に開催された TCEA (英語) の年次テクノロジ カンファレンスに参加したとき、私たちは OneNote Class Notebook に出会いました。OneNote Class Notebook  による学習のパーソナライズ化をテーマとしたセッションにはたいへん感銘を受けました。クラス ノートブックの多彩な機能がとても気に入ったのですが、決め手となったのは当校の大半を占める英語学習者 (ELL: English Language Learner) のための学習ツールとして利用できることでした。

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デバイスが 1 人 1 台の環境となり、紙の浪費から脱却しようと奮闘していたとき、管理者からテクノロジをより効果的に活用する打開策を求められました。OneNote が理想的なソリューションであることはわかっていました。しかし、その価値をアピールする前に、私たち自身がそれを使いこなせる必要がありました。そこで、さまざまなコンテンツのスペシャリストを集めた 13 人の PLC チームを結成し、そのメンバー向けにクラス ノートブックを作成しました。当校の PLC チームはいわば試験チームでした。ここで自信を持ってツールを使用できるようになれば、他の教職員にも広めることができます。どの学校でも同じだと思いますが、当校の教職員の中には、ハイテクが苦手な者も、その分野に精通している者もいます。それを踏まえ、テクノロジに詳しい教職員数人に、授業で OneNote Class Notebook をパイロット導入してもらうように依頼しました。このようにして試行錯誤を重ね、テクノロジを苦手とする教職員にもその有用性を証明していきました。

こちらの Sway では、クレイン フォレスト高校での OneNote の活用方法を紹介しています。

期待どおり、教職員も OneNote の良さを理解してくれました。English IV のクラスを受け持つ 1 人の教師は、OneNote を授業に取り入れてすぐ、共同作業スペースの機能に関心を持ちました。そして、生徒が作成した作文を生徒どうしで見せ合って修正、編集させ、そのうえでオーディオ録音機能を使用して内容に関するフィードバックを残しました。生徒は「どうして今までこれを使わなかったのですか」とたずねたそうです。

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別の ELL の教師は、アメリカに来たばかりの英語学習中の生徒への授業でクラス ノートブックを使用しました。学習ツール アドインに興味を持ち、それを取り入れたところ、生徒のライティング能力や言語習得に大幅な向上が見られるようになりました。この教師は、クラス ノートブックの利用に乗り出す教師への補足資料として、チュートリアル ビデオも作成してくれました。数学の副担当教師は、特別支援教育の生徒にクラス ノートブックを使用して授業を行いました。やはり学習ツールがお気に入りで、特にその組み込みのしやすさを高く評価していました。個々のツールを容易に利用できることから、生徒にとって非常にメリットが大きいことがわかりました。さらに、障害となりそうな点についても教師からフィードバックがありました。おかげで問題をあらかじめ想定することができ、解決に向けた対策も準備できました。

当校では夏のトレーニングに向けて準備をするために、積極的に OneNote を「プロモーション」することにしました。PLC の会合の視察、インフォグラフィックの作成、詳細についてのメール配信、当校の Web サイトへの投稿を行いました。2016 年の夏には、教職員を対象として OneNote 導入への専門的なトレーニングを実施し、私たちが作成したクラス ノートブックを使用した授業に、生徒として参加してもらいました。参加者の大半はすぐにその魅力に夢中になりました。教職員にさらに積極的に取り組んでもらうために、前年度に OneNote をパイロット利用した教師にトレーニングの補佐をお願いしました。

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8 月に新学期が始まると、活動は想定していたよりも鈍くなりました。教師たちが古い習慣から抜け出せなかったのです。そのため、アプローチの仕方を、教職員全体から草の根での働きかけに切り替えることにしました。率先して動いてくれる教師や私たちの考えに共感してくれる教師にターゲットを絞りました。このやり方は功を奏し、まさに山火事のような勢いで広まりました。

同じ学区の学校や教師たちから、毎日のように OneNote についての問い合わせが来るようになりました。すぐに学区の最高教育責任者から、当学区のブログ「The Exchange」に記事をゲスト投稿してくれないかという依頼がありました。これを受けて、ご想像のとおり、私たちは活気付きました。

決まってたずねられるのが「OneNote を使用してどのように教師をサポートしているのですか」ということです。私たちは最初に、教師との面談を 2 回設定しています。使用開始時および使用途中の 2 回にわたってサポートを行うことで、うまく OneNote を活用できているかを確認できます。この方法は特に、新しいツールの使用にうんざりしている教師に対して有効でした。OneNote の使用を負担に感じる教師もいるのです。ほかにも、OneNote の取り組みのさまざまな過程にある教職員に向けて、OneNote の便利な活用方法や OneNote のヒントとコツといった、補足的なトレーニングも実施しています。また、教職員の取り組みやアイデアを当校の Web サイトで紹介しています。さらに、廊下でのちょっとした会話やメールなどで、OneNote の利用状況をたずね、頻繁にフォローするようにしています。

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当校においては、OneNote は学習に困難を抱える生徒や副担当教師と共に行う授業に最適なツールです。当校で活用している OneNote の機能は、読み上げ、テキスト拡大、グラフィック オーガナイザー、タスク一覧、計算機などです。(OneNote で簡単な方程式が解けることをご存じですか)。OneNote を使用すると、教師が生徒のノートブックに学習内容を配信できるため、学習に困難を抱えている生徒も自分の学習成果をきちんと整理できるようになります。これで、学習したことをまとめた場所がわからなくなることはありません。ページの配布ツールを使用すれば、生徒によって課題の割り当てを変えることも簡単です。教師は同じクラスの生徒 1 人ひとりに応じて異なる課題を送信できます。また、生徒の課題への取り組み状況を自分のマシンから確認でき、途中で、または終わってから直接フィードバックすることもできます。

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OneNote Class Notebook は新たに強力なツールとして当校のテクノロジ ツールボックスに加わりました。さまざまなプログラムと統合されており、嬉しいことに、当校の LMS と SIS とも統合されています。LMS との統合によって、自動的に生徒を OneNote Class Notebook に登録でき、その分の教師の手間がなくなりました。SIS/採点簿との統合も便利です。教師は課題の採点を OneNote 内で行え、ボタンをクリックするだけで採点結果を自動的に採点簿に追加できます。

この 10 か月間で学んだことは、OneNote はだれにとっても役に立つということです。数学担当からダンス担当に至るまで、各教科の教師がそう感じています。また、最初のサポートとフォローアップのサポートが継続的な成功には重要であることもわかりました。OneNote には優れた機能がたくさんあり、先にすべてを説明しようとしても、教職員の中には尻込みしてしまう者もいます。そうした教職員に対して足掛かりとなるものを提供し、継続してフォローを行っています。間違いなく、OneNote は当校における教育、教師、生徒に良い影響を与えています。

—テキサス州ヒューストン、クレイン フォレスト高校教育スペシャリスト、TaMara Breaux 氏、Scott Howe 氏

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