It’s time. クラウド OS 時代への変革


 

 米国マイクロソフト本社 サーバー&ツール マーケティング グループの沼本 健と申します。先日は、「Microsoft Conference 2013」参加のために、約1年ぶりに日本に伺って、お客様やパートナーの皆様と直接お話できる機会を持ち、大変エキサイティングな時間を過ごすことができました。

 このたびの訪日では、当社が掲げる「クラウドOS」というビジョンに基づいた製品およびサービス開発に関する様々な活動を行いました。ここでは、クラウドOSビジョンに基づき提供される製品とサービスが、お客様のビジネスに提供する価値についてお伝えしたいと思います。

 

IT メガトレンドが革命的変化をもたらす

 2015年までに、インターネットに接続されたスマート デバイスの数は、世界人口の2倍にも達するとの試算もあります。これらスマート デバイス上のアプリケーションにサービスを提供するためのデータも大量ですが、それ以上にそれぞれのアプリケーションが生み出すデータ量は膨大になります。沢山のデバイス × 沢山のアプリケーション = 膨大なデジタル データ、すなわちビッグデータが生み出され、昨今、このビッグデータからビジネスに有用な洞察を導き出すためのソリューションが必要とされています。そして、これらアプリケーションおよびビッグデータを支えるために、安価で、弾力性が高く、スケーラブルでセキュアなプラットフォームの必要性が高まり、クラウドが注目を集めています。

 また、これらのIT メガトレンドは相乗的に効果を発揮するため、結果としてもたらされる変化は極めて深くそして大きいものとなります。このような地殻変動的な変化に対応するためには、戦略的なパートナーと中長期的に深い関係を構築することが成功のための必要条件です。このメガトレンドに対して、マイクロソフトのクラウドOSビジョンは、ポイントソリューションではなく、幅広い製品とサービスのポートフォリオで包括的に応えていく当社のアプローチを表現しているものです。これが、マイクロソフトを皆様の中長期的なITの戦略パートナーとして選んでいただけるため重要な要素になっていくと考えています。

 

Why マイクロソフト:クラウド OS

 業界の多くの選択肢の中で、マイクロソフトだけが提供できる価値は以下の3つに集約されます。

 


エンタープライズ グレードのプラットフォーム

 マイクロソフトは企業のお客様が現在のオンプレミスで求められる多くの要件(セキュリティ、コンプライアンス、課金方式等のビジネスモデル、サポートなど)にクラウドでも応えられるように多くの投資をしています。また、マイクロソフトでは200を超えるインターネットスケールの自社サービスを自ら運用し、エンタープライズの幅広い要件に応えられるだけの汎用性の高い機能とスケーラビリティを自社の環境で実証しています (例: Windows Azureのストレージサービスでは既に10兆以上のオブジェクトが保存されています!!)。Windows Azureのコンピューティング リソースは、すでに2000年当時インターネット上にあったサーバー全ての総計より大きなものになっており、自社サービスの成長とお客様からの利用により、6-9か月毎にその規模を2倍にするスピードで成長しています。これにより、遥かに大きなスケールメリットを実現し、低価格でスケーラブルなサービスという形でお客様に価値を提供できます。この点は、オンプレミス中心の伝統的なITベンダーとの大きな違いになります。さらに、自社のクラウド サービスの運用で培った経験やノウハウといった知的財産を、お客様に提供するソフトウェア製品に還元しています。厳しい実環境で鍛えられた、堅牢でセキュアなテクノロジーをお客様やパートナー様が御自身のIT環境を構築する上でご利用いただけるようしているのです。この点は、クラウドサービス専業ベンダーとの大きな違いになります。

 

ハイブリッドクラウド

 マイクロソフトは、中長期的にお客様は異なる3つのクラウドを有機的に連携させて使い続けるものと考えています。ここで言う3つのクラウドというのは、お客様が自ら構築と運用をする「プライベート クラウド」、マイクロソフトが運営するWindows AzureやOffice 365といった「パブリック クラウド」、そしてマイクロソフトが提供する製品や技術を使ってパートナー様がサービスを提供する「サービス プロバイダー クラウド」です。お客様はシステムの多種多様な要件に対応するために、この3つのクラウドを有機的かつシームレスに利用したいと考えています。

 マイクロソフトはこの3つのクラウドに対して一貫したプラットフォームを提供している唯一のベンダーだと自負しています。仮想マシンイメージの3つのクラウド間でのシームレスな利用、単一のID/パスワードで異なるクラウドへのシングルサインオン、単一の管理コンソールで異なるクラウドを一元的に管理、サーバー/ストレージ/ネットワークに共通の仮想化技術を利用など、一貫したプラットフォームを提供することで、お客様は異なる3つのクラウドを有機的かつフレキシブルに連携して利用することができます。

 

ユーザー中心のアプローチ

 前述のハイブリッドクラウドのアプローチはまた、ユーザー中心のアプローチをも可能にしています。既に多くのお客様は、オンプレミスのIT環境において、マイクロソフトの技術に多大な投資をされています。これらの投資は単にソフトウェアのライセンス料だけではなく、ノウハウやアプリケーションといった形で、お客様の大変重要な資産になっています。Fortune 1000の93%のお客様がActive Directoryを導入されておりますし、46%という利用シェアを誇るSQL Serverは世界で最も利用されているデータベースであります。さらにOfficeは世界人口の7分の1の人々に利用されています。ハイブリッドなアプローチにより、このような既存資産をクラウド時代でも有効活用していただけるようにするのが、他社にはできないマイクロソフトだけのアプローチです。

 

パートナー エコシステムの広がり

 新しいテクノロジーを実際のお客様のビジネスに取り入れるためには、それをサポートできるパートナーの方々のご協力が欠かせません。11月より発売開始がされたWindows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2では、それぞれの2012バージョンの出荷開始時よりも多くのパートナー ソリューションの対応が行われています。その中でも特に、各パートナー企業様では積極的にこれら新しい製品の導入が始まっています。(富士通様発表リリースさくらインターネット様との共同リリース)マイクロソフトの自社クラウドサービスにより徹底的に鍛えられた、クラウド生まれのこれらインフラストラクチャ製品は、サービス プロバイダーの厳しい選択要件も満たしている一例です。


「FUJITSU Cloud Initiativeによるハイブリッドクラウドへの新たな取り組み」記者発表会にゲスト登壇させて頂き、富士通株式会社 執行役員専務 工藤様と協業拡大発表の握手

 

 マイクロソフトは日本市場に大変深いコミットメントを持っております。その表れとして、Windows Azureの日本国内データセンターを2014年前半でのサービス開始を目標に準備をしています。単にデータセンターを一つ開設するというものではなく、Windows Azureの日本のデータセンターはフル リージョン構成で、東西に2つのデータセンターで構成され、国内で災害対策のしくみを完結できるようになっています。 クラウドOSは、クラウド時代の革命的なビジネス環境の変化を、お客様のビジネスの躍進へと変換することを支援するために、マイクロソフトが全社を挙げて推進するビジョンです。クラウドOSビジョンに基づき開発された製品およびサービスが、日本のお客様のビジネス価値と競争力の向上に寄与できるものと確信しています。

 

Comments (0)

Skip to main content