Excel Web App – 追加する新機能を決定する要素とプロセス


(この記事は 2013 年 9 月 11 日に Excel Blog に投稿された記事の翻訳です)

投稿者: Dan Battagin、投稿日: 9 月 11 日

皆さん、こんにちは。先日、SkyDrive と Office 365 ですべての Excel Web ユーザーが使用可能となった新機能 (英語) についてご説明しました。これは、Office Web Apps をデスクトップ アプリケーションの単なる付属品ではなく、総合的な生産性エクスペリエンスとして発展させるための取り組みの一環としてリリースされたものです。これにより、洗練された Office ドキュメントを最初から最後まですべて Web 上で作成することが可能になりました。

マイクロソフトはこの 2 年間、Office Web Apps に対してさまざまな取り組みを行い、リリースごとに新機能を追加してきました。*

  • 2007 年夏
  • ビジネス ユーザー向けに初リリース

 

 

  • 2010 年夏
  • Web 向けに初リリース
  • ユーザーの Web ページへのスプレッドシート埋め込み
  • 列の自動調整
  • コンテキスト メニュー
  • セルの結合
  • HTML への印刷
  • 3D グラフ
  • 匿名での編集
  • Office 用アプリ
  • JavaScript API
  • JavaScript UDF
  • ピボットテーブルの
    フィールド リスト
  • クエリ テーブル
  • REST API
  • 電子メールによる共有
  • リンクによる共有
  • 特定のユーザーとの共有
  • テーブルのスライサー
  • アンケート
  • データの入力規則
  • ウィンドウ枠の固定
  • シートの表示/非表示
  • 選択範囲の並べ替え
  • テーブルの見出し行の固定
  • 2011 年秋
  • 2012 年秋
  • 2013 年夏

* これは、最近のリリースで追加された機能の一例です。

これまで Excel Web App に追加されてきた上記の機能が、皆様の待ち望んでいた機能であり、実際にお役に立っていましたら幸いです。これらは、最も重要な機能に関する皆様からいただいたフィードバックに基づいて開発されました。お客様からご要望をいただいた際には、そのご意見に耳を傾け、ご提案内容をできるだけ迅速に製品に反映するよう心がけています。

今回は、次に追加する新機能を決定する方法と、現在検討中の機能の一部をご紹介します。

追加する機能をどのように決定するか

Excel の特長の 1 つに、簡単なリストから複雑な BI モデルや金融モデルまで、さまざまなものを取り扱うことができるという点があります。このため、Web 用またはモバイル デバイス用の Excel の新バージョンを開発する際、すべての新機能を新バージョンに搭載することはできません。そこで優先順位を決める必要があります。マイクロソフトは、優先順位を決定するうえで、複数の異なるソースから数か月ごとにデータを収集しています。例として以下のものがあります。

  1. SkyDrive ユーザーからのフィードバック: Excel Web App の [File] > [Help] > [Send Feedback to Microsoft] ボタン、Excel Web App ユーザーに無作為にお送りしているアンケート、ベータ テストから導入されている [Send a Smile] など、複数の方法で送信していただけます。
  2. Office 365 の個人ユーザーまたは企業ユーザーからのフィードバック: Office 365 からは、SkyDrive と同様にお送りいただけます。また、マイクロソフトのお客様には、数百人から数千人規模の大規模企業も含まれますが、デスクトップ バージョンの Office や競合他社の製品をお選びになり、Office 365 を利用していない場合があります。このような企業には、Excel Web App がどのような機能を備えていたら Office 365 を採用するかをお尋ねしています。
  3. 競合製品との比較結果: マイクロソフトは、常に業界をリードする製品を提供し続ける企業となることを目指しています。Excel が力を発揮できるはずの分野で競合製品が支持されている場合には、その状況を覆すべく尽力します。
  4. 利用状況データ: マイクロソフトでは、長年にわたり、Excel をはじめとした製品の改善を目的として、ユーザーの皆様から匿名の利用状況データを任意でお送りいただいています。Excel からは、リボンのクリック、ファイルへの追加など、ユーザーが使用した機能の情報が送信され、何百万の Excel ユーザーにとって最も重要な機能が何であるかを把握することができます。
  5. ユーザーの使用事例: MVP アワード Excel 部門の受賞者から、フォーチュン誌の番付「Fortune 500」に選ばれた企業の CEO や COO、スターバックスで見かけた Excel ユーザーの方まで、全世界の皆様から日々莫大な量のフィードバックをいただいています。

数か月ごとに、これらの情報に基づいて各機能に点数を付け、構築した公式によって重要度の順位を算出しています。もちろん、これに使用しているアプリケーションは Excel です! 技術的な効率や他の Office 機能の優先順位との兼ね合いから、内部的な順位付けや重み付けも若干適用しますが、基本的にはお客様のフィードバックに基づいて決定した順番で作業を進めています。ここで、順位を算出する公式をご紹介します (実際に使用する式とは、一部異なります)。

機能の重要度 = (競合製品との比較結果) * (重み X) + (SkyDrive のフィードバック) * (重み Y) + (Office 365 のフィードバック) * (重み Z) + (利用状況データ) * (重み P) + (内部要素) * (重み R)

今後の予定

背景をお話ししたところで、ここからは、現在進行中の機能についてご説明します。以下に、リストの上部にある項目を一部掲載します。順不同ですのでご注意ください。機能ごとに開発期間が異なり、また、多数の機能を同時進行で開発しているため、ここに記載された順番のとおりにリリースされるわけではありません。

固定ウィンドウの追加と編集 (既に閲覧可能)
コメントの追加と編集 (既に閲覧可能)
Android タブレットのサポート
VBA を使用したファイルの編集
グラフの編集
図形の表示、移動、サイズ変更
Office 365 での XLS ファイルの読み込み (既に SkyDrive で使用可能)
PDF への印刷
WEBSERVICE 関数
一般的なキーボード ショートカット
選択範囲の並べ替えのカスタマイズ (複数列のソート)
画像の挿入
行および列の表示/非表示
シートの並べ替え
ステータス バーでの選択範囲の合計値表示
Excel Web App 内でのスプレッドシートの名前の変更
シート内でのセルのドラッグ アンド ドロップ
他のユーザーのシート編集の禁止
Office 用アプリケーションの挿入および変更

 

上記に掲載した Excel Web App に実装予定の機能が、皆様のご期待に沿ったものであれば幸いです。マイクロソフトは、これらをリリースした後も、Excel Web App でのデータ処理を魅力的な生産性エクスペリエンスとして発展させるための長期的な取り組みを継続します。

もし、上記のリストが、Excel Web App に求めているものと異なる場合は、ぜひご意見をお寄せください。以下のアンケートから、フィードバックを送信できるようになっています。お寄せいただいたご意見は、実装予定の機能リストの変更を検討する際に参考とさせていただきます。上記のリストに特に重要と思われる機能がある場合、または非常に重要な機能が挙がっていない場合も、ぜひご一報ください。

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