Windows XP、Office 2003 のサポート終了まで、12 月 30 日であと 100 日を迎えます。早めの移行をオススメします。


      

 皆さん、こんにちは。

 今年の12月30日に、Windows XPおよびOffice 2003のサポート終了まであと100日を迎えます。今年の4月から、当社でもこの「サポート終了」について幅広くお伝えしてきたことから、様々なご質問をいただくようになりました。今回は、こうした疑問やご質問にQ&A形式でお答えして、サポート終了とその対応についてご紹介したいと思います。

 

Q. 「サポート終了」とはどういう事ですか?どんな「サポート」があるのですか。

A. マイクロソフトでは、自社製品に対して、仕様変更やセキュリティ上の弱点に対策する更新プログラムの提供などのサポートを提供しています。さらに、お客様の製品買い替えや、企業における導入計画の立案、予算確保などがしやすいように、サポート期間を明確にしています。
サポート期間は、5年のメインストリームサポート(仕様変更、新機能のリクエストやセキュリティ更新プログラムの提供)および5年のエクステンデッドサポート(延長サポート:セキュリティ更新プログラムの提供)の合計10年間のサポート期間を基本としています。 「サポート終了」とは、予め定めた上記の「サポート期間」が終了し、当社からの「セキュリティ更新プログラムの提供」などのサポートが終了することを指しています。

 

※オンライン セルフヘルプ サポート:マイクロソフトが提供するオンラインから入手できる情報、および、Microsoft Update から入手できるセキュリティ更新プログラムが利用出来る期間です。最短で10年となっています。

Windows製品のサポート期間については、以下サイトを参照下さい。
 Windows 製品のサポート ライフサイクル について

 

Q. Windows XPのサポート期間終了とはどういう事ですか。

A. 2014年4月9日(日本時間)のサポート期間終了に伴い、Windows XP向けのセキュリティ更新プログラムや有償サポート、技術情報のアップデートなどの提供が終了します。Windows XPの脆弱性が発見された場合でもセキュリティ対策などのサポートは行われない点にご留意下さい。

 

 

Q. サポート終了後はWindows XP搭載パソコンは使えないという事でしょうか。

A. いいえ。サポート終了は、当社がお客様のWindows XP搭載パソコンの利用を禁止するものではありません。ただし、当社からのセキュリティ更新プログラムの提供が終了するため、ハッカーなど悪意のある攻撃に対して、非常に脆弱な状況に置かれる事が予想されます。

 

Q. Windows XPが発売されたのは2001年。サポート期間はすでに終了しているのでは無いですか?延長されたのでしょうか。

A. Windows製品のサポート期間はメインストリームサポート5年とエクステンデッドサポート5年の合計10年間が基本となりますが、メインストリームサポート期間については、お客様が不利益にならないように、①基本の5年か、②次の製品が発売されてから2年、のどちらか長い方を適用する、という事になっています。Windows XPの場合は、セキュリティ機能を強化するため、OSの核(カーネル)から作り直した次の製品であるWindows Vistaのリリースが2007年1月になったことから、②が適用され、2009年1月にメインストリームサポートが終了することとなりました。その後のエクステンデッドサポートは5年のまま変更がありませんので、合計約12.5年のサポート期間となりました。

 

Q.まだ多くのWindows XPのユーザーがいるようですが、何故サポートを終了するのですか。

A. Windows XPは10年以上前に発売されたものです。それ以降、インターネット接続とワイヤレス通信がどこにいても可能になりました。Windows XPが発売された2001年当時5,000万人だったインターネットユーザー数は2013年には27億人にまで増加し、大企業だけでなく個人などもハッカーの攻撃対象になり、攻撃自体の手口も高度化しています。
2001年に発売されたWindows XPは、Windows 8と比較して21倍もマルウェアに感染する可能性が高いという調査結果が示すように、こうしたセキュリティ上の脅威に十分対抗するのは、構造上からも難しくなってきているのが現実です。 予め設定したサポート期間のうちに、大幅に進化したセキュリティ機能やモバイル性、高速な起動や分かり易いタッチ操作への対応など、最新のOS、デバイス環境へ移行いただくことのメリットを考慮いただいて、移行いただければと思います。
Windows XP発売当時からのセキュリティの脅威の変遷について、以下ブログで分かり易くインフォグラフィクスで解説していますので、ご一読下さい。

(参考)セキュリティ上の脅威の進化と企業への影響

 

Q.セキュリティ対策ソフトウェアをインストールしていれば安全ではないのですか。

A. Windows XP発売当時の2001年と現在を比較すると、セキュリティ上の脅威も高度化しており、これにセキュリティ更新プログラムの提供だけで対応していくことは非常に困難だと言わざるを得ません。マルウェア対策ソフトによるリアルタイム保護が有効な場合でも、サポートが終了した Windows XP SP2 では、サポートを継続しているWindows XP SP3 よりも 2 倍もマルウェアに感染したとの当社調査結果もあります。マルウェアによる攻撃を防御するためには、マルウェア対策ソフトに加え、OSそのものの堅牢性が重要な役割を果たします。

参考:Windows XP サポート終了後のセキュリティ~ マルウェア感染率が示すリスク

 

Q. インターネットに接続しなければ安全ですよね?

A. USBなどの記録メディアを媒介として感染するコンピューターウィルスやワームが確認されています。インターネット環境から切り離して使用する場合でも、サポート終了後は、こうした脅威に対して十分な対策を取れる状況では無くなるという事をご理解下さい。
また、官公庁からも、セキュリティの観点からサポート終了後にWindows XPを使い続けることの危険性について注意喚起されています。

警察庁:平成26年4月のサポート終了後にWindows XPを使用することの危険性(PDF)
総務省:新藤総務大臣閣議後記者会見の概要(平成25年11月22日)

 

Q. ではWindows XPパソコンを持っている場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

A. 個人のお客様には、最新のPCへ買い替えていただくことを検討いただくようお願いしています。2001年当時と比較して、PC の性能向上により、作業効率が格段に上がり、大量のメモリを搭載できるようになりました。大容量のハードディスクが当たり前になり、通信速度も圧倒的に高速化しています。その結果、Windows XP では最新のハードウェア、ソフトウェアを活用することは困難になっていると言わざるをえません。お客様の環境によっては、今お使いのPCをアップグレードできる場合もありますので、以下サイトなどを参考にご判断下さい。

 Windows Vista または Windows XP から Windows 8.1 にアップグレードする

また、法人のお客様の場合、ご利用形態によって移行方法が異なりますので、以下サイトなどを参照の上、当社パートナーの販売会社などへご相談下さい。

大企業
中堅中小企業
公共/医療機関
教育機関

(参考)

 

Q. アップグレードすることで動作しないアプリや周辺機器もあると聞きましたが、事実でしょうか。

A. お使いのソフトウェア、デバイスの互換性は、Windows 互換性センターで確認できます。また、Windows 8 アップグレード アシスタントというツールによりシステム全体をチェックすることもできます。また、互換性センターでも確認できない場合、互換モードを利用することで上位バージョンの Windows で動作させることができる場合もあります。
また、法人のお客様の場合は、互換性の検証や動作確認、移行支援などのサービスを提供する当社のパートナー企業(販売会社)もありますので、ご確認下さい。

 

Q. 今使っているWindows XPパソコンのデータは新しい環境に移せますか。

A. 法人のお客様それぞれにあった移行支援サービスを、販売会社など当社パートナー各社が提供していますので、参照下さい。

大企業
中堅中小企業
公共/医療機関
教育機関

また、個人のお客様にも、当社Webサイトや量販店店頭で小冊子を配布するなど、データの移行をはじめ、買い替えにあたって必要となる情報を提供しています。Windows 8.1搭載PCを購入した場合、個人ファイルは USB メモリなどの外部メディアにバックアップし、新しい PC にデータを移行していただきます。Windows XP で使用されていたソフトウェア、アプリケーションなどは各メーカー Web サイトで互換性を確認いただき、新しい PC に再インストールください。
法人のお客様同様に、パートナー各社が移行サポート、キャンペーンを実施していますので、以下 Web サイトをご確認ください。

Windows XPから最新のWindows 8環境への乗り替えキャンペーン実施中

 

Q. 移行するための費用がなかなか準備できないのですが… 。

A. 中堅中小のお客様向けには、サポート期間中に最新PCを調達いただくと、お支払いを4月まで据え置き、据え置き期間中の金利は当社負担とする「PC購入支援キャンペーン」を実施中です。また、パートナー企業から、導入コストの平準化など費用面でサポートするサービスも提供されていますので、そちらも参照下さい。
個人のお客様には、Windows XPパソコンの買い取り特典などを含む様々な買い替え、移行のキャンペーンが各社から提供されていますので、この期間に是非最新環境への移行を検討下さい。

 

Q. Windows Server 2003のサポートも近く終了するというニュースを見かけましたが、本当でしょうか。

A. はい。主に法人のお客様を中心にご利用いただいているサーバー製品も、他のマイクロソフト製品同様、サポート期間を設定しています。2003年に発売されたWindows Server 2003のサポートは、2015年7月14日に終了します(メインストリームは後継製品であるWindows Server 2008がリリースされた2008年から2年後の2010年まで、エクステンデッド(延長)サポートは5年提供され2015年)。
サーバー製品は、企業や組織のITシステムの基盤であり、ネットワークに接続することが前提で使用されています。一般的に、パソコンの移行よりも時間がかかることから、早めの移行を計画下さい。
最新のサーバー環境への移行については、以下サイトでパートナー各社の支援策含めて紹介していますので、是非ご覧下さい。

http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/migration/

 

  いかがでしたでしょうか?

 Windows XP、Office 2003のサポート終了について、本ブログを通して少しでも皆様に理解いただけましたら幸いです。より詳細な情報をサポート終了に関する特設サイトに掲載していますので、こちらも是非ご一読下さい。

 2014年に入ってからも、安心して移行いただけるように取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

Comments (0)