Student Advantage の発表:就業に備える学生のために

        みなさん、こんにちは。日本マイクロソフトで教育機関のお客様を担当している中川です。 先日、マイクロソフト コーポレーションで教育機関のお客様を担当しているアンソニー・サルシトが、これからの子どもたちに求められる職業スキルについて、ブログをポストしましたので、日本の皆様にも抄訳をお届けします。        (以下抄訳) Student Advantage の発表: 就業に備える学生のためにAnthony Salcito Vice President, WW Education, Microsoft Corporation      将来の就業者である世界中の学生が、テクノロジーを扱うためのスキルを習熟することを支援する新しい特典、“Students Advantage”を本日発表しました。  2013 年 12 月 1 日より、(教育機関に所属する)教職員全員が Office のライセンスを保有している教育機関において、学生用 Office365 ProPlus を追加費用なくご利用いただけるようになります。Student Advantage は一定の条件を満たす教育機関が、最新バージョンでフル機能の Office を、その教育機関に所属する学生向けに提供できるようにするものです。Student Advantage と、すでに無償で提供されている Office365 EducationのPlan A2 と組み合わせることで、学生は世界中の Fortune 500 企業が利用しているものと同じワールドクラスの生産性ツールとサービスを利用できるようになります。  当社は、目まぐるしく変化するグローバル経済で本当に必要とされるスキルの修得を手助けするために、Student Advantage を提供します。マイクロソフトと IDC は、学生が就業後に十分備えられるようにすることを手助けするために現在から 2020 年までの間に、就業者にとって必要とされる高度な価値や競争力とは何かを特定するための調査を最近行いました。IDC では、2013 年 4 月から 9…


「アイデアをカタチに!」イノベーション アワード 2013 募集開始

   みなさん、こんにちは、技術と開発を担当している加治佐です。    今年で第 6 回目となるマイクロソフト イノベーション アワード の募集を開始しました。マイクロソフト イノベーション アワードは、2007 年に「ソフトウェアによるイノベーション」をキーワードに「独創的なアイデア」をカタチにしたソフトウェアを表彰し、ベンチャーをはじめとするチャレンジ精神旺盛な個人、団体を表彰するアワード プログラムとしてスタートしました。  日本マイクロソフトは、これまでイノベーション アワード受賞した個人・団体に対して、起業の為の支援、ビジネスを加速させるための支援など様々なサポートを行ってきました。過去の受賞者の中には、度々名前を聞くまでに成長したベンチャーも出てきています。  今年のマイクロソフト イノベーション アワード 2013 の賞には、一般のユーザー向けのアプリケーション、サービスを対象としたコンシューマー部門、そして様々なビジネスシーンでの活用、企業・公共団体向などによる利用を想定したアプリケーション、サービスを対象としたビジネス部門が設定されています。  今年の大きなポイントは、応募作品が必ずしもアプリケーション、サービスとして完成されている必要が無い点です。動作、仕組みを紹介できるモックアップによる応募も可能です。ただし、技術的、経済的に実現可能であることが求められます。受賞者には、製品化に必要なスキルの習得を含む、技術支援を行います。  自分のアイデア、スキルを試したい方、起業を目指している方、更なる飛躍を目指している企業、是非ご応募ください!!              前回のイノベーション アワードの展示の様子         選考基準 革新的、もしくは独創的なアイデアをカタチにしたソフトウェア、またはサービス (プロトタイプ、モックアップでの応募も可能です。ただし、一定の動作のデモができること。) 最優秀賞 コンシューマ部門、ビジネス部門の中から最も優れた作品 コンシューマ部門 コンシューマを対象としたアプリケーション、またはサービス 優秀賞 3 作品 ビジネス部門 ビジネス活動、もしくは企業・団体による使用を想定したアプリケーション、もしくはサービス 優秀賞 3 作品 報奨 最優秀賞 100 万円相当の報奨 ビジネスの可能性を最大化するための製品紹介、マーケティング支援を行います。また、プロトタイプによる応募の場合は、具現化する上で必要となる技術支援を行います。この他、日本マイクロソフトが実施する起業家向けイベントなどでの紹介、講演枠のご提供を行います。 ※一般に販売される PC への組み込み、マイクロソフトのイベントにおける特別紹介枠など、受賞作品に合わせたビジネス支援を実施します。また、第一次審査を通過した作品にも様々な特典をご用意しています。 応募条件 マイクロソフト…


アプリと起業家マインドで世界にチャレンジ~イマジンカップ日本大会開催

      イマジンカップ 2013 日本大会が、4 月 7 日 (日) 日本マイクロソフト品川本社にて開催されます。 マイクロソフト創設者であるビル ゲイツの “学生達に自分のアイディアや技術を発表する場を提供したい”、という想いから始まった世界中の学生を対象とする IT 技術コンテストは、開催 11 年目を迎えました。  若者のIT離れ、それを危惧するビル ゲイツ、マーク ザッカーバークらのメッセージ(「ほとんどの学校で教えていないこと」)が話題に上ったばかりですが、イマジンカップではその懸念を払しょくする学生たちの奮闘を見ることができます。  今年の大会においてまず注目いただきたいのが、マイクロソフトの最新 OS “Windows 8 “ 向けの新しいアプリケーションとなる “Windows ストア アプリ” です。  マイクロソフトでは学生開発者の方々を対象に継続的に支援を行っていますが、今年度は Microsoft Student Partners Program (MSP) の強化、国立高専機構様との IT 共同教育プロジェクトでのアプリ開発コンテストの開催、専門学校様向け Windows カリキュラム提供などを通じて、すでに多くの学生の方々にWindows ストア アプリ開発に取り組んでいただいています。  日本大会独自に設けられた Windows 8 チャレンジ部門では、事前審査を通過した 4 作品で競われます。学生の感性が活かされたアプリにご期待ください。  そしてやはり目が離せないのが、ロシア世界大会行きのチケットをかけて競われる “Game” “Innovation” “World Citizenship” のカテゴリーで構成される競技部門です。 昨年、日本代表…


Imagine Cup 世界大会にみる、「日本の競争力と教育の果たす役割」とは。

        みなさん、こんにちは。日本マイクロソフトで、教育機関のお客様を担当している中川と申します。  7/6-10 にオーストラリア シドニーで、今年で 10 年目となるマイクロソフト主催の学生向け IT 技術コンテスト「Imagine Cup 2012 世界大会」が開催されました。私も同行してきましたので、その模様をレポートします。  この Imagine Cup を「学生向け IT 技術コンテスト」と言ってしまうと、最先端の IT 技術をどれだけ活用しているかを競う技術だけのコンテストのような印象を持たれてしまうかもしれませんが、実際はそうではありません。Imagine Cup は、「IT 技術を使って今日の世界の問題を解決したい、そして、世界に変化を起こしたいという情熱、想像力、技術力を持った学生を応援する」世界規模のコンテストです。そのため、過去の Imagine Cup 出場経験者中には、自らの情熱と想像力を具現化し、起業した方々もたくさんいますし、昨年ソフトウェアデザイン部門で優勝したアイルランドチームのメンバーも既に起業しています。世界大会では参加チームそれぞれが、自分たちが開発したソフトウェアなどを審査員に対してプレゼンテーションしていくのですが、審査員には、投資家が入っていることもあり、発表者に対して事業化を見据えた厳しい質問を出していきます。また、優勝者は、ダボス会議に招待されたり、ビル & メリンダ ゲイツ財団などから資金援助を受けたりする機会もあるため、起業の大きなチャンスとなる大会といっても過言ではありません。     <ダボス会議でのビルゲイツと Imagine Cup Grants Winners> そんなこの Imagine Cup 世界大会に、35 万人を超える予選参加者から選出された、75 ヶ国 350 人の学生がチームを組んで、アイデアと技術力を振り絞って参加しました。日本からは、オンライン予選や日本大会を勝ち抜いた合計 3 チームが世界大会に参加しました。そして、結果は、ゲームデザイン部門の 2 チームが世界 Top 5 と Top 10。ソフトウェアデザイン部門は、堂々の世界 2 位という好成績を残しました。日本代表チームにとっては、いずれも過去最高の成績です。世界の舞台で日本チームが活き活きと活躍する姿に感動しました。…


テクノロジで世界を変えよう~イマジンカップ日本大会開催!~

 みなさん、こんにちは。アカデミック エバンジェリストの渡辺です。  マイクロソフトが主催する学生向けのITコンテストである “イマジンカップ” の日本大会が、4/7(土)に日本マイクロソフト 品川本社 セミナールームにて開催されました。今回はこのイマジンカップの担当者を代表して日本大会の模様をご紹介します。  2003年にスタートしたイマジンカップは、今年で記念すべき10周年を迎え、全世界からの参加学生数も30万人を超える規模にまで成長しました。イマジンカップに参加する学生は、大会のテーマである「想像しよう。地球規模の課題がテクノロジの力で解決される、そんな未来を。」にあわせて、独創的な「アイデア」で、自分たちの「ソリューション」を開発し、そのソリューションを実現するための「ビジネスモデル」を含めて、「プレゼンテーション」でアピールします。IT技術以外にも様々な要素が総合的に評価される大会です。  今回のイマジンカップ 日本大会では、日本マイクロソフトがITベンチャー企業を支援するプログラムである Innovation Award 2011 も併催されました。Innovation Awardは、5年目を迎えますが、今大会から学生の起業を支援するために、一般部門に加えて学生部門が新設されました。  日本大会では、来賓の応援メッセージや審査員紹介などのオープニングに続いて、各チームのプレゼンテーションと質疑応答が行われました。イマジンカップのソフトウエアデザイン部門4チーム、ゲームデザイン部門3チーム、イノベーションアワード学生部門2チーム、イノベーションアワード一般部門3チーム、合計12チームの素晴らしいプレゼンテーションが次々と披露されました。大会の様子は、Ustreamで生中継され、会場に来場できなかった方も、オンラインで大会の様子を視聴しました。まだ、ご覧になっていない方は、こちらで大会の様子をご覧いただけます。      各チームのプレゼンテーション終了後、審査会が行われている間は、別室に設置されたショーケース会場で、全チームのソリューションのデモを実際に体感することができました。        大会の結果は下記の通りです。 ● イノベーションアワード一般部門最優秀賞  オフィスフューチャー株式会社「クラウドコンピューティングによる眼底画像及び予防医療画像遠隔診断支援サービス」 ● イノベーションアワード学生部門奨励賞(最優秀賞は該当なし)  REVENTIVE,Inc. 「SiLINK」 ● イマジンカップ ゲームデザイン部門優勝  トライデントコンピュータ専門学校「ブルーム*ブロック」 ● イマジンカップ ソフトウエアデザイン部門優勝  東京工業高等専門学校「All Lights! ~可視光通信による省電力照明システム~」    東京工業高等専門学校のチーム”Coccolo”による「All Lights ~可視光通信による省電力照明システム~」は、7月にオーストラリアのシドニーで開催されるイマジンカップ 世界大会のソフトウエアデザイン部門の日本代表となります。LED照明と可視光通信ネットワークを活用したインテリジェントな省電力ソリューションである「All Lights!」は、Windows® Embedded、Windows Phone、Windows Azure™ Platformなどのマイクロソフトの最新テクノロジを活用しており、7月のイマジンカップ 世界大会での活躍が大いに期待されます。ぜひ、イマジンカップ日本代表の”Coccolo”を応援してください。  Facebookのイマジンカップ ジャパンページへの応援メッセージもお待ちしています。  


マンデーメモ:興奮!イマジンカップ 2011 世界大会に参加してきました

  皆さん、こんにちは。先日、CTO加治佐のブログでも紹介したイマジンカップについて、今回マンデーメモでも紹介します。 マイクロソフトは、2003年より学生向け技術コンテストとしてイマジンカップを開催しています。2005年の第3回イマジンカップ世界大会は、日本の横浜市で開催されました。そして9回目を迎えた今年は、米国ニューヨーク市で開催されました。私も最終日だけですが初めて参加してきたので、イマジンカップのツアーにプレスの方々と同行した広報担当者からのレポートと合わせて、イベントについて紹介をします。 今年は、2001年9月11日の同時多発テロ発生から10年目に当たります。そして、その2001年はマイクロソフトにとっては会社の歴史的にも非常に重要な製品であるWindows® XP(2001年10月25日)と Xbox®同年11月14日)を発売した年です。そしてその両製品共に、同時多発テロ発生から間もない時期ではありましたが、発売イベントをニューヨークのタイムズスクウエアで開催しました。Windows XPの発売イベントにはビルゲイツと共に当時のジュリアーニ市長が登場し、世界の平和に向けてのメッセージを発信したことを覚えています。今回のイマジンカップの会場は、2001年にそのWindows XPの発売イベントを行ったMarriott Marquis Hotelで開催されました。そして、会場ホテル目の前にはXboxの発売イベントを行ったトイザらスがありました。私自身も2001年当時を思い出し、両会場を訪問し、大変感慨深い出張となりました。 前置きが長くなりましたが、イマジンカップの紹介です。イマジンカップは、環境、医療、教育など、世界の課題をITで解決することを目指しており、学生であれば誰でも参加ができます。イマジンカップ がスタートした2003年には、わずか2000名が参加していましたが、この数年で飛躍的に参加者が伸びて、今年は35万名、183か国の学生が参加しました。 7月8日(金)~13日(水)まで開催されたイマジンカップ 2011世界大会では、「ソフトウェアデザイン」「組み込み開発」「ゲームデザイン」など、9部門の各予選を勝ち残った128プロジェクト、約400名の学生が世界各国から集まり、自分たちのアイディアを競いあいました。 今年のイマジンカップのロゴはクラウドを意識! 今回、初めてイマジンカップで基調講演をしたCEOのスティーブ バルマーは、世界大会に参加した学生に対して、発想力と、その発想力を拡げていく熱意や粘り強さが重要であるということを伝えていました。これは、バルマー自身がマイクロソフトの経営者としても大切にしていることで、社員にも伝えているメッセージです。これから次世代を担う学生に対する期待の高さを物語っていたと思います。 CEOのバルマーがイマジンカップで登壇すると会場はスタンディングオベーションで拍手が鳴りやまず 今年のプロジェクトの傾向を見ると、クラウド、モバイルデバイス、ナチュナルユーザーインタフェースなどがキーワードになっています。プロジェクトの中で、Windows AzureTMを活用したプロジェクトが全体の32%、Windows Phone 7を活用したプロジェクトが全体の47%を占めています。さらに、Kinectを活用したプロジェクトもあり、既存の知識にとらわれない、学生ならではの自由で斬新な発想のプロジェクトが多かったです。特に印象深かったのは、ソフトウェアデザイン部門で、KinectTMを活用したリハビリシステムを開発したルーマニアチームや、センサーを活用した障碍者支援用機器を開発したヨルダンチームでした。アイディアはもとより、アイディアを商用化できる現実性などを含めて、世界の課題をITで解決できることを真剣に考えている学生のパッションが伝わってくるものでした。 2回戦進出チームの発表の様子。各チームが国旗を持って、まるでサッカーのワールドカップのような盛り上がり イマジンカップに参加する学生の出身地は、インターネットやPCなどのITインフラ環境やITの利活用状況はさまざまです。イマジンカップは、世界の課題をITで解決できる良いアイディアさえあれば、先進国や新興国が対等に勝つチャンスがあることが特長です。世界大会で表彰された国は、米国、フランス、などといったIT先進国もありましたが、ルーマニア、ポーランド、スロベニア、チェコなどの東欧諸国や中国、韓国、台湾、タイ、フィリピンなどのアジア諸国も入賞し、健闘をしていました。残念ながら、日本から参加した2チームは初戦で敗退してしまいました。バルマーの伝えていたメッセージの発想力、パッションや粘り強さをより持てるようになることが、世界と対等に戦うためには重要ではないかと感じました。 表彰されるだけが、イマジンカップではありません。世界の課題をITで解決できること例として、昨年のイマジンカップに参加をしたチェコ共和国のGINAというプロジェクトをやっていたチームが、今年のイマジンカップの表彰式で紹介されました。GINAは、Geographical INformation Assistant、つまり地図情報支援プログラムを意味しています。このプログラムは、携帯電話とBingTMを活用することで、緊急時の救援チームの救援活動の連携をしやすくするもので、昨年のイマジンカップで表彰されることはありませんでしたが、NPOのHand for Help Europeの協力により、チェコの救援隊がハイチや東日本大震災で救援活動を行う際にGINAを活用したそうです。 このように、ITによって世の中に役に立つプロジェクトがイマジンカップの学生からもっと出てくることを期期待しています。 イマジンカップは、全世界の学生が参加する機会なので、参加した学生が開催国の文化や商習慣を理解したり、各国の学生が交流する機会の”Cultural Day”が毎年必ず設けられています。 ”Cultural Day”は、第3回目の日本大会よりスタートし、当時は横浜の三溪園を貸し切り、参加した各国の学生が日本文化を体験できる機会を設けました。今回は、アメリカの歴史を象徴するエリス島とリバティー島でアメリカの歴史を体験する機会を設けました。エリス島は、1954年までの約60年間に、移民した人々が、米国に最初に上陸した場所で、移民博物館があります。また、リバティー島は、自由の女神があります。イマジンカップに参加した学生は、ニューヨーク市の協力により、両島を貸し切って、アメリカの歴史を体験するのみならず、各国の学生と交流しながら、エリス島から見えるニューヨークの夜景を楽しみました。 なお、最終日の表彰セレモニーでは、ニューヨーク市のブルームバーグ市長も参加し、学生たちに熱いメッセージメッセージを送り、そして来年の開催地が、オーストラリアのシドニーに決定したことも発表されました。表彰セレモニーを見ながら、来年こそ、日本チームがより良い成績を残せるように、引き続き日本マイクロソフトとしての支援活動にも工夫をしていければと感じました。 ブルームバーグ市長がイマジンカップの表彰式に登場 イマジンカップに参加した日本チームが成田で解団式を実施。参加した学生、引率の先生、サポーターの皆さんの充実の笑顔! イマジンカップの様子に関する映像は、こちらをご覧ください。イマジンカップ世界大会関連の情報は、英語になりますが、こちらをご覧ください。また、イマジンカップの日本チームに関するFacebookは、こちらをご覧ください。  


若者がITで未来を変える - イマジンカップ世界大会

みなさん、こんにちは、技術と開発を担当している加治佐です。 学生のITコンテストであるイマジンカップ世界大会が、7月8日から1週間にわたりニューヨークで開催されました。環境、医療、教育などの世界的課題をソフトウェアで解決するプロジェクトを競い、各国の予選を通過した70カ国400人の学生が参加し、日本からも2チームが参加しました。 私自身は、4年前から日本の国内予選に審査員などとして参加をしてきていましたが、今回、初めてイマジンカップ世界大会に参加しました。 オープニングセレモニーでは、弊社CEOのスティーブ・バルマーが基調講演を行いましたが、その中で、以下のスライドが印象的でした。発想力と熱意が重要であるのに加えて、”Be Tenacious”(粘り強くやれ)というのが重要であると、学生に語りました。バルマーは、ここ数年、マイクロソフトの社員に対して “Long Term Tenacity”(長期にわたる粘り強さ)が重要だと伝えており、イマジンカップ世界大会に集まった未来を変える学生に対する彼自身の大きな期待を伝えました。   厳しい日本大会の選考を勝ち抜いた日本の2チームは、イマジンカップ世界大会に向けて、英語でのプレゼンテーションに苦しんでいたようですが、最後10日ぐらいの追い込みの努力と成長はすさまじいものでした。イマジンカップ世界大会では、2ラウンド勝ち進むと決勝ラウンドに進出できます。日本チームの1次ラウンドでのプレゼンテーションは、ベストを出し素晴らしいものでした。しかしながら、世界の壁は厚く、残念ながら2チームともに、1次ラウンドを突破することができませんでした。 上位に残ったチームに目を向けてみると、優れた発想力、高い熱意、粘り強さを感じさせるプロジェクトが多く見受けられましたが、これら3点では到達できないレベルの本格的なプロジェクトも多く、印象的でした。マイクロソフト製品の発では、アルファ版、ベータ版、リリース候補版、最終リリース版というマイルストーンを経て、開発プロジェクトを行いますが、上位チームの多くが、本格的な製品開発モデルを実行しながら、実使用を行うベータ版での十分なフィードバックを得て、フィードバックを最終的なプロジェクトに反映しています。しかも、チームによっては、この一連の開発サイクルを2回、3回と回した、Version 2や3となるプロジェクトを持ってくることでレベルを相当高いものにしていました。 毎年、レベルの向上が著しいイマジンカップですが、今後もこのような傾向が続くかについては、転換点にあるような気がします。今回も多くのプロジェクトが、新しい技術であるWindows Azure™やWindows Phone 7、KINECT™などを活用しましたが、これらを更に飛躍させるにはHTML5やJavaScriptをはじめとした最新のWebの技術の活用が不可欠です。今後は、クラウドや様々端末やデバイスの技術を活用し、Web 技術を積極的に取り入れて、プロトタイピングをしながらフィードバックを迅速に取り込みながら完成度を高めるという発想力を活かした短いサイクルでの開発プロジェクトが上位に食い込む傾向が出てくると思います。 イマジンカップに出場する多くの若者は、子供の頃からITを生まれた時からITを使いこなす「デジタルネイティブ」の世代ですが、最新の技術を積極的に活用しながら、これまでにない発想でイノベーションを起こします。将来にわたる新しい世代によるイノベーションが楽しみです。   写真:イマジンカップ 2011 各部門の優勝チーム


クラウドにより新しい知力を有するコンピューティングへ

  はじめまして、日本のマイクロソフトで、技術と開発を担当しております、加治佐です。 Windows 1.0 が、世の中に出荷されたのは1985年11月で、今月で Windows は25歳を迎えます。最新の Windows 7 に至るまで、いろいろな困難や課題もありましたが、おかげさまで、25年という大きな節目を迎えることができました。私自身も、そのうち15年間を開発者として直接携わってきました。これまでさまざまなフィードバックを与えてくださったお客様や、Windowsの価値を高めるために一緒に活動をしていただいた業界のパートナーの皆様の努力の賜物です。本当にありがとうございます。 さて、過去25年のIT業界を振り返ると、凄まじい勢いで技術の変遷が繰り返されてきました。その結果、今日、機能や大きさの違う多様なデバイスやコンピューターが出現し、それらがさまざまな手段で高速なインターネットでつながり、仕事や生活の中で、なくてはならないものとして活用されています。個人的には、目まぐるしい技術の変遷や革新の中に身を置かせてもらいながら、常に変化を楽しむことができ、これ以上の幸運は無いと思っています。そして、現在、クラウドコンピューティングへの大きな変革が起きており、新しいクラウドの時代にふさわしいサービスやソリューションが、続々と登場しています。 産業界だけではなく、学界の研究活動でも、クラウドの活用が進んでいます。先月は、マイクロソフトのクラウドの基盤技術を、国立情報学研究所が推進する情報爆発プロジェクトで活用するための、アカデミック分野での取り組みを発表しました。情報爆発プロジェクトは、人類が創出し爆発的に増大している情報量を、管理・利活用するためのプロジェクトで、日本の情報分野の第一人者とされている大学の先生方が参加されています。このプロジェクトでは、高性能なパソコンから、超高性能のスパコンに加えて、巨大なデータセンターにあるクラウドの膨大な数のコンピューターとも、ハイブリッドでつなげながら、これまでにない規模の研究が可能になります。 クラウドの特徴は、優れた経済性などがありますが、技術的な好奇心をそそるのは、性能や規模に関連してプロセッサの数やデータの規模が、これまでとは違う次元になることにより、不可能が可能になることです。クラウドにつながる様々なセンサーやデバイスなどにも、大きな影響を与え、限界を気にしないでデータを蓄えることが可能になります。クラウドの技術により、不足や限界を前提としていたコンピューティングから、十分な計算能力と十分なデータの質と量の存在を前提とした、新しい知力を有するコンピューティングへの変革が始まります。これからも、何が起こるのか楽しみです。本ブログを通して、マイクロソフトとして、また一人の技術者として、注目すべきテクノロジや取り組みを紹介していければと思います。