マイクロソフト、パートナー企業を 4.5 兆ドルの変革機会の中心に


[2017年7月10日]

Posted by: ジャドソン アルソフ (Judson Althoff)
エグゼクティブバイスプレジデント ワールドワイドコマーシャルビジネス担当

ワシントンDCにおいて Microsoft Inspire が開催される中、世界は破壊的技術革新の最中にあります。そして、その変化は膨大な市場機会をもたらしています。デジタルトランスフォーメーションとは、IoT、拡張現実、人工知能、データなどのクラウドのテクノロジが推進するビジネスイノベーションの新たな波です。お客様のデジタルトランスフォーメーションの推進により、推定4.5兆ドルの市場機会が開かれています。

Harvard Business Review の調査によれば、企業の 86 パーセントが破壊的技術をチャンスとみなしています。あらゆる業種の法人が、デジタルトランスフォーメーションにより社員を支援し、顧客とのつながりを強め、業務を最適化し、製品を変革しようとしています。法人の経営陣は、デジタルトランスフォーメーションの成功が社員と組織文化次第であることを認識しており、まさに両者が本日のマイクロソフトの発表の中核にある所以です。

Microsoft 365 のご紹介

本日、年次のパートナーコンファレンスにおいて、マイクロソフトは、Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security を組み合わせた法人向け製品である Microsoft 365 を発表しました。Microsoft 365 は、人々がデジタルトランスフォーメーションの中核にあるという認識に基づき、すべての法人のすべての社員を支援することを目的とした、完璧なインテリジェントとセキュリティを備えたソリューションです。人々を中心に置き、法人データを保護しながら、場所や方法にとらわれない柔軟性、そして、新しいコラボレーションの方法を提供します。

本日、当社は2種類のMicrosoft 365 を発表しました。Microsoft 365 Enterprise は、きわめて成功した Secure Productive Enterprise の後継であり、Office 365 Enterprise、Windows 10 Enterprise、Enterprise Mobility + Security を含みます。大規模組織向けに設計し、安全性を保ちつつ、社員のクリエイティブな活動や共同作業を支援します。

8月2日よりパブリックプレビューが開始される Microsoft 365 Business は、最大300ユーザーの中小規模組織向けに設計されており、Office 365 Business Premium とWindows 10 のカスタマイズされたセキュリティ管理機能、Enterprise Mobility + Security を含みます。デバイスとユーザーの展開とセキュリティ設定を一箇所から行なえる集中コンソール機能も含まれます。

Microsoft 365 では、現代の職場におけるニーズに対応するために設計や構築、市場開拓のやり方を根本的に変革しています。より一貫したアプローチを採用し、パートナー企業や、パートナー企業の共通のお客様の思考形態の変化、すなわち、プロダクティビティやセキュリティ、デバイス管理を個別の作業ではなく、プロダクティビティを実現する総合的なアプローチを求めるという変化を反映しています。Microsoft 365 はパートナー企業にとっても多くの利点をもたらします。取引の規模を拡大し、製品を差別化し、マネージドサービスの収益を増加する上で多くの機会をもたらします。Forrester Total Economic Impact™ Study (Forrester Consultingによる委託調査)では、Microsoft 365 Enterpriseによるパートナー企業の収益機会がOffice 365 を単独で販売・展開する場合と比較して50パーセント以上増加することが示されています。

アプリケーションとインフラストラクチャ

変革を行う企業が増える中で、パートナー企業がより大局的に思考し、迅速に動けるようになることが重要です。パートナー企業の成功、そして、2018年までの200億ドルのクラウド収益のランレート目標達成を推進するために、Dell, EMC、HPE、Lenovo というハードウェアパートナーと共にMicrosoft Azure Stack の受注を開始したことを発表します。Azure Stack は Azure の拡張であり、クラウドコンピューティングの俊敏性と迅速なイノベーションをオンプレミス環境に提供し、まったく新しいハイブリッドクラウドのシナリオを実現します。

Azure Stack は、真の意味で一貫性のあるハイブリッドクラウドプラットフォームを提供し、アプリケーション構築の方法を変えることなく柔軟性を実現されたいお客様に最適なソリューションを提供します。Azure のデータセンターからクラウドのエッジに至るまでーそれは地下深い鉱山、航海中の船舶、継続的なリアルタイム処理に依存する工場などのあらゆる場所でーAzure Stack はすべてのビジネスと規制上の要件に合致するモダンなクラウドアプリケーションを実現します。真の一貫性のあるハイブリッドクラウドにより、お客様はビジネスに最も貢献できるクラウド戦略を、迅速に実行できます。

Azure Stack は、パートナー企業のAzure ビジネスの成長とハイブリッドクラウドのシナリオによる対象市場の拡張を支援することで、Azure のエコシステム全体の市場機会を拡大します。既に、Rackspace、Tieto、Resello などの多くのパートナー企業が Azure Stack の活用を開始しています。クラウド活用の具体的手順については Practice Development Playbooks をご参照ください。また、Azureのスキル習得についてはこちらのオンライントレーニングをご活用ください。

ビジネスアプリケーション

パートナー企業による顧客との関係強化と革新的ソリューションの市場投入を支援するために、マイクロソフトは2つの新施策を開始します。

昨年、マイクロソフトは、Azure でソリューションを構築するパートナー企業に対して総合的なセールスとマーケティングを支援する Azure の共同販売プログラムの試行を行ないました。本プログラムは、6ヵ月間で、Azure パートナー企業の年間契約高10億ドル以上に相当する契約を実現し、Azure パートナー企業のセールスパイプラインに60億ドルの機会を提供し、4,500件以上のパートナー契約を生み出しました。

Azure は、パートナー企業に対してこのような驚異的な利益を提供する唯一のパブリッククラウドです。マイクロソフトの営業は、Azure ベースのパートナーソリューションの共同販売を行なった場合に、パートナー企業の年間契約高から最大 10 パーセントを獲得します。これはマイクロソフトのユニークなインセンティブの仕組みによって、Azure パートナー企業と協力して、新規ビジネスを推進し、パートナー企業がビジネスの成長に必要なマイクロソフトサービスの販売部隊を世界に拡げることを意味します。

この活動をさらに推進するために、マイクロソフトは今後12カ月間に Azure の共同販売を加速する追加投資を行ないます。また、パートナー企業の市場開拓の支援を専門とし、ソリューションの新規顧客へのリーチおよび共同販売プログラムとの統合を援助する専任のChannel Manager の職務を新たに設けました。両施策を合わせると2500万ドルの投資に相当し、マイクロソフトのパートナー担当専任要員、および、Azureの共同販売のインセンティブの大幅な増強につながります。

また、ISV Cloud Embed という新たなプログラムにより、パートナー企業による既存ビジネスアプリケーションの近代化と新規アプリケーションの構築が容易になります。パートナー企業はこのプログラムにより、コアとなるDynamics 365、Power BI、Power Apps、そして、Microsoft Flow の機能を、埋め込み可能な「ビルディングブロック」として最大50パーセントの値引きで購入できます。パートナー企業は、現在Microsoft Azure 上でアプリを構築するのと同様のやり方で、マイクロソフトのビジネスアプリケーションプラットフォームも活用して、自社アプリにセールスオートメーション、サービスライン、オペレーショナルバックエンド機能を容易に追加できます。これは、マイクロソフトの開発リソースを活用することで、開発負荷とコストを削減できることを意味します。パートナー企業は、階層型の市場開拓サポート、および、Microsoft AppSource を通じて Office 365 の 1 億人のアクティブ月次ユーザーとDynamics 365の拡大するコミュニティにリーチする機会が得られます。

Azure上でのアプリ構築、業界最先端の共同販売のためのサポート、そして、新たに提供される組み込み型のビジネスアプリケーションサービスなど、マイクロソフトほどパートナー企業のデジタルトランスフォーメーションとビジネス拡大支援のために総合的なアプローチを取っているベンダーはありません。

パートナーファーストの思想

マイクロソフトの企業ミッションは、「地球上のすべての個人とすべての組織がより多くのことを達成できるようにする」であり、パートナー企業は連日お客様と共にそのミッションを現実のものにしています。マイクロソフトのパートナー企業は、世界で1,700万人以上を雇用しており、IDCの推定(IDC Microsoft Footprint Model 2017)では、マイクロソフトとそのパートナーエコシステムは 2017年にほぼ1兆ドルの収益をもたらしています。

マイクロソフトとパートナー企業は共に、IoT、人工知能、データなどのクラウドテクノロジーに推進されたビジネスイノベーション、そして、LinkedIn Sales Navigator と Dynamics 365 の統合、本日発表された Mixed Reality Partner Program のグローバルへの拡張などの機会を通じて、あらゆる業界の企業がより迅速かつ効率的に成長できるよう支援を行います。Microsoft Inspire では、KPMG、Schneider Electric、Sephora、Adobe、Track’em などのエグゼクティブがそれぞれの業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進状況を示しました。たとえば、KPMG はマイクロソフトと協力して、KPMG Digital Solutions Hub を構築しています。また、同社はAzure 上のKPMG “Clara” により監査プラットフォームをパブリッククラウド上に移行した最初の“四大”プロフェッショナルサービスファームとなります。

とは言え、パートナー企業によるお客様のデジタルトランスフォーメーションは今に始まった話ではありません。40年以上にわたり、マイクロソフトはパートナー企業主導型の企業でした。これは、マイクロソフトのビジネスの95パーセント以上が、堅牢で拡張を続けるパートナーエコシステムからなるものであるという事実により立証されています。現時点でマイクロソフトのクラウドパートナーの企業数は64,000社以上であり、AWS、Google、Salesforceのパートナー企業の合計を上回っています。マイクロソフトのパートナー企業は、単なるテクノロジの提供者ではなく、ビジネスパートナーであることを理由にマイクロソフトを選択しています。注目すべき点として、マイクロソフトのパートナー企業の30パーセントは、昨年度にネットワークに参加し、毎月6,000社以上のパートナー企業が追加されています。マイクロソフトはパートナー企業と共に、より多くのことを達成していきます。

マイクロソフトは、パートナー企業のイノベーションと迅速な市場開拓を推進し、適切な顧客と適切な時につながることができるよう支援するために、パートナー企業に対応する機能を一つの組織に集約することで、パートナーコミュニティとのつながり方を改革しました。すべてのパートナー企業担当をBuild-With、Go-To-Market、Sell-With という3機能に集約しています。これによりパートナー企業との関係が合理化・最適化され、コラボレーションが推進され、パートナーファーストの企業文化が育成されます。

Microsoft Inspire は17,000人以上の出席者を集めたマイクロソフトの最も重要なパートナー企業向け年次イベントです。イベント開催中は 145,000 以上の会議が行なわれ、過去の出展者は対前年比30パーセントの売上げ増を経験しています。基調講演のライブストリーミングをご覧になり、なぜこれほどの注目が集まっているのかを体験ください。デジタルトランスフォーメーションが不可避な今日の世界において、マイクロソフトのパートナー企業には無限の可能性があります。

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