Microsoft Cloud による iOS 向け Outlook と Android 向け Outlook の機能強化


(この記事は 2016 年 9 月 26 日に Office Blogs に投稿された記事 Outlook for iOS and Android is now fully powered by the Microsoft Cloud の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

このたび、Microsoft Cloud の技術を活用し、Office 365 の法人ユーザーの皆様を対象に iOS 向け Outlook と Android 向け Outlook の機能をさらに強化しました。これにより、あらゆるデータが、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに積極的に取り組むマイクロソフトのサービスを通して提供されるようになります。Outlook に移行するなら、今が最適です。アクティブ ユーザーの数は現在 4,200 万人にのぼります。Office 365 の優れた機能をモバイルで唯一利用できるメール/カレンダー アプリの Outlook を、皆様もぜひお試しください。

マイクロソフトは、金融業界や公的機関に至るまで、どの業界でもお客様の法令、規制、コンプライアンスに関するニーズに応え、最高のモバイル エクスペリエンスを提供できるように、常に取り組んでいます。

それでは、最新の更新内容をご紹介します。

Outlook の新しいアーキテクチャについて

このたび、iOS 向け Outlook と Android 向け Outlook では、Exchange Online メールボックスをネイティブでサポートするようになりました。これにより、Office 365 の外部にメールボックスのデータがキャッシュされることはなくなります。データは現在の Exchange Online メールボックスにとどまり、Office 365 と Outlook アプリの間は、エンドツーエンドで確立された TLS 接続により保護されます。

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これを実現するため、Outlook では Azure で構築および実行されているステートレス プロトコル トランスレーター コンポーネントを使用しています。このコンポーネントは、Outlook と Exchange Online の間でのデータの経路を選定し、コマンドを (Outlook Device API から REST、またはその逆に) 翻訳します。ただし、ユーザー データをキャッシュすることはありません。

この新しいアーキテクチャではさらに、モバイルから Outlook 経由でメールにアクセスがある組織でアクセス管理の労力を抑えるため、Outlook から Exchange Online へのデバイス ID のレポート機能を強化しています。その結果、Outlook では Exchange Online に接続している各デバイスについて、一意のデバイス ID をレポートするようになりました。以前は、iOS または Android から Outlook への接続は、ユーザー レベルでしかレポートされていませんでした。これに対して、新しい Outlook ではデバイスの名称と OS も Exchange にレポートされるようになったため、デバイス ID と共にレポートされるモバイル デバイスのさらに豊富な情報を得られるようになりました。これらの更新の詳細と、デバイス アクセス ルールへの影響については、TechNet (英語) を参照してください。

iOS、Android、Windows 10 Mobile 向けの Outlook への移行をお勧めする理由

iOS、Android、Windows 10 向けの Outlook アプリは、Office 365 をご利用のお客様に最適です。その理由は、最近のアーキテクチャの向上だけではありません。

モバイルの特長と Office 365 の特長を 1 つのアプリに統合 —「スマートフォンの機種を問わない、最高のモバイル メール アプリ」と Wired (英語) で紹介されているように、Outlook は優先受信トレイ、カスタマイズ可能なスワイプ ジェスチャ、統合カレンダー アプリなどの革新的でユニークな機能を備え、受信トレイおよび予定表の管理を外出先で行う多くのユーザーを支援します。

さらに重要なのは、Outlook が Office 365 のエクスペリエンスを完全にサポートするように設計された唯一のメール アプリであるということです。このため、お客様のチームが利用するデスクトップとモバイルの両方に一貫したエクスペリエンスが実現します。ここ 1 年間だけでも、マイクロソフトは Office、OneDrive for Business、Skype for Business との高度な統合や、IRM で保護された電子メール、自動返信設定、多要素認証のサポートなどを提供してきました。

マイクロソフトの取り組みは、今まさに始まったばかりです。

IT ヘルプ デスクの負荷を軽減 — チームの全員が Outlook を使うようになれば、IT ヘルプ デスクがサポートおよび管理するモバイル電子メール ソリューションを 1 つに絞ることができます。つまり、さまざまなデバイスで使われている多くのメール アプリを管理する必要がなくなるのです。モバイル向けの Outlook に関するトレーニング資料と研修資料を作成するだけで済むため、大幅な時間の節約になります。

さらに、基本的なタスクに関してはマイクロソフトの研修を受けたエージェントからエンド ユーザー向けのアプリ内サポートが受けられるので、お客様側で行う必要はありません。常設チャット サポートを活用すれば、ヘルプ デスクが操作案内などの単純な業務 (サインイン、アカウントの追加、アプリの全般的な使用方法など) から解放され、ビジネスにとって重要な業務に集中できるようになります。

データ保護のためのさまざまなオプション — Outlook では、モバイル デバイス上で送受信される電子メールを保護するために、いくつかのオプションを提供しています。Office 365 と Outlook では、主要なセキュリティ ニーズを満たすため、PIN ロックの強制適用、多要素認証、紛失または盗難されたデバイスのリモート ワイプ機能などのコントロールが組み込みで用意されています。さらに、Outlook と Microsoft Enterprise Mobility + Security (EMS) の優れた機能との緊密な統合により、チームのデータのセキュリティを確保します。

EMS の機能の一部をご紹介します。

  • 選択的ワイプ — 個人データに影響を与えずに、必要に応じて Office 365 電子メール データを削除できます。スマートフォンやタブレットの "個人所有デバイスの業務利用" (BYOD) アプローチを採用する企業が増加するなかで、この要件はますます重要性を強めています。
  • アプリの制限ポリシー — デバイスで Intune の管理対象アプリと個人用アプリとの間に行われる切り取り、コピー、貼り付け、名前を付けて保存などの操作を制限し、企業データの損失リスクを抑えます。アプリの制限ポリシーは、モバイル デバイス管理 (MDM) に登録されているデバイスと管理対象外のデバイスのどちらであるかや、登録機能の有無を問わず、Intune の MAM から利用可能です。
  • 条件付きアクセス — IT 部門によって定められた安全なアクセス ポリシーを満たすスマートフォンまたはタブレットだけが、Office 365 電子メールにアクセスできるようにします。ポリシーには、ユーザーのシナリオに応じてデバイスやアプリの管理のほか、多要素認証 (MFA) に関する要件を設定できます。さらに、EMS の新しくリリースされた Azure Identity Protection 機能を使用すれば、一意の各 ID に関連するリスクに基づき、このような条件付きアクセス ポリシーに従ってアクセスを許可または拒否することができます。

皆様のご意見をお待ちしております

モバイル デバイスで使用するメールとカレンダーに関して最高のエクスペリエンスをお届けするため、マイクロソフトは進化を続けてまいります。Outlook をさらに改善するためのアイデアがありましたら、Outlook で [Settings][Help & Feedback][Suggest a Feature] の順に選択し、直接ご意見をお寄せください。ご協力をよろしくお願いいたします。

よく寄せられる質問

Q. 今回の発表は、どの Office 365 のプランに適用されますか。
A. 今回の発表は、Office 365 Enterprise、Business、Education のプランに適用されます。米国政府機関またはドイツのお客様と、その他の Office 365 プランを利用中のお客様については、ID および認証設定が特殊であるため、スケジュールは未定です。
Q. 今回の更新は、Office 365 のユーザーだけでなく、オンプレミスでのユーザーにも適用されますか。
A. 今回の更新は、Office 365 の法人ユーザーにのみ適用されます。Exchange Server のオンプレミス ユーザーが Microsoft Cloud で Outlook に接続できるようになるのは、もう少し後の予定です。
Q: 現行の iPhone、iPad、Android 用の Outlook Web Access (OWA) アプリはどうなりますか。
A. iPhone、iPad、Android 用の OWA アプリは、新しい Outlook アプリに変更されました。OWA アプリは数ヶ月のうちに App Store および Google Play から削除されますので、ご利用中のお客様は必ずユーザーを Outlook アプリに移行してください。追加の詳細とスケジュールは、Office 365 のメッセージ センターにてお知らせします。
Q: 今回の更新は、Windows 10 Mobile 向けの Outlook にも適用されますか。
A. いいえ。Windows 10 Mobile 向けの Outlook では、引き続き Exchange Active Sync を使用して Office 365 のメールボックスに接続します。
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