Office 365 APIs Starter Project for Windows を公開


(この記事は 2014 年 9 月 17 日に Office Blogs に投稿された記事 Office 365 APIs Starter Project for Windows の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

マイクロソフトでは、開発者の皆様に対象プラットフォーム上のさまざまな Office 365 クライアント ライブラリに慣れ親しんでいただけるように、一連のスターター プロジェクトを作成しています。各プロジェクトでは、クライアント ライブラリを使用して、アプリにユーザーの Office 365 データを統合するための方法をご紹介します。

Office 365 クライアント ライブラリを使用すれば、アプリのコーディングの際に Office 365 API を使用できるため、開発作業を大幅に簡略化することが可能です。その例をいくつかご紹介しましょう。

  • クライアント ライブラリの認証用ビジネス ロジックを使用して、クライアントのアクセス トークンを取得できます。これによって、OAuth に必要な認証、承認、同意のワークフローを開発者側で実装する必要がなくなります。
  • クライアント ライブラリを使用すれば、オブジェクトに対する JSON のシリアル化/逆シリアル化が不要です。このライブラリは、サービス メタデータの説明と整合性があります。また、このライブラリによって、クライアントのアクセス トークンが管理され、オブジェクト モデルが利用しやすくなります。
  • クライアント ライブラリを使用すれば、Office 365 サービスを利用して、ユーザーの予定表、メール、連絡先、ファイル、サイトなどにアクセスできます。

クライアント ライブラリを使用すれば、機能へのアクセス権とユーザー権限を分割できます。これによって、特定の機能へのアクセスを制限したり (連絡先にはアクセス可能でもメールにはアクセス不可など)、特定の操作を制限したり (読み取り専用アクセスなど) といった設定が可能です。

つい先日、最初のスターター プロジェクトである Office 365 APIs Starter Project for Windows (英語) が GitHub に公開されたばかりです。皆様のご意見やご感想をお待ちしております。このサンプルでは、Office 365 API クライアント ライブラリを使用して、Windows ストア アプリにユーザーの Office 365 データを統合するための方法をご紹介します。ぜひ今すぐダウンロードしてください。

また今後数か月の間に、ASP.NET MVC、Android (Eclipse を利用)、Android (Xamarin を利用)、Cordova など、各種プラットフォーム向けのスターター プロジェクトも提供していく予定です。このプロジェクトの最新情報と新しいスターター プロジェクトのリリースはこのブログで発表しますので、どうぞお見逃しなく。

Office 365 APIs Starter Project for Windows (英語) を使用すると、以下のことが可能です。

  • Office 365 API Tools で提供されるクライアント ライブラリを使用して、Office 365 に保存されているデータに対して呼び出しを行う方法を確認できます。
  • ユーザーの Office 365 データを統合する機能を備えた Windows ストア アプリを構築できます。
  • Office 365 の予定表、ファイル、フォルダー、ユーザー情報などにアクセスする方法を確認できます。

それでは、Office 365 APIs Starter Project for Windows サンプルに含まれているコードについて説明していきましょう。まだサンプルをお持ちでない場合は、デスクトップにダウンロードまたは複製して、インストールしていただくことをお勧めします。Readme (英語) ファイルには、デモ テナントで実行できるようにサンプルをセットアップする手順が記載されています。

認証とユーザー情報の取得

サンプルを実行すると、以下の画面が表示されます。このページで特に重要なのは、利用可能な Office 365 サービスの一覧です。

MainPage.xaml (英語) から Office 365 に接続します。

このページから、Office 365 テナントに接続できます。[Sign In] ボタンを押すと、このアプリケーションによるサービスへの接続要求を許可することへの同意を求める Web ページが表示されます。同意すると、アプリケーションがサービスへの接続に使用するアクセス トークンが取得されます。Office 365 サービスへの接続に使用するコードは AuthenticationHelper.cs (英語) ファイル内にあります。アプリケーションによる Office 365 サービスへの接続を許可することにユーザーが同意すると、サインインしているユーザーの情報が Azure Active Directory から取得されます (ただし、今回のバージョンではサムネイル機能は利用できませんのでご注意ください)。この処理は UserOperations.cs (英語) ファイルで実行されます。

予定表 API: Office 365 の予定表のイベントの作成、読み取り、更新、削除

スタート ページ上の [Calendar] ボタンを選択すると、予定表 API のサンプル ページが表示されます (下図参照)。ここでは、Office 365 に保存されている予定表のイベントを操作できます。

Calendar.xaml (英語) から Office 365 のイベントにアクセスします。

このページでは、CalendarViewModel.cs (英語) ファイルと EventViewModel.cs (英語) ファイルを使用して、予定表に保存されている予定表情報にアクセスします。以下の操作を実行する方法については、CalendarOperations.cs (英語) でご確認いただけます。

  • 予定表のイベントの一覧を取得する
  • 新しいイベントを作成する
  • 既存のイベントを更新する
  • 予定表からイベントを削除する

ファイル API: SharePoint に保存されているファイルの作成、読み取り、更新、削除

スタート ページの [Files] ボタンを選択すると、Office 365 ファイル API のサンプル ページが表示されます (下図参照)。ここでは、Office 365 上のファイルやフォルダーにアクセスできます。

MyFiles.xaml (英語) から Office 365 のファイルやフォルダーにアクセスします。

このページでは、FilesViewModel.cs (英語)FileSystemItemViewModel.cs (英語) を使用して、SharePoint に保存されているファイルやフォルダーの情報にアクセスします。以下の処理のための呼び出しを行う方法については、FileOperations.cs (英語) をご確認ください。

  • 既定のドキュメント ディレクトリとサブディレクトリにある、すべてのファイルやフォルダーの一覧を取得する
  • シンプルなテキスト ファイルを作成する
  • ファイルを SharePoint にアップロードする
  • ファイルやフォルダーを削除する
  • テキスト ファイルの内容を読み取る
  • テキスト ファイルの内容を更新する
  • ファイルをダウンロードする (その後ファイルを開くためのコードは FilesViewModel.cs (英語) にあります)

ご質問やご意見について

最新情報や Office 365 の開発に関する情報については、このブログで随時お知らせしますので、引き続きご注目ください。また、今回のスターター プロジェクトについてもご意見やご感想をお寄せいただければ幸いです。

ご質問やご意見は、以下の方法でお寄せいただくことができます。

  • このブログ記事の下部にあるコメント欄に投稿する
  • 今回のプロジェクトの GitHub リポジトリの [Issues] セクション (英語) でイシューを作成する
  • StackOverflow (英語) で質問する (ご質問/ご意見には、必ず [Office365] タグと [API] タグを付けて投稿してください)

関連情報

GitHub 上の Office 365 APIs Starter Project for Windows (英語) リポジトリ

Office 365 API プレビューのドキュメント

Office 365 API プレビューのファイル REST API

Office 365 API プレビューの予定表 REST API

Office 365 API Tools for Visual Studio 2013 – 2014 年夏の更新版

Office デベロッパー センター (英語)

Comments (0)

Skip to main content