AI カメラアプリ Microsoft Pix がホワイトボードの撮影機能を向上


Posted by: ジョン ローチ (John Roach)

Microsoft Pix は、iPhone を使って簡単に家族や友人の写真を美しく撮影できるように、当初から人工知能を活用してきました。そして、今回のアップデートで、ドキュメント、ホワイトボード、名刺などのより優れた写真を撮ることができるようになりました。カメラアプリの用途として、人や場所以外の写真も撮ることを考えれば、当然のアップデートとも言えます。
ワシントン州レドモンドのマイクロソフトリサーチ Computational Photography Group 主任プログラムマネージャーであるジョッシュ ワイスバーグ (Josh Weisberg) は、「多くの人々が、オフィスでホワイトボードの写真を撮影しているというデータがあります。多数の文書のスキャンも行なっています」と述べています。

アプリのデータとユーザーからのフィードバックに基づき、ワイスバーグのチームは、いくつかのプロダクティビティのシナリオを強化した深層学習機能を含む、Microsoft Pix のアップデートをリリースしました。本アップデートは、iTunes からダウンロード可能です。

アップデート後のアプリはリアルタイムでホワイトボード、ドキュメント、名刺を自動認識し、それらに適した撮影のためにカメラの設定をインテリジェントに調整します。シャッターを押すと、アプリは AI を使用して、余白のカット、色彩と色調の向上、フォーカスの強化、イメージをまっすぐにするための傾き補正などの調整を行ないます。

Microsoft Pix のイメージ修正と整列アルゴリズムは Microsoft Office Lens で使用されているものと類似しています。Microsoft Office Lens は、ホワイトボードや文書の写真を撮影してOneDrive に保存したり、Word や PowerPoint などの Office向けに変換したりできるモバイルアプリです。

この2つのアプリケーションは相互補完的な位置付けにあります。Office Lens は、Office 製品スイート内でイメージを統合するのに最適なツールであり、Microsoft Pix は、子供の新しいスニーカーから、朝の会議のホワイトボードまであらゆるものを適切に撮影するために AI をフル活用したツールです。Microsoft Pix を支える研究活動は、 Office Lens を含む様々なアプリケーションでイノベーションを生み出しています。

ワイスバーグによれば、Microsoft Pix へのプロダクティビティのシナリオのための機能追加は、ユーザーのアプリの利用意図を理解して、インテリジェントな対応を取れるよう強化するという広範な取り組みの一環です。「今回の新機能では、何も指図しなくてもホワイトボードの写真をはるかに綺麗に撮影できます。将来的には、Pix の AI 機能をさらに強化し、ユーザーに代わって作業を行い、時間を節約し、仕事の質を向上させることを目指しています」とワイスバーグは述べています。

たとえば、食料品店にいるパートナーから、夕食のレシピのメモをキッチンのカウンターに置いてきてしまったというメッセージを受け取ったら、どうしたらいいでしょうか?Microsoft Pix を使えば、レシピのメモを自動的に文書として認識し、元々のメモに似たイメージになるよう調整した写真が撮れます。パートナーも夕食の買い物を無事済ませることができるでしょう。

Microsoft Pix の今回のアップデートでは、プロダクティビティのシナリオに加えて、ホワイトボードや文書のイメージに適用できる複数のエフェクトが提供されます。たとえば、ホワイトボードのイメージに罫線を付加して、ノートのページのように見せることができます。このエフェクトには6月のMicrosoft Pix のアップデートと同じ、スタイルを自動に加えるためのテクノロジが活用されています。

「開発チームは数カ月前にアップデートしたスタイルは遊びのための写真以外にも応用できることに気づきました。そこで、これらのプロダクティビティに適した多数のエフェクトを開発したのです」とワイスバーグは述べています。

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