Office 365 ProPlus を社内の Web ポータルから展開する方法


(この記事は 2013 年 8 月 8 日に Office IT Pro Blog に投稿された記事 How to deploy Office 365 ProPlus from an on-premises web portal の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

Office 展開ツール(ODT)と自己解凍形式の .exe ファイルを使用して、ユーザーが社内のポータルから Office 365 ProPlus をインストールする方法について説明します。
(今回は、マイクロソフト コンサルタントを務める Curtis Sawin が執筆した、Office クライアントの展開についての投稿をご紹介します。)

Office 365 ProPlus を展開する方法の 1 つに、ユーザーに Office 365 ポータルにサインインして、[software] ページで [Install] を選択してもらうという方法があります。このようにセルフサービス式にインストールを行う手法は、柔軟性と IT のコンシューマーライゼーション (Office 365 ProPlus を自宅でインストールするなど) の実現を目指して設計されており、Office 365 ProPlus を1ユーザーあたり最大で 5 つのデバイスにまでインストールできるようにするための鍵となる要素です。ただし、Office をインストールするには、ユーザーがそのコンピューターのローカル管理者でなければならないことに留意する必要があります。

企業のお客様によっては、ビジネス上または技術上の制約が存在するために、ユーザーが自社の企業ネットワークの外から Office 365 ポータルへサインインできない場合があり、「ユーザーが Office 365 ポータルからではなく自社のポータルから Office 365 ProPlus をインストールできるようにすることはできないのか」という質問をよくいただきます。

この問題は Office 展開ツール (英語) を使用すると解決可能です。簡単な手順をいくつか実行するだけで、Office 365 ポータルから Office 365 ProPlus をインストールするプロセスを再現させることができます。

  1. Office 展開ツールをダウンロードする。
  2. Office 365 ProPlus のインストール オプションを指定する XML ファイルを作成する。
  3. 自己解凍形式の実行ファイル (.exe) を作成する。このファイルは、前の手順で作成した XML ファイルを使用しながら Office 展開ツールを実行するものです。

自己解凍形式の .exe ファイルを作成し、テストを実施した後、これを自社のポータルに公開します。

ここからは、上記手順の詳細について説明します。

手順 1: Office 展開ツール(ODT)をダウンロードする

Microsoft ダウンロード センター (英語) から Office 展開ツール(ODT)をダウンロードします。次に、officedeployment.exe をダブルクリックし、後の手順で必要となる setup.exe (Office 展開ツール本体) と configuration.xml の 2 つのファイルを取得します。

手順 2: Office 365 ProPlus のインストール オプションを指定する XML ファイルを作成する

Office 展開ツールには、サンプルの configuration.xml ファイルが含まれています。この XML ファイルを使用して、Office 展開ツール(ODT)で使用する Office 365 ProPlus のインストール オプションを指定します。

下のサンプル XML では、次のような動作になります。

  • 32 ビットの英語版 Office 365 ProPlus をインストール
  • Office 365 からの直接の自動更新を有効化
  • インストール中のユーザー インターフェイス画面 (進捗画面やエラー メッセージなど) をすべて表示
  • %temp% フォルダーにログ ファイルを作成

<Configuration>
<Add OfficeClientEdition=”32″>
<Product ID=”O365ProPlusRetail”>
<Language ID=”en-us” />
</Product>
</Add>
<Updates Enabled=”TRUE” />
<Display Level=”Full” AcceptEULA=”TRUE” />
<Logging Name=”OfficeSetup.txt” Path=”%temp%” />
</Configuration>

クイック実行 configuration.xml ファイルのリファレンス」のページに、この XML ファイルで構成可能なオプションがすべて掲載されていますので、ご確認ください。

この XML ファイルには SourcePath 属性がありません。Office 展開ツールは、まずカレント フォルダーから Office 365 ProPlus のソース ファイルを検索します。この場所にソースファイルがない場合、Office 展開ツールはインターネットから Office 365 を直接取得します。このため、ソース ファイルを取得するときにユーザーがローカルネットワーク上に存在している必要はなく、ただインターネットに接続されていればよいのです。

XML ファイルの名前は自由に変更できます (InstallFromCloud.xml など)。

手順 3: 自己解凍形式の実行ファイル (.exe) を作成する

この手順には、複数のツールや方法が使用できます。その例として、Windows OS に含まれている iexpress.exe で自己解凍形式の .exe ファイルを作成する方法などがあります。このブログ記事の最後に、WinRAR を使用してこの手順を実行する方法を説明した 2 分のビデオをご用意しました。

自己解凍形式の .exe ファイルには、次のファイルを含めます。

  • Setup.exe
  • 作成した XML ファイル (例: InstallFromCloud.xml)

ファイルの解凍終了後に実行するコマンドは、「setup.exe /configure InstallFromCloud.xml」です。

この手順が完了すると、非常に小さなサイズのファイル (約 500 KB) が作成されます。このファイルを実行すると、Office 365 ProPlus のインストールが開始されます。ファイル サイズが小さいため非常に携帯性が高く、これを使用すると、どこからでも Office 365 ProPlus をクラウドベースでインストールできます。

最後に、企業ネットワークの外から Office 365 サービスへのアクセスを制限する何らかのクライアント アクセス ポリシー (英語) を実装している場合、Office 365 ProPlus を使用するためのアクセスもブロックされますので、ご注意ください。

 Office 365 ProPlus インストール用自己解凍形式実行ファイルの作成方法 (動画、英語)

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