ライセンスを削除した Exchange Online ユーザーに関する動作の変更


(この記事は 2016 10 31 日に The Microsoft Exchange Team Blog に投稿された記事 Change in behavior for delicensed Exchange Online users の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

数週間前に、Office 365 の新しい機能が一部のテナントで有効になりました。これに伴い、ユーザーの Exchange ライセンスを削除した場合に、メールの無効化がすぐには実施されず、メールボックスが接続解除されるように動作が変更されました。接続解除されたメールボックスを以前と同じように完全に削除するには、手動で (RPS – リモート PowerShell を通じて) Disable-Mailbox -PermanentlyDelete コマンドレットを EXO RPS で実行する必要がありました。

今回、お客様からお寄せいただいた多くのご意見を反映して、この機能を元の動作に戻すこととなりました。利用しやすいように機能を改善し、再度リリースする予定です (ドキュメントも改訂します)。

2016 10 31 日から機能が再導入されるまでの期間は、以下のようになります。

ユーザーから Exchange ライセンスを削除すると、以前のように Exchange Online でメールの無効化操作が実施されます。その後、ユーザーのメールボックスは接続解除され、廃棄状態になります。これは回復可能な削除操作ではありません。メールボックスを後から復元できるように保持するには、回復可能な削除機能を使用するか、インプレース保持や訴訟ホールドを設定した非アクティブなメールボックスを使用してください。

30 日以内にライセンスをこのユーザーに戻した場合は、「ベスト エフォート」でメールボックスの以前の内容と再接続されます。これは変更前とまったく同じ動作です。

注: この機能のロールバックは既に開始していますが、すべてのお客様に適用されるまで 24 時間ほどかかる可能性があります。今後は動作変更が開始されているものと想定してください。

この機能が有効だった期間にライセンスが削除されたユーザーはどうなりますか。
そのようなユーザーには、今回の変更が適用されません。メールボックスとユーザーは接続されたままになり、メールは無期限に有効な状態が維持されます。このようなユーザーへの対応方法は、以下のとおりです。

該当するユーザーを見つける方法

この状態のユーザーは、EXO のリモート PowerShell で見つけられます。Get-Mailbox を使用して、"False" に設定されている EXO の SKUAssigned フラグを探してください。

以下は、この機能が有効だった期間にライセンスが削除されたユーザーの例です。

image

該当するユーザーへの対応方法

以下の 4 つの対応方法があります (ライセンスのないメールボックスは作成後 30 日以内はアクセスがブロックされるため)。

  • 回復可能な削除: メールボックスの復元が必要になった場合に備えて、短期間保持します。この状態のメールボックスは 30 日後に Exchange から削除され、その時点で復元不可能になります。既定では、ユーザーの Office 365 アカウントが削除されると、メールボックスは回復可能な削除によって削除されます。

オブジェクト全体 (UPN、ID など) がサービス全体にわたり回復可能な削除の状態になります。これにより、完全なデータ復元が可能です。また、回復可能な削除の状態にあるユーザーのすべてのプロパティを新しいユーザーで完全に再利用することができます。

  • 完全な削除 (物理的な削除): この場合、メールボックスは復元不可能になります。Disable-Mailbox コマンドレットを実行すると、Exchange Online からメールボックスを完全に削除できます (UI は今後用意される予定です)。
    • [PS] C:\> Disable-Mailbox -Identity <User> -PermanentlyDelete

この場合、ユーザー オブジェクトも Exchange プロパティを失います。すべての電子メール/プロキシ アドレスが解放され、そのオブジェクトを再び外部の電子メール アドレスでスタンプできます。このプロセスでは、ライセンスを削除してから上記のコマンドを実行し、必要な属性を更新する必要があります。

  • 無期限の保持 (非アクティブなメールボックス): コンプライアンスや法規制のために訴訟ホールドまたはインプレース保持を設定してからメールボックスを削除すると、メールボックスは非アクティブになります。Exchange はホールドの存在を認識し、ホールドが適用されている期間中はメールボックスを保持します。この期間中、メールボックスは復元や復旧が可能です。ホールドが解除されると、メールボックスは完全に削除されます。
  • ライセンスをユーザーに戻す: アクセスが復旧され、メールボックスが完全にアクティブになります。

このたびの変更でご迷惑をお掛けいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。サービスの機能のリリースにあたっては、より慎重に作業することを肝に銘じ、再リリースの際には真摯に取り組んでまいります。

Mario Trigueros Solorio

※ 本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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