EFSS 分野の「リーダー」として認定された OneDrive for Business、春の更新でさらに進化


(この記事は 2016 年 4 月 12 日に Office Blogs に投稿された記事 OneDrive for Business recognized as an EFSS leader and continues momentum with spring updates の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

今回は、OneDrive および SharePoint 担当コーポレート バイス プレジデントを務める Jeff Teper の記事をご紹介します。

OneDrive for Business は、この 6 か月で大きな進化を遂げ、先日 Forrester Research によるエンタープライズ ファイル同期・共有プラットフォームに関する評価レポート “The Forrester Wave™: Enterprise File Sync and Share Platforms, Cloud Solutions, Q1 2016” において「リーダー」に認定されました。このレポートの全文は、こちら (英語) からお読みいただけます。

業界内でこのように評価していただき、光栄に思います。しかし、サービスを改善する余地はまだまだあるということで、このたび、同期、ブラウザー、モバイルの各エクスペリエンスへの重要な機能強化や新機能の導入のほか、管理者向けの新しい IT 制御機能の導入が行われました。

 

次世代同期クライアントに追加される新機能

次世代同期クライアントは、2015 年 12 月に最初のバージョンがリリースされました。現在マイクロソフトでは新しい OneDrive 同期クライアントと呼んでいますが、同期の信頼性やパフォーマンスが大幅に改善されており、OneDrive for Business のストレージ使用量や活発な利用の拡大に寄与しています。

ロールアウトが開始された今回の同期クライアントへの更新では、初回リリースのユーザーから多く寄せられたフィードバックにお応えし、次のような機能強化や新機能を実装しています。

  • Windows 8.1 のサポート: これで、ユーザーの皆様にお約束していた Windows OS (7/8/8.1/10) へのサポートが揃うことになります。
  • Office 2016 との統合: 現在ロールアウトされている Office 2016 の更新と併せて、リアルタイム共同編集、最近使ったアイテムの一覧からのドキュメントのオープン、Office アプリ内でのドキュメント共有といった主要な機能が利用可能になります。
  • セットアップの改良: 新しい OneDrive 同期クライアントの入手やインストールが簡単になりました。Windows や Mac のターミナル ウィンドウでレジストリ キーを追加する必要がなくなります。
  • クライアントのシームレスな移行: 以前の同期クライアント (groove.exe) を使用している場合、再同期を行うことなくシームレスに今回の更新に移行できます。詳細はこちらのページを参照してください。
  • 同期の一時停止: スマートフォンでテザリングする場合や、航空機内で Wi-Fi を使用する場合など、同期処理を一定時間保留したいときに便利な機能です。
  • オンラインでのファイル表示: Windows エクスプローラーでドキュメントを右クリックし [View online] を選択すると、ブラウザーで OneDrive for Business のファイルやフォルダーを表示できます。
  • あらゆる種類のファイルを同期: .json、.aspx、.swf などのファイルのサポートが追加され、OneDrive for Business であらゆる種類のファイルがサポートされるようになりました。
  • ファイルの種類ごとのブロック: IT 管理者が PST や MKV などの特定の種類のファイルの同期をブロックできます。限られた帯域幅への対策になります。
  • パフォーマンスと信頼性の向上: 特に小容量のファイルについては、アップロードとダウンロードの速度が大きく向上しています。

これらの新機能は 1 ~ 2 週間以内にすべてのお客様にご利用いただけるようになります。Office 2016 との統合 (関連する Office 2016 の更新を含む) と、同期の一時停止機能は、今夏までにロールアウトされます。さらに次の機能が、今年中にロールアウトされる予定です。

  • 帯域幅管理: 6 月末までに、クライアントの帯域幅使用量を制御する IT 制御機能が実装されます。
  • Windows エクスプローラーとの統合の拡張: Windows エクスプローラーの右クリック メニューから直接、リンクの取得や共有ができるようになります。
  • SharePoint ドキュメント ライブラリの同期: SharePoint Online ドキュメント ライブラリとの同期機能が追加されます。2016 年第 3 四半期にプレビューとして提供が開始され、2016 年末までに一般提供が開始される予定です。

 

ブラウザー エクスペリエンスの強化

ブラウザーの [Shared with me] ビューからファイルやフォルダーを簡単に削除できるようになります。[Shared with me] ビューからアイテムを削除してもファイルは削除されず、引き続き検索することができるため、再度必要になった場合には再利用できます。

[Shared with me] ビューからアイテムを簡単に削除できます。

社外ユーザーとの共有が大幅に簡単に

社外ユーザーが自分に共有されたファイルを開く手順が大幅に合理化されました。Office 365 や Microsoft アカウントを所有していない外部ユーザーがファイル共有への招待を受信した場合、メール アドレスまたは電話番号とパスワードを入力し、アカウントを確認 (1 回のみ) すると、ファイルにアクセスできるようになります。

Microsoft アカウントの作成が簡単になりました。

モバイル デバイスでの生産性をさらに向上

この更新は、iOS アプリや Android アプリにとって大きなものです。Outlook Mobile と OneDrive for Business が統合され、iOS と Android の両方でメールを使用してファイルを共有できるようになります。この更新は今後数週間以内にロールアウトされます。

iPhone でメールを作成し、OneDrive for Business のファイルへのリンクをすばやく簡単に挿入できます。

Android 用 OneDrive アプリの共有エクスペリエンスが改良され、PDF の表示や注釈機能、Office Lens エクスペリエンスなどが組み込まれました。重要な会議の後にホワイトボードの写真を撮影すると、画像が自動的に PDF ファイルに変換され、たった 1 回の操作で OneDrive for Business の指定したフォルダーにアップロードできます。また、Office 365 のデータ損失防止 (DLP) 機能がサポートされるようになります。機能は、既にブラウザー エクスペリエンスに統合されている DLP がベースとなります。この更新はロールアウトが開始されており、1 週間以内にすべてのユーザーに配信されます。

 

iOS 用 OneDrive アプリでは、SMS、メール、Outlook Mobile、リンクのコピー (編集用と読み取り専用の両方)、ユーザーの招待など、高機能な共有エクスペリエンスが新たに提供されます。任意の iOS アプリから OneDrive for Business にファイルを保存することもできます。また、Android 版の更新と同様に iOS 版でも、お客様の企業で定める Office 365 データ損失防止 (DLP) ポリシーがサポートされます。繰り返しになりますが、この更新は来週中にすべてのユーザーにロールアウトされます。

OneDrive-for-Business-recognized-as-an-EFSS-leader-and-continues-momentum-with-spring-updates-5今回の iOS 版の更新により、OneDrive for Business のファイル共有エクスペリエンスが大幅に拡充されます。

 

IT 担当者向けの新しい分析、統制、制御機能

Office 365 の特長の 1 つは、メールやファイルに含まれているビジネス上の重要なデータがどのような状況にあるのか、IT 管理者にとって一目瞭然である点です。先日、Office 365 管理センターで新しいレポート ポータル (英語) のロールアウトが開始されました。このポータルでは、OneDrive for Business を含むあらゆる Office 365 サービスの主な使用状況を確認できます。

OneDrive-for-Business-recognized-as-an-EFSS-leader-and-continues-momentum-with-spring-updates-6Office 365 サービス全体の包括的な使用状況レポートを利用できます。

また、エンド ユーザーが外部との共有を簡単に行えるようにすることと並行して、IT 管理者は共有可能な相手を細かく制御できるようになります。たとえば、外部ユーザーとのファイル共有は許可するものの、直接の競合相手などの特定の企業とはファイル共有を禁止したいとします。この場合 IT 管理者は、共有を許可するまたはブロックする相手のドメインのリストを設定できます (ただし両方を同時に設定することはできません)。この機能は現在ロールアウト中で、4 月末までにすべての OneDrive for Business ユーザーにご利用いただけるようになります。

OneDrive-for-Business-recognized-as-an-EFSS-leader-and-continues-momentum-with-spring-updates-7ユーザーに共有を許可するドメインのリストを設定できます。

2015 年 9 月に、匿名またはゲスト向けの共有リンクの有効期限をエンド ユーザーが定義できる機能がロールアウトされました。今回の更新では、IT 管理者がテナントのポリシー (RequireAnonymousLinksExpireInDays) を設定し、匿名またはゲストに対してリンクの有効期限を設定したり、既定の有効期限 (7 日間など) を割り当てたりできるようになりました。ユーザーは有効期限を既定の期間より短くすることはできますが、長くすることはできません。

OneDrive-for-Business-recognized-as-an-EFSS-leader-and-continues-momentum-with-spring-updates-8企業のポリシーよりも長い有効期限を設定しようとした場合、このようなメッセージが表示されます。

OneDrive for Business の新しい開発者向けオプション

共同作業スペースを生産的で便利なものにするために重要となるのは、強力かつ柔軟なプラットフォームです。OneDrive for Business への接続を利用するアプリの開発者には、新しいオプションが多数提供されます。そのうち、Webhook のプレビュー (英語) では OneDrive for Business で発生した変更についての通知を簡単にプッシュすることができます。ほかにも、最新の JS 用ファイル ピッカー (英語)、柔軟な共有を実現する拡張 API (英語)アプリ専用フォルダー (英語) なども利用できます。OneDrive for Business の開発者向けオプション (英語) は、常に拡充され柔軟性が向上しています。マイクロソフトでは、パートナーの皆様が作成したソリューションが広く利用されていることを嬉しく思います。このようなパートナーによるソリューションは、OneDrive for Business のエコシステムのページ (英語) でご覧いただけます。

今後の予定

OneDrive for Business 利用し管理されている皆様には、新機能の便利さを実感していただけますと幸いです。本日からほぼすべての機能をご利用になれます。これらの機能によって、OneDrive for Business はさらに高い価値をもたらし、Office 365 に投資するうえでの鍵となるでしょう。UserVoice (英語) へご意見をお寄せください。また、5 月 4 日開催のイベント “The Future of SharePoint” (英語) では、OneDrive for Business の最新情報も発表されますので、このチャンスをどうぞお見逃しなく。このイベントは、開催日以降でもオンデマンドで視聴できます。OneDrive for Business に関する発表は、2016 年も続々と行われる予定ですので、どうぞご期待ください。

 

—Jeff Teper

 

※ 本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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