ICTスキル習得を通した日本マイクロソフトの復興・再生支援策「東北UPプロジェクト」


 

 

 みなさん、こんにちは。社長室 室長 シチズンシップリードの牧野です。このブログに登場するのは初めてとなります。日本マイクロソフトの社長室は、企業市民活動(シチズンシップ)をはじめ、製品・サービスの品質向上やお客様・パートナー様の満足度向上など、責任ある企業として日本に根差すための様々な経営課題に取り組んでいます。

 さて、東北を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災から2年が経過しました。当社におきましても『東日本大震災からの復興再生支援』を全社の最重要課題と位置づけ、これまでに行政や NPO、パートナー企業様と連携し、数々の支援活動に取り組んできました。本日、そのひとつである「東北UPプロジェクト」の成果を報道関係者の皆様にご報告するラウンドテーブルを開催しました。

 「東北UPプロジェクト」とは、東北三県(岩手、宮城、福島)の NPO や被災者の方々を対象に、ICT スキル習得を通して就労機会の拡大を支援する取り組みです(開始時のニュースリリース)。当社はこれまでも NPO法人「育て上げ」ネットなどと協働で、無業の若者や女性を対象にした同様の就労支援策を展開してきましたが、震災以降、被災地を中心とした失業率の増加や雇用のミスマッチに対して、当社の持つノウハウが活かせるのでは、と考えたのが、この取り組みを始めるきっかけでした。

 「東北UPプロジェクト」のユニークな点は、被災された方々に対して直接的に ICT スキル講習を行うだけでなく、被災地で復興支援に携わる NPO のみなさんに“講師”としてのスキル研修を受けていただくことで、新たな ICT スキル講師も養成する、というモデルになっている点です。これにより、当社だけではカバーできない地域での就労支援が可能となります。また単にパソコンや Office 製品の使い方をお教えするだけでなく、自治体・民間などの就労出口施策と連携することで、受講者の就労率目標を具体的に設定し活動している点も、特徴の一つといえるでしょう。  

 今回、各地における実績をまとめたところ、2012 年 4 月からこれまでの約 1 年間で、東北三県など 7 か所で 300 回の ICT 講習を実施し、育成した ICT 講師は 17 名、のべ 851 名の被災者の方が講習を修了されました。その中で、求職中ののべ 426 名のうち、45% にあたる 193 名が、地元で就労されたとのことです。「これまでパソコンのスイッチを入れたこともなかった」という主婦の方が、この講習を通じて ICT スキルを身に着け、今では現地の企業に就職し Excel で在庫管理をされている、という例も伺いました。

総務省推計によれば、三県の震災による失業者数は 8 万 1400 人。この数字に対してはわずかな人数かもしれませんが、被災された方々の生活の再建に ICT スキルが役立つことは当社としても本当にうれしく、また誇らしく思います。

また参加いただいた地元 NPO より 17 名の ICT スキル講師を養成したことで、現地の皆様の手による新たな支援を生み出すことができたことも、ひとつの成果といえるかもしれません。

東北の復旧・復興は、まだまだ道半ばです。私たちも日本に根差した企業の一員として、私たちならではの手法で、引き続き復興・再生支援活動に取り組んでまいります。

 

   

  

昨日 13 日には、岩手県釜石市の NPO法人@リアスNPOサポートセンター 代表理事で、「東北UPプロジェクト」にも参加された鹿野順一さんを当社社員食堂の One Microsoft Café にお招きし、「ぜって~負げねーぞ!!」と題した講演と、社員との交流会を開催しました(写真)。東北の地酒と海の幸も、社員一同おいしくいただきました。

 

マイクロソフトの企業市民活動

東北UPプロジェクト 第三者評価資料(ビズデザイン株式会社)

 

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