マンデーメモ:”Trustworthy Computing Next” と “A New Age of Personal Computing”


  
 皆さん、こんにちは。

 2 月 29 日にスペイン バルセロナで開催されていた MWC(Mobile World Congress)において Windows® 8 Consumer Previewを発表、公開しました。おかげさまで、既に全世界で 100 万ダウンロードを超えたという報告がされています。今週ドイツで開催される CeBIT においても、引き続き Windows 8 Consumer Preview に関する情報発信が行われますので、The Windows Blog や Building Windows 8(開発チームブログ:英語)などをチェックして下さい。

 ところで、Windows 8 Consumer Preview の発表に注目が集まった先週、米国において、以下のような将来の Computing に向けた重要な取り組みを発表、紹介しています。

1. Trustworthy Computing(TWC)Next
 2002 年に会長のビル ゲイツが「Trustworthy Computing(TWC)」(信頼されるコンピューティング)を提唱して今年で10年となります。先週米国サンフランシスコで開催された RSA Conference において、TWC 担当コーポレートバイスプレジデントのスコット チャーニーが、“TWC Next”(今後の TWC の方向性)について講演を行いました。

 講演のサマリーを少し紹介します。

 講演の中でチャーニーは、情報の利用と説明責任にフォーカスしたより効果的なプライバシー基準の構築、障害のモデル化と標準化によるクラウドサービスの総合的な信頼性の改善、そして、脅威対策の改善、検知と抑制への注力などのより包括的なセキュリティ戦略の採用を行うよう、産業界と政府に提言しています。 10 年前に TWC を提唱し、産業界の協力を呼びかけてきましたが、テクノロジと社会との関係性は年々非常に強くなってきて、世界の産業界と政府にとって、ビッグデータによるプライバシー保護への懸念、政府とインターネットの関係の変化、拡大する脅威モデルなどのあらゆる要素が、新しい課題となっています。

 特に、多様なデバイスとクラウドサービスの普及が、グローバルな大量データの集積、すなわち、ビッグデータを生み出していて、社会に多くの潜在的メリットをもたらす一方で、特有の問題も引き起こすという懸念があります。セキュリティの観点から言えば、ビッグデータは攻撃者にとって格好のターゲットになり、クラウドや多様なデバイスと社会との融合が進むにつれ、データやサービスの信頼性と可用性への依存度も高まっていきます。この結果、収集、分析、配布の対象となるデータの量と属性の大幅な増加により、従来のルールではプライバシーを保護することが困難になっています。

 プライバシーの課題に対する解決策のひとつは、政府、産業界、学術界、消費者団体が協力し、現在のプライバシー規範をビッグデータの世界に対応できるように更改していくことです。そしてその更改された規範は、データの適切な使用に対して重点的に取り組むべきです。また、個人や社会の期待と合致する、データの利用と保護に対する「説明責任」が取り込まれているべきです。これにより、消費者の負担が軽減し、データの収集者がより多くの責任を負うようにできます。 講演の詳細などは下記をご参照ください。

 

2.クレイグ マンディ(Chief Research and Strategy Officer:最高研究戦略責任者)による 「A New Age of Personal Computing」に関する最新デモ

 最高研究戦略責任者であるマンディは、将来に向けた戦略やビジョンを、テクノロジの観点から最新のリサーチアイディアやプロトタイプのデモを通して紹介する TechForum というイベントを主催しており、今年で 5 回目となります。

 今回のフォーラムでは、「A New Age of Personal Computing」というテーマで、マイクロソフトのリサーチ部門で研究中の複数の最新プロジェクトや、Kinect™ for Windows、Bing® などのテクノロジを活用したビジネスグループでの最新の取組などをベースとしたデモを通して、新しい時代のパーソナルコンピューティングを紹介しました。スライドショーデモビデオをご覧ください。(共に英語)  

 なお、1 つ目で紹介した TWC もマンディの組織の重要な 1 つの取り組みであり、チャーニーはマンディにレポートしています。今後日本においても、TWC や Future Computing に関する情報を積極的に発信していきたいと思います。 

 

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