プログラミングを学び、教えるキャンペーン週間 “Hour of Code” ~子どもたちが“コードを書く” スキルを身に着けるための支援プログラム「Microsoft Imagine」を発表~

   皆さん、こんにちは。技術と開発を担当している加治佐です。   コンピューターサイエンス教育の振興を目指す米国の非営利団体、Code.org による「プログラミングを学び、教えるキャンペーン週間 ”Hour of Code” 」が、米国時間の 12 月 8 日から 14 日まで、全世界で開催中です。“Hour of Code” とは、世界中の子どもたちに「コードを書く(プログラミングをする)」体験を提供する活動で、180 以上の国から 1 億人以上が参加、米国のオバマ大統領を筆頭に、多くの著名人や IT 企業がこの活動に賛同しています。CEO のサティア ナデラや、創業者 兼 テクノロジアドバイザーのビル ゲイツをはじめ、マイクロソフトも、この ”Hour of Code” を応援しています。   Hour of Code 公式ウェブサイト:http://hourofcode.com/us/ja  [View:https://www.youtube.com/watch?v=nKIu9yen5nc:0:0]Code.org メッセージビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=nKIu9yen5nc  [View:https://www.youtube.com/watch?v=rH7AjDMz_dc:0:0]Hour of Code メッセージビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=rH7AjDMz_dc    もちろん、われわれ日本マイクロソフトも、”Hour of Code” に沿った取り組みを実施しています。  12 月 6 日(土)には、さっそく、マイクロソフト ディベロップメントでプログラムマネージャを務める鵜飼 佑が、母校の青山学院 初等部で、プログラミングの初歩を教えました。  …


株式会社プロダクション・アイジーのアニメ「翠星のガルガンティア」の世界を、Internet Explorer 11 で探検してください! ~ Web GL 対応で臨場感のある 3D 体験が可能に~

        皆さん、こんにちは。  日本を代表するアニメーション スタジオ、株式会社プロダクション・アイジー (Production I.G) とのコラボレーションにより、WebGL を活用した 3D Web ゲーム「翠星のガルガンティア~キミと届けるメッセージ~」を本日 6 月 18 日(水)14 時より、無料で公開します。このゲームは、アニメ「翠星のガルガンティア」をもとに制作したスカイ アクションゲームで、書き下ろしシナリオのほか、アニメ本編の声優がフルボイスで出演しているアドベンチャーストーリーと 3 種類のエンディングもご用意しました。より多くのファンが楽しめるように、言語は日本語と英語で提供、開発者向けにはソースコードの一部と 3D モデルを公開し、Turbulenz のオープンソースの 3D ゲームエンジンを使うことによって、だれでも自分のゲームが作れるようになります。 [View:https://www.youtube.com/watch?v=hJ5WfTDyuPY:0:0]        「アニメ」は、今や世界中に多くのファンが存在し、日本が世界に誇る文化の 1 つになっています。オリジナル SF 冒険活劇アニメ「翠星のガルガンティア」は、2013 年 4 月から 6 月まで日本でテレビ放送され、好評を博しました。同作品では、銀河の果てで、怪生命体「ヒディアーズ」とのいつ終わるとも知れない戦いにその身を投じてきた少年兵・レドと、海に覆われた地球でつつましくも活き活きと暮らす船団都市「ガルガンティア」の人々との出会いが描かれました。ガルガンティアの世界では、人間は「サーフカイト」という、サーフボードとハンググライダーの中間の乗り物で移動します。  今回提供する Web ゲーム「翠星のガルガンティア~キミと届けるメッセージ~」では、ガルガンティアの世界を舞台に、ユーザーが主人公のレドになってサーフカイトを操縦し、時にロボットのチェインバーの力を借りながら、ガルガンティアの船団都市を空から探検します。  このゲームには 2 つのモードがあります。書き下ろしのシナリオをもとにしたアドベンチャーモードは、アニメ本編と同じ声優によるフルボイスが魅力で、ユーザーが選ぶ行動によってその後の展開が変わります。もう 1 つのミッションモードでは、ユーザーは主人公のレドになりきってサーフカイトを操縦するミッションに挑戦します。   Web 技術の限界に挑戦  このゲームは、高品質の 3D グラフィックスとタッチ操作のゲームプレイで、現代の Web の可能性を広げ、Web 技術の限界に挑戦しています。大きな入道雲や飛行ルートを邪魔する気流、すれ違うカモメの群れなど、ゲーム細部の美しい描写も見どころです。アニメ本編の繊細な外観と雰囲気は、リアルタイムで美しく再現され、空、雲、光など、ガルガンティアの世界の景色に調和されるよう、きめ細かく作りこまれています。また、レドとサーフカイトのシルエットやライティングは、高度なトゥーンシェーダーと影のレンダーリングによって、表現されています。  また、このゲームは…


Outlook.com : Gmail からの乗り換えを簡単に

 こんにちは。  日頃より弊社製品ならびにサービスをご利用いただきありがとうございます。今回ご紹介する Outlook.com の新機能は、米国の Outlook.com 開発チームとの共同プロジェクトの中で、日本の Windows サービス開発チームが中心となり設計・開発した新機能です。チームの砂川直人が、Outlook Blog でこの新機能についてポストしていますので、その抄訳をご紹介したいと思います。ぜひご利用ください! ◆◆◆    Windows サービス開発統括部の砂川です。本日より、簡単に Gmail のアカウントを Outlook.com にインポートできるツールの提供を開始します。数週間をかけて段階的にリリースしていく予定ですので、全世界のお客様が利用いただけるようになるまで少々時間がかかります。今日アクセスしてみて、まだ提供されていない方は、後日再度お試し下さい。   古いメールサービスへのフラストレーション  Outlook.com は、開始当初から、SNS との連携によってより身近で、最新のタッチデバイスでも快適に利用いただけるサービスを目指しました。シンプルなインターフェースや操作性、「一括処理」をはじめとしたメールの整理整頓に便利な機能で「速くて使える」メールサービスになっており、お客様からも非常に良い評価をいただいています。  一方で、現在自分が使っているメールサービスに不満を抱いている人もいます。Ipsos という調査会社が行った最近の調査によると、4 人に 1 人が、もっと簡単であればメールサービスを乗り換えたいと考えているというデータがあります。同調査から、メールの作業を広告に邪魔されないこと(70%)、迷惑メールフィルターがより高度であること(69%)、簡単で分かりやすいユーザーインターフェースであること(67%)、スキャンしたメールの中身を元に広告が出ないこと(58%)* 等が、ユーザーにとって特に大事なポイントであることが分かりました。Outlook.com では、サービスの改良にあたって、それらを特に意識しており、現在利用中のメールサービスを考え直したい方に、是非おすすめしたいと考えています。   簡単に乗り換え  現在のメールサービスにいくら不満があったとしても、別のメールサービスに乗り換えるのは大変な作業です。そこで、Outlook.com では、ユーザーの代わりにこの大変な作業の大部分を行う新しいツールを用意しました。Gmail アカウントを Outlook.com アカウントにつなげるだけの数ステップのみです (技術的には OAuth というプロトコルを使います)。Gmail 上にあるメールを Outlook.com の受信トレイにインポートするだけでなく、Gmail の連絡先を Outlook.com で表示することができます。メールの未読・既読状態を含む受信トレイの構造はそのまま保持されます。また、ご使用のGmailアドレスを送信専用アドレスに設定しますので、Outlook.com でも「差出人」として @gmail.com のアドレスを指定してメールの送信が可能です。   手順  概要は以下の通りです。詳細は、サポートのサイトをご覧ください。    まず、Outlook.com にここからサインインします。オプションを変更しない場合は、そのまま [開始] をクリックします。…


「アイデアをカタチに!」イノベーション アワード 2013 募集開始

   みなさん、こんにちは、技術と開発を担当している加治佐です。    今年で第 6 回目となるマイクロソフト イノベーション アワード の募集を開始しました。マイクロソフト イノベーション アワードは、2007 年に「ソフトウェアによるイノベーション」をキーワードに「独創的なアイデア」をカタチにしたソフトウェアを表彰し、ベンチャーをはじめとするチャレンジ精神旺盛な個人、団体を表彰するアワード プログラムとしてスタートしました。  日本マイクロソフトは、これまでイノベーション アワード受賞した個人・団体に対して、起業の為の支援、ビジネスを加速させるための支援など様々なサポートを行ってきました。過去の受賞者の中には、度々名前を聞くまでに成長したベンチャーも出てきています。  今年のマイクロソフト イノベーション アワード 2013 の賞には、一般のユーザー向けのアプリケーション、サービスを対象としたコンシューマー部門、そして様々なビジネスシーンでの活用、企業・公共団体向などによる利用を想定したアプリケーション、サービスを対象としたビジネス部門が設定されています。  今年の大きなポイントは、応募作品が必ずしもアプリケーション、サービスとして完成されている必要が無い点です。動作、仕組みを紹介できるモックアップによる応募も可能です。ただし、技術的、経済的に実現可能であることが求められます。受賞者には、製品化に必要なスキルの習得を含む、技術支援を行います。  自分のアイデア、スキルを試したい方、起業を目指している方、更なる飛躍を目指している企業、是非ご応募ください!!              前回のイノベーション アワードの展示の様子         選考基準 革新的、もしくは独創的なアイデアをカタチにしたソフトウェア、またはサービス (プロトタイプ、モックアップでの応募も可能です。ただし、一定の動作のデモができること。) 最優秀賞 コンシューマ部門、ビジネス部門の中から最も優れた作品 コンシューマ部門 コンシューマを対象としたアプリケーション、またはサービス 優秀賞 3 作品 ビジネス部門 ビジネス活動、もしくは企業・団体による使用を想定したアプリケーション、もしくはサービス 優秀賞 3 作品 報奨 最優秀賞 100 万円相当の報奨 ビジネスの可能性を最大化するための製品紹介、マーケティング支援を行います。また、プロトタイプによる応募の場合は、具現化する上で必要となる技術支援を行います。この他、日本マイクロソフトが実施する起業家向けイベントなどでの紹介、講演枠のご提供を行います。 ※一般に販売される PC への組み込み、マイクロソフトのイベントにおける特別紹介枠など、受賞作品に合わせたビジネス支援を実施します。また、第一次審査を通過した作品にも様々な特典をご用意しています。 応募条件 マイクロソフト…


アプリと起業家マインドで世界にチャレンジ~イマジンカップ日本大会開催

      イマジンカップ 2013 日本大会が、4 月 7 日 (日) 日本マイクロソフト品川本社にて開催されます。 マイクロソフト創設者であるビル ゲイツの “学生達に自分のアイディアや技術を発表する場を提供したい”、という想いから始まった世界中の学生を対象とする IT 技術コンテストは、開催 11 年目を迎えました。  若者のIT離れ、それを危惧するビル ゲイツ、マーク ザッカーバークらのメッセージ(「ほとんどの学校で教えていないこと」)が話題に上ったばかりですが、イマジンカップではその懸念を払しょくする学生たちの奮闘を見ることができます。  今年の大会においてまず注目いただきたいのが、マイクロソフトの最新 OS “Windows 8 “ 向けの新しいアプリケーションとなる “Windows ストア アプリ” です。  マイクロソフトでは学生開発者の方々を対象に継続的に支援を行っていますが、今年度は Microsoft Student Partners Program (MSP) の強化、国立高専機構様との IT 共同教育プロジェクトでのアプリ開発コンテストの開催、専門学校様向け Windows カリキュラム提供などを通じて、すでに多くの学生の方々にWindows ストア アプリ開発に取り組んでいただいています。  日本大会独自に設けられた Windows 8 チャレンジ部門では、事前審査を通過した 4 作品で競われます。学生の感性が活かされたアプリにご期待ください。  そしてやはり目が離せないのが、ロシア世界大会行きのチケットをかけて競われる “Game” “Innovation” “World Citizenship” のカテゴリーで構成される競技部門です。 昨年、日本代表…


Imagine Cup 世界大会にみる、「日本の競争力と教育の果たす役割」とは。

        みなさん、こんにちは。日本マイクロソフトで、教育機関のお客様を担当している中川と申します。  7/6-10 にオーストラリア シドニーで、今年で 10 年目となるマイクロソフト主催の学生向け IT 技術コンテスト「Imagine Cup 2012 世界大会」が開催されました。私も同行してきましたので、その模様をレポートします。  この Imagine Cup を「学生向け IT 技術コンテスト」と言ってしまうと、最先端の IT 技術をどれだけ活用しているかを競う技術だけのコンテストのような印象を持たれてしまうかもしれませんが、実際はそうではありません。Imagine Cup は、「IT 技術を使って今日の世界の問題を解決したい、そして、世界に変化を起こしたいという情熱、想像力、技術力を持った学生を応援する」世界規模のコンテストです。そのため、過去の Imagine Cup 出場経験者中には、自らの情熱と想像力を具現化し、起業した方々もたくさんいますし、昨年ソフトウェアデザイン部門で優勝したアイルランドチームのメンバーも既に起業しています。世界大会では参加チームそれぞれが、自分たちが開発したソフトウェアなどを審査員に対してプレゼンテーションしていくのですが、審査員には、投資家が入っていることもあり、発表者に対して事業化を見据えた厳しい質問を出していきます。また、優勝者は、ダボス会議に招待されたり、ビル & メリンダ ゲイツ財団などから資金援助を受けたりする機会もあるため、起業の大きなチャンスとなる大会といっても過言ではありません。     <ダボス会議でのビルゲイツと Imagine Cup Grants Winners> そんなこの Imagine Cup 世界大会に、35 万人を超える予選参加者から選出された、75 ヶ国 350 人の学生がチームを組んで、アイデアと技術力を振り絞って参加しました。日本からは、オンライン予選や日本大会を勝ち抜いた合計 3 チームが世界大会に参加しました。そして、結果は、ゲームデザイン部門の 2 チームが世界 Top 5 と Top 10。ソフトウェアデザイン部門は、堂々の世界 2 位という好成績を残しました。日本代表チームにとっては、いずれも過去最高の成績です。世界の舞台で日本チームが活き活きと活躍する姿に感動しました。…


研究で世界を変える

  みなさん、こんにちは、技術と開発を担当している加治佐です。 今回は、マイクロソフトの基礎研究機関であるマイクロソフトリサーチ(Microsoft Research 、以下MSR) について紹介します。 MSRは、世界に7つの拠点があり、850名を超える博士号を持つ研究者が、コンピューターサイエンスおよびソフトウェア工学に関連する研究を行っています。これらの研究者は、開発中の製品に直接関係する技術の研究を行っているわけではなく、3年以上先に製品化される可能性を持ったテーマでの研究活動が行われています。コンピューターサイエンスの基礎的なものから、DNA、交通、気象、宇宙などの膨大なデータを解析しながらの応用的な分野まで、大きく55分野での研究が行われています。 私は、5月下旬に、MSRで米国のRedmondに次いで、2番目に大きな規模になる中国の北京にあるMSR Asia (MSRA) を訪問しましたので、その様子を紹介します。MSRA は、約200名の研究者が、ナチュラル ユーザー インターフェース、次世代のマルチメディアなどの5つの分野での研究活動を行っており、それぞれの研究者は違う分野の研究者や、社外の研究者との学術的な交流を積極的に行っています。さきほど「3年以上先に製品化されるかもしれない」と書きましたが、研究を悠長に行っているわけではありません。私が今回の前にMSRAを訪問したのは、今年の1月ですが、この半年足らずの期間で、大きな成果を収めている研究もたくさんありました。先日、Kinect for Windows SDK ver. 1.5が公開されましたが、顔認識に関連した新機能である Face Tracking は、MSRAで研究された技術の成果の一部です。 MSRAには、日本人の研究者も在席していますが、最も長い経験を持つ研究者は、2003年に研究者となった松下康之です。松下は、現在Visual Computing GroupのLead Researcherを務めており、これまでの研究の成果の一つとして、手振れなどによる映像のブレを軽減するVideo Stabilizationが、次期 OS製品の新機能として搭載されるという大きな成果を出しています。松下はこれにとどまらず、先進的なコンピュータビジョンの研究において国際会議で研究成果を発表し続けています。松下以外では、MSRAには、2009年より、日本人の研究者が続々と誕生しており、現在では、合計で5人の研究者がMSRAで活躍をしています。また、日本からも多くの大学院生がインターンとして、MSRAやそのほかのMSRの拠点で研究を行っています。インターンシップ プログラムは、MSRAをはじめとするMSRでの研究活動を通じて、多くの大学院生の研究者としてのキャリアを後押ししています。その他にもアカデミック連携プログラムがあり、これらを通して、アジアや世界の研究者コミュニティとの連携も広がりを見せています。日本マイクロソフトには、MSRAに籍を置き、MSRと日本のアカデミック界との連携活動を推進するための専任者がいます。   今日の研究手法は、クラウドコンピューティングの出現により、理論とシミュレーションを統合し、巨大なデータを無数のコンピューターで解き明かすという潮流に変化をしました。研究者や研究組織が、特別な計算施設を準備することなく、いつでも巨大なデータとコンピューターを活用できる環境になり、一人一人の研究者が、独創的なアイデアを即座に立証しながら次の研究ステップに移るということが可能になりました。その一方で、研究者同士の繋がりは新しいアイデアを創る上で極めて重要であり続けます。マイクロソフトと日本の研究者コミュニティとの連携をこれからも強化しながら、日本からの世界へのインパクトを加速させるように取り組んでいきたいと思います。  


マンデーメモ:興奮!イマジンカップ 2011 世界大会に参加してきました

  皆さん、こんにちは。先日、CTO加治佐のブログでも紹介したイマジンカップについて、今回マンデーメモでも紹介します。 マイクロソフトは、2003年より学生向け技術コンテストとしてイマジンカップを開催しています。2005年の第3回イマジンカップ世界大会は、日本の横浜市で開催されました。そして9回目を迎えた今年は、米国ニューヨーク市で開催されました。私も最終日だけですが初めて参加してきたので、イマジンカップのツアーにプレスの方々と同行した広報担当者からのレポートと合わせて、イベントについて紹介をします。 今年は、2001年9月11日の同時多発テロ発生から10年目に当たります。そして、その2001年はマイクロソフトにとっては会社の歴史的にも非常に重要な製品であるWindows® XP(2001年10月25日)と Xbox®同年11月14日)を発売した年です。そしてその両製品共に、同時多発テロ発生から間もない時期ではありましたが、発売イベントをニューヨークのタイムズスクウエアで開催しました。Windows XPの発売イベントにはビルゲイツと共に当時のジュリアーニ市長が登場し、世界の平和に向けてのメッセージを発信したことを覚えています。今回のイマジンカップの会場は、2001年にそのWindows XPの発売イベントを行ったMarriott Marquis Hotelで開催されました。そして、会場ホテル目の前にはXboxの発売イベントを行ったトイザらスがありました。私自身も2001年当時を思い出し、両会場を訪問し、大変感慨深い出張となりました。 前置きが長くなりましたが、イマジンカップの紹介です。イマジンカップは、環境、医療、教育など、世界の課題をITで解決することを目指しており、学生であれば誰でも参加ができます。イマジンカップ がスタートした2003年には、わずか2000名が参加していましたが、この数年で飛躍的に参加者が伸びて、今年は35万名、183か国の学生が参加しました。 7月8日(金)~13日(水)まで開催されたイマジンカップ 2011世界大会では、「ソフトウェアデザイン」「組み込み開発」「ゲームデザイン」など、9部門の各予選を勝ち残った128プロジェクト、約400名の学生が世界各国から集まり、自分たちのアイディアを競いあいました。 今年のイマジンカップのロゴはクラウドを意識! 今回、初めてイマジンカップで基調講演をしたCEOのスティーブ バルマーは、世界大会に参加した学生に対して、発想力と、その発想力を拡げていく熱意や粘り強さが重要であるということを伝えていました。これは、バルマー自身がマイクロソフトの経営者としても大切にしていることで、社員にも伝えているメッセージです。これから次世代を担う学生に対する期待の高さを物語っていたと思います。 CEOのバルマーがイマジンカップで登壇すると会場はスタンディングオベーションで拍手が鳴りやまず 今年のプロジェクトの傾向を見ると、クラウド、モバイルデバイス、ナチュナルユーザーインタフェースなどがキーワードになっています。プロジェクトの中で、Windows AzureTMを活用したプロジェクトが全体の32%、Windows Phone 7を活用したプロジェクトが全体の47%を占めています。さらに、Kinectを活用したプロジェクトもあり、既存の知識にとらわれない、学生ならではの自由で斬新な発想のプロジェクトが多かったです。特に印象深かったのは、ソフトウェアデザイン部門で、KinectTMを活用したリハビリシステムを開発したルーマニアチームや、センサーを活用した障碍者支援用機器を開発したヨルダンチームでした。アイディアはもとより、アイディアを商用化できる現実性などを含めて、世界の課題をITで解決できることを真剣に考えている学生のパッションが伝わってくるものでした。 2回戦進出チームの発表の様子。各チームが国旗を持って、まるでサッカーのワールドカップのような盛り上がり イマジンカップに参加する学生の出身地は、インターネットやPCなどのITインフラ環境やITの利活用状況はさまざまです。イマジンカップは、世界の課題をITで解決できる良いアイディアさえあれば、先進国や新興国が対等に勝つチャンスがあることが特長です。世界大会で表彰された国は、米国、フランス、などといったIT先進国もありましたが、ルーマニア、ポーランド、スロベニア、チェコなどの東欧諸国や中国、韓国、台湾、タイ、フィリピンなどのアジア諸国も入賞し、健闘をしていました。残念ながら、日本から参加した2チームは初戦で敗退してしまいました。バルマーの伝えていたメッセージの発想力、パッションや粘り強さをより持てるようになることが、世界と対等に戦うためには重要ではないかと感じました。 表彰されるだけが、イマジンカップではありません。世界の課題をITで解決できること例として、昨年のイマジンカップに参加をしたチェコ共和国のGINAというプロジェクトをやっていたチームが、今年のイマジンカップの表彰式で紹介されました。GINAは、Geographical INformation Assistant、つまり地図情報支援プログラムを意味しています。このプログラムは、携帯電話とBingTMを活用することで、緊急時の救援チームの救援活動の連携をしやすくするもので、昨年のイマジンカップで表彰されることはありませんでしたが、NPOのHand for Help Europeの協力により、チェコの救援隊がハイチや東日本大震災で救援活動を行う際にGINAを活用したそうです。 このように、ITによって世の中に役に立つプロジェクトがイマジンカップの学生からもっと出てくることを期期待しています。 イマジンカップは、全世界の学生が参加する機会なので、参加した学生が開催国の文化や商習慣を理解したり、各国の学生が交流する機会の”Cultural Day”が毎年必ず設けられています。 ”Cultural Day”は、第3回目の日本大会よりスタートし、当時は横浜の三溪園を貸し切り、参加した各国の学生が日本文化を体験できる機会を設けました。今回は、アメリカの歴史を象徴するエリス島とリバティー島でアメリカの歴史を体験する機会を設けました。エリス島は、1954年までの約60年間に、移民した人々が、米国に最初に上陸した場所で、移民博物館があります。また、リバティー島は、自由の女神があります。イマジンカップに参加した学生は、ニューヨーク市の協力により、両島を貸し切って、アメリカの歴史を体験するのみならず、各国の学生と交流しながら、エリス島から見えるニューヨークの夜景を楽しみました。 なお、最終日の表彰セレモニーでは、ニューヨーク市のブルームバーグ市長も参加し、学生たちに熱いメッセージメッセージを送り、そして来年の開催地が、オーストラリアのシドニーに決定したことも発表されました。表彰セレモニーを見ながら、来年こそ、日本チームがより良い成績を残せるように、引き続き日本マイクロソフトとしての支援活動にも工夫をしていければと感じました。 ブルームバーグ市長がイマジンカップの表彰式に登場 イマジンカップに参加した日本チームが成田で解団式を実施。参加した学生、引率の先生、サポーターの皆さんの充実の笑顔! イマジンカップの様子に関する映像は、こちらをご覧ください。イマジンカップ世界大会関連の情報は、英語になりますが、こちらをご覧ください。また、イマジンカップの日本チームに関するFacebookは、こちらをご覧ください。  


若者がITで未来を変える – イマジンカップ世界大会

みなさん、こんにちは、技術と開発を担当している加治佐です。 学生のITコンテストであるイマジンカップ世界大会が、7月8日から1週間にわたりニューヨークで開催されました。環境、医療、教育などの世界的課題をソフトウェアで解決するプロジェクトを競い、各国の予選を通過した70カ国400人の学生が参加し、日本からも2チームが参加しました。 私自身は、4年前から日本の国内予選に審査員などとして参加をしてきていましたが、今回、初めてイマジンカップ世界大会に参加しました。 オープニングセレモニーでは、弊社CEOのスティーブ・バルマーが基調講演を行いましたが、その中で、以下のスライドが印象的でした。発想力と熱意が重要であるのに加えて、”Be Tenacious”(粘り強くやれ)というのが重要であると、学生に語りました。バルマーは、ここ数年、マイクロソフトの社員に対して “Long Term Tenacity”(長期にわたる粘り強さ)が重要だと伝えており、イマジンカップ世界大会に集まった未来を変える学生に対する彼自身の大きな期待を伝えました。   厳しい日本大会の選考を勝ち抜いた日本の2チームは、イマジンカップ世界大会に向けて、英語でのプレゼンテーションに苦しんでいたようですが、最後10日ぐらいの追い込みの努力と成長はすさまじいものでした。イマジンカップ世界大会では、2ラウンド勝ち進むと決勝ラウンドに進出できます。日本チームの1次ラウンドでのプレゼンテーションは、ベストを出し素晴らしいものでした。しかしながら、世界の壁は厚く、残念ながら2チームともに、1次ラウンドを突破することができませんでした。 上位に残ったチームに目を向けてみると、優れた発想力、高い熱意、粘り強さを感じさせるプロジェクトが多く見受けられましたが、これら3点では到達できないレベルの本格的なプロジェクトも多く、印象的でした。マイクロソフト製品の発では、アルファ版、ベータ版、リリース候補版、最終リリース版というマイルストーンを経て、開発プロジェクトを行いますが、上位チームの多くが、本格的な製品開発モデルを実行しながら、実使用を行うベータ版での十分なフィードバックを得て、フィードバックを最終的なプロジェクトに反映しています。しかも、チームによっては、この一連の開発サイクルを2回、3回と回した、Version 2や3となるプロジェクトを持ってくることでレベルを相当高いものにしていました。 毎年、レベルの向上が著しいイマジンカップですが、今後もこのような傾向が続くかについては、転換点にあるような気がします。今回も多くのプロジェクトが、新しい技術であるWindows Azure™やWindows Phone 7、KINECT™などを活用しましたが、これらを更に飛躍させるにはHTML5やJavaScriptをはじめとした最新のWebの技術の活用が不可欠です。今後は、クラウドや様々端末やデバイスの技術を活用し、Web 技術を積極的に取り入れて、プロトタイピングをしながらフィードバックを迅速に取り込みながら完成度を高めるという発想力を活かした短いサイクルでの開発プロジェクトが上位に食い込む傾向が出てくると思います。 イマジンカップに出場する多くの若者は、子供の頃からITを生まれた時からITを使いこなす「デジタルネイティブ」の世代ですが、最新の技術を積極的に活用しながら、これまでにない発想でイノベーションを起こします。将来にわたる新しい世代によるイノベーションが楽しみです。   写真:イマジンカップ 2011 各部門の優勝チーム


グローバルを基本にした、日本とともに、日本向けに、日本発のソフトウェア開発

みなさん、こんにちは、技術と開発を担当している加治佐です。 前回のブログでは、人と技術のつながりについて書きました。今回も、人に関する話で、マイクロソフトの社内でソフトウェアを開発している人たち、つまりエンジニアについて紹介します。 マイクロソフトは、多国籍企業として世界の多くの分散した開発拠点でソフトウェアの開発を行っています。本社のある米国ワシントン州レドモンド市のキャンパスを中心に、米国内や米国外の開発拠点で、合計で3万2千人のエンジニアを擁して、開発が行われています。3万2千人というのは、マイクロソフトの全社員の約3分の1に匹敵し、ソフトウェア業界ならではの、非常に多くの投資をエンジニアに対して行っています。 日本でのソフトウェア開発は、25年前のマイクロソフト日本法人設立時の研究開発部が原点になります。現在は約250人のエンジニアが、世界の開発拠点と連携を取りながら、ソフトウェア開発を行い、組織としては「マイクロソフト ディベロップメント株式会社」(略称 MSD、本社:東京都調布市のマイクロソフト調布技術センター内))という会社として存在しています。MSDのミッション(使命=課せられた任務)は、以下の通りです。 私たちは、グローバルなマイクロソフト開発チームの一員として、日本とともに、日本向けに、日本発の、すばらしいソフトウェアを開発します。 ミッションの基本は、グローバルな開発体制の中で、他の開発拠点との連携を行いながら、マイクロソフトとしての一貫した開発手法で、先進的で品質の高いソフトウェアを開発することです。そして、日本の開発拠点として、三つの日本を含んだ「日本とともに、日本向けに、日本発」を掲げています。「日本とともに」は、日本の優れたPCやデバイスのメーカー、アプリケーションやゲームの開発会社をはじめとした様々な技術パートナーと連携をします。「日本向けに」は、日本の文化や市場に適したソフトウェアを開発します。そして、「日本発」は、グローバルな開発拠点の一つとして、世界中で使用されるソフトウェアを開発します。 MSDでは、多くの人にとって身近な存在である日本語入力機能のIME(Input Method Editor)をはじめとして、様々なソフトウェアの開発を行っています。 そして、MSDに加えて、大手町テクノロジーセンターには、出荷前の開発中製品に対するテストを行う「製品品質マネージメントチーム」のエンジニアが活動を行っています。品質に厳しい日本の市場の期待に応えるために、日本独自のテストを、日本のソフトウェアとハードウェアのパートナーと連携しながら企業向け製品の事前検証を行っています。 このように、グローバルなマイクロソフトのソフトウェア開発に加えて、日本でのソフトウェア開発を行うことで、日本のお客様やパートナーの期待に応えられるように、すべてのエンジニアが努力を行っています。今後とも、よろしくお願いします。 追伸:エンジニアの採用を行っています。詳しくは、採用のサイトをご覧ください。 (写真は、昨年12月、職場環境を向上させるための議論に集まったMSDのマネージャーです)