SharePoint Online と OneDrive for Business で監査およびレポート機能の強化、ストレージ容量の追加を実施


(この記事は 2016 年 2 月 17 日に Office Blogs に投稿された記事 Auditing, reporting and storage improvements for SharePoint Online and OneDrive for Business の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

コンテンツを操作しているユーザーを把握することは、企業がコンプライアンス要件を満たすうえで重要になります。また、クラウド サービスの利用が活発化するにつれて、IT 担当者にとっては透明性とユーザーの利便性のバランスを取ることが重要になります。このたび、管理者向けの重要な更新がロールアウトされます。この更新により、SharePoint Online および OneDrive for Business で実行されたさまざまなアクティビティの監査およびレポート機能が実装されるほか、SharePoint Online および OneDrive for Business にアップロードできるファイルのサイズ制限が緩和されます。

それでは、詳細について順にご説明しましょう。

ユーザーや管理者によるさまざまなアクティビティの監査およびレポート機能

以前、複数の Office 365 サービスで利用可能な監査およびレポート機能に関する取り組みを発表いたしました。このたび、これらの機能の一部について、Office 365 コンプライアンス センターの [Reports] セクションへのロールアウトが開始されました。ロールアウトされる機能には、SharePoint Online および OneDrive for Business で記録されたユーザーや管理者によるアクティビティの監査およびレポート機能、Azure Active Directory (Office 365 のディレクトリ サービス) および Exchange Online でアクティビティを表示する機能などが含まれます。

コンプライアンス センターの [Reports] タブでは、[Start recording user and admin activities] をクリックしてアクティビティ レポートを作成できます。対象となるアクティビティは、表示、作成、編集、アップロード、ダウンロード、削除といったファイルやフォルダーに対する操作、招待やアクセス要求といった共有に関する操作、同期操作です。レポートは、指定した期間についてユーザー別またはファイル別に絞り込むことができます。これらのレポートは、コンプライアンス関連のレビューなどに使用します。管理者やコンプライアンス担当者は、OneDrive for Business で 1 人または複数のユーザーが実行した操作や、SharePoint Online のドキュメント ライブラリに保存された特定のファイルに対してすべてのユーザーが実行した操作などをこれらのレポートで確認できます。

Office 365 のアクティビティ レポート ツールにアクセスするには、Office 365 管理センターからコンプライアンス センターを開き、[Reports] タブをクリックします。

現時点では、監査履歴は 90 日間保持されます。管理者は結果を CSV ファイルにエクスポートして、Excel で詳細なレポートを作成することができます。また、監査データは一般提供が開始された Office 365 Management Activity API (英語) で使用することもできます。Office 365 Management Activity API は、すべてのアクティビティ ログで一貫したスキーマを提供し、企業や ISV が Office 365 の監査データを自社のセキュリティとコンプライアンスの監視およびレポート ソリューションに統合することができます。

監査ログの検索方法の詳細については、こちらの記事 (英語) を参照してください。Office 365 の監査対象となるすべてのアクティビティの詳細情報も記載されています。今年の第 2 四半期に予定されているリリースでは、管理者向けの新しい使用状況分析レポートが導入され、アクティブ ユーザー数、ファイルの合計数、ストレージの合計使用量といった主要な指標を表示したり、個々のユーザーによる OneDrive の使用状況の詳細を確認したりできるようになります。

最大 10 GB のファイルをアップロード可能に

今回の更新では、新しい監査およびレポート機能が実装されるほか、1 ファイルあたりのサイズ制限が 10 GB に引き上げられます。このサイズ制限は、チーム サイト、Office 365 グループ、OneDrive for Business にアップロードされるファイルと、Office 365 Video ポータルにアップロードされるビデオに適用されます。今後は、サイズの大きなファイルをファイル共有やローカル ハード ドライブから移動できなくて困るようなことはなくなります。

SharePoint Online のチーム サイトのドキュメント ライブラリにサイズの大きな CAD ファイルをアップロードした例

OneDrive for Business にサイズの大きな Photoshop ファイルをアップロードした例

SharePoint Online のプールされたストレージ全体に割り当てられる容量を 1 TB 追加

Office 365 のコンテンツの量は年間 300% のペースで増加しています。ストレージ容量の増加を希望されるお客様のニーズに対応するため、既定のストレージ容量がこれまでの 10 GB から 1 TB に引き上げられ、さらに 1 ユーザーあたり 0.5 GB が割り当てられます。このストレージ容量は、SharePoint Online、Office 365 グループ、Office 365 ビデオで共通して使用できます。今回のストレージ容量は、ユーザーごとに設定された既定の OneDrive for Business のストレージ容量や、各ユーザーの受信トレイ用のストレージ容量とは別に追加されます。また、プレミアム レベルの Office 365 Enterprise、Government、Education の各プランをご利用のお客様は、近いうちに OneDrive for Business の容量が無制限になります。現時点で、1 ユーザーあたりの容量を 5 TB に引き上げるという第 1 段階が完了したことを併せてお知らせいたします。

クラウド ハイブリッド検索を構成しているお客様は、1 TB のプールされたストレージにつき 100 万個のオンプレミスの SharePoint のアイテムにインデックスを作成できるようになりました。インデックスが付けられた SharePoint Online のアイテムは、既に Office 365 のクラウド ハイブリッド検索の対象となっています (SharePoint のハイブリッド検索の詳細については、こちらのページを参照してください)。

既定の割り当て量ではストレージが足りない場合は、SharePoint Online 管理センターで追加のストレージ容量を 1 か月ごとに 1 GB 単位で購入できます。プールされたストレージは、新しいストレージ使用モデルに従って管理できます。上記の更新の詳細については、「SharePoint Online: ソフトウェアの境界と制限 (機械翻訳)」の記事を参照してください。

注: テナントで使用可能なストレージ プールの合計容量の計算では、Kiosk ユーザーおよび外部ユーザーはカウントされません。

サービスに関するその他の更新

これまでに説明した以外にも、SharePoint イントラネットの検出や移動に関する機能が強化されたほか、共有などの操作に関するメール通知の送信方法が変更されました。今回の更新内容は次のとおりです。

  • [Sites] ページの更新: Office Graph のインテリジェンスを活用して、[Recommended Sites] が大幅に強化されました。[Recent Sites] の一覧が表示され、Office 365 でサイトやポータルを簡単に選択できます。
  • Exchange Web サービスおよび Exchange Online Protection (EOP): ドキュメントの共有など、SharePoint Online でのユーザー操作に関して通知する場合に、メール通知がそのユーザーの Exchange Online メールボックスから送信されるようになりました。これにより、配信の確実性が向上し、メール通知が迷惑メール フォルダーに振り分けられる可能性が減少します。詳細については、こちらの記事を参照してください。

Office 365 の [Sites] タイルには、管理者が管理する [Promoted Sites] およびユーザーが選択した [Followed Sites] に加えて、Microsoft Graph の情報に基づく [Recent Sites] および [Recommended Sites] が表示されるようになりました。

マイクロソフトでは、フィードバックや機能に関するご要望をお待ちしております。Office 365 UserVoice (英語)、Twitter アカウントの @SharePoint@Office365、ページ下部のコメント欄までお気軽にお寄せください。皆様から頂いたフィードバックは、今後の開発のための参考としてまいります。

—Mark Kashman (Office 365 チーム、シニア プロダクト マネージャー)

よく寄せられる質問

Q. 新しい監査およびレポート機能を使用するには特定の Office 365 構成が必要ですか。

A. 監査およびレポート機能を使用するには Exchange Online が必要です。

Q. OneDrive for Business では、国別やテナント別に監査およびレポート機能を調整できますか。

A. 現時点では、Office 365 の監査およびレポート機能はテナント レベルでのみ使用できます。地域別の使用に対応するお客様向けのコントロールは提供されていません。

Q. 今回の更新はいつから Office 365 テナントで使用できるようになりますか。

A. 本日より、対象となる全世界の Office 365 の企業ユーザーの皆様に向けて展開が開始され、今後数週間のうちにすべてのテナントへの展開が完了する見込みです。

Q. SharePoint Online の既定のストレージ容量が 1 TB に引き上げられる Office 365 のプランを教えてください。

A. 一般企業向け、教育機関向け、政府機関向けの Office 365 プランのうち、SharePoint Online が含まれるプランでは、既定のストレージ容量が 1 TB に引き上げられます。

 

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