Office 2016 パブリック プレビュー版をリリース


(この記事は 2015 年 5 月 4 日に Office Blogs に投稿された記事 Office 2016 Public Preview now available の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Office マーケティング チームのゼネラル マネージャーを務める Jared Spataro による記事をご紹介します。

この 12 か月間で、Office はデスクトップ アプリケーション スイートから、完全なクロスプラットフォームおよびクロスデバイスの生産性ソリューションに生まれ変わりました。マイクロソフトでは、iPad および Android タブレットに対してもサポートを拡大し、Mac、iPhone、Web での Office エクスペリエンスを改良し、さらに、新しいアプリである Sway や Office Lens を Office ファミリに追加しました。どのデバイスからでも作業が行えるようになっています。もちろん、Office 本来の道を見失ったわけではありません。この 1 年間は各種プラットフォームのサポートに注力してきましたが、Windows デスクトップ版 Office がマイクロソフトの戦略の中心にあることは間違いありません。

3 月に Windows 用 Office 2016 デスクトップ アプリの IT プロフェッショナルおよび開発者向けのプレビュー版を発表しましたが、次の段階として、さらに多くのユーザーの皆様からフィードバックをお聞かせいただく準備が整いました。このたび、2015 年秋予定の一般提供を心待ちにしている世界各国の Office ユーザーの皆様向けに、Office 2016 プレビュー版の提供を開始いたします。

Windows デスクトップ版次期 Office の機能をいち早く試すことができ、さらには、Office の今後の方向性や機能の改善に寄与していただけます。Office 2016 プレビュー版 (英語) の Web サイトで詳しい内容をご覧になって、その価値を判断してください。

Office 2016 の新機能

3 月以降 Office 2016 の新機能を何度か紹介してきましたが、今回は次期リリースによって自宅や職場でどんなことが可能になるのか、その全容に迫っていきたいと思います。Office 2016 では、最先端の作業環境に対応できるように Office スイートが更新され、個人、チーム、企業にとって便利な各種ツールが追加されました。

どこからでもドキュメントにアクセス: 機能が豊富な Office 2016 アプリケーションでは、クラウド上のファイルの作成、オープン、編集、保存がデスクトップから簡単に行えるので、どこからでもどのデバイスからでもファイルにアクセスできます。また、Outlook の最新の添付機能によって、Outlook 内から直接 OneDrive のファイルを簡単に添付でき、受信者のアクセス許可が自動的に構成されます。他のユーザーと成果を共有したり、共同で作業したりすることがずっと簡単になります。

共同作業: リアルタイムでの共同作業は、現在 Office Online アプリで可能ですが、Windows デスクトップ アプリケーションでも (まずは Word で) 可能になります。Word 2016 や Office Online で共同作業を行うと、他のユーザーが編集している箇所や編集内容をリアルタイムで確認できます。

スマート アプリケーション: アプリケーションがユーザーの作業から学習し、微妙なきっかけや手掛かりを捉えて、ユーザーが作業に集中したり Office の機能を活用したりできるように支援します。Word、PowerPoint、Excel の新検索ツールである「操作アシスト」は、ユーザーがやりたいことを入力するだけで、必要なコマンドを表示します。Exchange の新機能「Clutter」は、機械学習エンジンによって電子メールのパターンを分析し、優先度の低いメッセージを新たな [Clutter] フォルダーに移動して、散らかりやすい受信トレイを整理します。Bing をベースとする「Insights」は、ドキュメントを表示している画面上に、内容に沿った情報を Web から探し出して表示します。

データ分析がよりスピーディかつ容易に: Excel に組み込まれている新しい分析機能では、これまで以上にすばやく簡単にデータを取得、マッピング、分析、視覚化できます。

  • ワンクリック予測: 一連のデータに関する今後のトレンド予測を、ワンクリックで作成できます。
  • 直観的なデータ接続機能および図形化機能: Power Query の統合により、あらゆるデータに接続して表示し、Excel を個人用の分析ワークスペースとして使用することが可能になりました。Web サイトの表、SAP Business Objects などの企業データ、Hadoop などの非構造化データ ソース、Salesforce などの各種サービスといった、幅広い種類のデータ ソースを活用できます。すべてのデータを 1 か所に集約すれば、自社のビジネス ニーズに合わせてすばやく図形化、結合し、数秒で分析することができます。
  • 簡単なデータ モデリングと強力な分析機能: 機能が向上した Excel の Power Pivot 機能では、ドラッグ アンド ドロップで簡単にさまざまなデータ セットをマッピングしてデータ モデルを構築し、ビジネスの全体像を把握することが可能です。直観的な分析機能や時間の自動グループ化などの機能を利用することで、ピボットテーブルやピボットグラフによる分析が強化されます。数億行のデータ計算能力により、さらに詳細な分析を高速で実行できるようになりました。
  • Microsoft Power BI プレビュー版 (英語) に公開: Excel ワークブックを手軽に Power BI ユーザーに発行し共有できます。
  • 最新のチャートやグラフ: ツリーマップ、サンバースト、ウォーターフォール、箱ひげ、ヒストグラム、パレートなど、データを斬新な形で表示できます。


IT 部門向けの新機能

Office 2016 のセキュリティ、コンプライアンス、展開の各新機能により、組織では機密データをもっと適切に管理でき、IT 部門ではもっと柔軟に展開や管理を行えるようになります。

コンプライアンスとセキュリティ統制

  • データ損失防止 (DLP): DLP が Word、Excel、PowerPoint で利用できるようになりました。IT 管理者はコンテンツ作成やドキュメント共有に関するポリシーを一元的に作成、管理、執行できます。アプリケーションによってポリシー違反が検出されると、エンド ユーザーに対してポリシーに基づく助言や共有の制限が表示されます。
  • Outlook の多要素認証: Active Directory Authentication Library (ADAL) との統合により、Outlook で多要素認証を使用できるようになりました。
  • Information Rights Management (IRM): IRM による保護が Visio ファイルでもサポートされるようになり、Visio の図面がオンラインでもオフラインでも保護されます。


柔軟な展開・管理オプション

  • 効果的なネットワーク トラフィック管理: 新しい Background Intelligence Transfer Service (BITS) は、ネットワークの輻輳回避を支援します。ほかに重要なネットワーク トラフィックが存在する場合、BITS によって使用帯域幅が制限されます。
  • 配布管理の強化: ConfigMgr との統合強化により、IT 監視者は標準の ConfigMgr 機能を使用して、毎月の Office 更新プログラムを効率的にダウンロードして配布できるようになります。
  • 柔軟な更新管理: 管理者は通常のセキュリティ更新プログラムを受信しながら、機能の更新プログラムやバグ修正プログラムを受信する頻度を管理できます。
  • ライセンス認証管理がシンプルに: Office 365 管理ポータルの新しいコントロールを使用すると、全ユーザーのデバイスのライセンス認証を管理することができます。

Office 2016 プレビュー版をお試しになる場合は、こちら (英語) から入手できます。Office 2016 プレビュー版は現在も開発中のため、今秋にリリース予定のすべての機能をご利用いただけるわけではありません。ただし、今後も毎月機能を追加していく予定です。Office 2016 プレビュー版の最新の更新状況については、この Office ブログで詳しくお伝えしてまいります。ぜひ、Office 2016 に対するご意見、ご感想をお寄せください。

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