四半期ごとの Exchange の更新: 2016 年 12 月の更新プログラムをリリース


(この記事は 2016 年 12月 13 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Released: December 2016 Quarterly Exchange Updates の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

このたび、Exchange Server 2016 と Exchange Server 2013 の累積更新プログラムの最新版が公開されました。これらの更新プログラムでは、お客様からご報告いただいた問題の修正と機能強化が実施されています。Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 4Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 15 は、Microsoft ダウンロード センターで入手可能です。また今回は、Exchange Server 2007 Service Pack 3 の更新プログラムのロールアップ 22 と Exchange Server 2010 Service Pack 3 の更新プログラムのロールアップ 16 も公開されました。

Outlook on the web の作成エクスペリエンスを更新

Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 4 では、作成エクスペリエンスが更新され、メッセージの本文が「フレーム」内に表示されるようになったほか、書式設定ツールがビューの下部に移動されました。これは、Office 365 の現行のエクスペリエンスを反映したものです。

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.Net 4.6.2 をサポート

サポート対象のすべての OS において、Exchange Server 2013 および Exchange Server 2016 で .Net 4.6.2 が完全にサポートされました。Exchange サーバーを .Net 4.6.1 に更新済みのお客様は、今回リリースされた累積更新プログラムのインストール前またはインストール後に .Net 4.6.2 へのアップグレードを実行できます。現在も .Net 4.5.2 を実行しているお客様は、.Net 4.6.2 にアップグレードする前に累積更新プログラム 4 または累積更新プログラム 15 を展開することをお勧めします。

.Net 4.6.2 へのアップグレードは強く推奨されますが、今回のリリースでは必須ではありません。以前にお伝えしたように、2017 年 3 月にリリースされる四半期ごとの累積更新プログラムでは、.Net 4.6.2 が必須となります。

セットアップ時にインストールされる前提条件を変更

Exchange Server 2013 以降、Windows Server 2012 またはそれ以降でのセットアップ時のチェックでは、前提条件として Windows 機能のメディア ファンデーションが表示されます。しかし、Exchange のセットアップ時に必要な OS コンポーネントのインストールを許可した場合、サポート対象のすべての OS にデスクトップ エクスペリエンスがインストールされました。デスクトップ エクスペリエンスは Windows Server 2008 R2 では必須ですが、デスクトップ エクスペリエンス機能に含まれるコンポーネントの一部は、Exchange Server では不要なもので、頻繁に修正プログラムを適用する必要があります。Windows Server 2012 以降では、機能定義が変更されてメディア ファンデーションが追加されました。Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 4 と Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 15 では、Exchange セットアップの更新により、デスクトップ エクスペリエンスではなくメディア ファンデーションが Windows Server 2012 以降にインストールされるようになりました。この変更は、サーバーの新規インストールのみに適用されます。今回の累積更新プログラムを適用しても、既存のサーバーの構成は変更されません。必要に応じて、管理者が Windows Server 2012 以降にインストールされている Windows 機能の一覧にメディア ファンデーションを追加して、デスクトップ エクスペリエンスを削除することもできます。

Windows Server 2016 のサポートを更新

Windows チームは KB3206632 をリリースしました。この更新プログラムにより、DAG の作成後に IIS がクラッシュし、その後サーバーが再起動する不具合が修正されました。この更新プログラムは、Windows Server 2016 で Exchange Server 2016 を実行しているすべてのサーバーで必須であり、インストールしないとセットアップは完了しません。

最新のタイム ゾーン更新プログラムに対応

今回リリースされたすべてのパッケージで、マイクロソフトが 2016 年 10 月に公開したタイム ゾーン更新プログラムがサポートされています。

今回のリリースでパブリック フォルダーに関する重要な不具合を修正

Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 14 と Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 3 では、パブリック フォルダーの移行が有効になっている場合に、パブリック フォルダーへの新しい投稿にインデックスが付与されないという問題 (KB3202691 (機械翻訳)) が発生していました。現在、この問題は修正済みです。すべてのパブリック フォルダーに適切にインデックスが付与されるように、パブリック フォルダー メールボックスを新しいデータベースに移動する場合は、事前に今回リリースされた累積更新プログラムを適用してください。

リリースの詳細

各リリースの詳細については、下記のサポート技術情報をご覧ください。

Exchange Server 2016 の累積更新プログラム 4 では、Active Directory のスキーマに関する更新は実施されていません。以前の累積更新プログラムからアップグレードする場合やサーバーを新規インストールする場合にも、Active Directory の更新が必要になる可能性があります。ユーザーのアクセス許可および AD の要件が満たされた場合、これらの更新はセットアップ中に自動的に適用されます。Exchange 管理者に Active Directory のスキーマを更新する権限が付与されていない場合、最初の Exchange サーバーにインストールまたはアップグレードする前にスキーマ管理者が SETUP /PrepareSchema を実行する必要があります。また、Exchange 管理者も SETUP /PrepareAD を実行し、RBAC ロールが適切に更新されたことを確認することをお勧めします。

Exchange Server 2013 累積更新プログラム 15 では、Active Directory の更新は実施されていませんが、既存の構成に RBAC 定義が新たに追加される可能性があります。そのため、サーバーを累積更新プログラム 15 にアップグレードする前に、PrepareAD を実行することをお勧めします。セットアップ処理によって PrepareAD を実行する必要性が検出され、ログオン ユーザーに十分なアクセス許可が付与されている場合には、サーバーの初回アップグレード中に PrepareAD が自動的に実行されます。

追加情報

マイクロソフトでは、更新プログラムをテスト環境で展開し、運用環境でインストール プロセスが適切に動作するかどうかを確認していただくことをすべてのお客様に推奨しています。Active Directory のスキーマ拡張と構成の詳細については、TechNet で該当するドキュメントを参照してください。

また、インストールに関する問題を回避するために、アップグレードまたはインストール対象のサーバー上で Windows PowerShell スクリプトの実行ポリシーを “Unrestricted” に設定してください。ポリシー設定を確認するには、アップグレード対象のコンピューターで PowerShell から Get-ExecutionPolicy コマンドレットを実行します。ポリシーが Unrestricted に設定されていない場合は、KB981474 (機械翻訳) に記載されている回避策に従って設定を行ってください。

要確認: ハイブリッド展開 (オンプレミスとクラウドの両方で Exchange を展開) でご利用のお客様、および Exchange Online Archiving (EOA) をオンプレミスの Exchange 展開でご利用のお客様は、最新 (2013 CU15、2016 CU4) または前バージョン (2013 CU14、2016 CU3) の累積更新プログラムを展開する必要があります。

Exchange Server の最新情報や製品に関する発表については、「Exchange 2016 の新機能」および「Exchange 2016 のリリース ノート」をご覧ください。また、Exchange Server 2013 の最新情報については、TechNet の「Exchange 2013 の新機能」の記事、リリース ノート、および製品ドキュメントをご覧ください。

注意: このブログ記事が投稿された時点では、ドキュメントの内容が完全ではない可能性があります。

Exchange チーム

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