グローバリゼーションとローカライゼーション、そして日本マイクロソフトに社名変更をする意味は?


OEM統括本部の高橋です。いよいよ2011年のスタートです。

今年の2月からは本社を品川に移転して、「日本マイクロソフト株式会社」としての元年を迎えることになります。私は、これには2つの意味があると思っています。一つは現在都内5箇所のオフィスに分かれている営業、マーケティング、サービス、管理部門が1箇所に集まることにより、経営効率が上がることです。2つ目は、マイクロソフトが今まで以上に日本の社会に貢献し、且つお客様ならびにパートナー各社様との協業を活性化し、日本の社会にしっかり根付いた会社になりたいという社員および役員一同の思いの象徴である、ということです。社名の先頭に「日本」という2文字を入れることにしたのはそのためです。

最近の産業界を見ると、我々のような外資系の会社が、各地域や国に対して如何にグローバルビジネスでの規模・数の優位性をどのように適合し、カスタマイズするかに思慮する一方で、日本に本社を持つ会社が、日本的な経営を見直し、海外から積極的に優秀な人材を中途採用したり、海外での新規市場開拓のために社内公用語を英語にしたり、グローバル化に向けて抜本的な改革に着手するということが増加の一途です。一見、両者は間逆の戦略をとっているように思えるかもしれませんが、実は共にグローバル化に必要な次の一手を打ち出しているということでは同じ方向です。それぞれの地域や国で共有できる部分とアプローチや考え方を抜本的に変更しないといけない部分をきっちりと理解し、バランスよく戦略を打ち出すことができる会社が本当の意味でグローバルカンパニーであり、これからのグローバル企業に課せられた課題だと私は理解しています。

私がマイクロソフトに入社した1993年当時、MS-DOS®とWindows® 3.1が主力製品であり、日本語のローカライズに米国での英語版出荷から1年もかかって、やっと日本で出荷なんてことは当たり前でした。そんな当時からは、英語版と日本語版の製品出荷が同時に行われる開発のサイクルなんてまったく考えられないことでしたが、今ではそれは当たり前のリズムになりました。しかし、それだけではあくまでも日本語が表示される製品が、英語版と同時に出荷できるようになったに過ぎません。製品化の観点からは日本で受け入れられるであろう、また既に受け入れられている機能やサービス、あるいはビジネスモデルに違和感がなく、如何にパートナー様やお客様が効率よく我々のソフトウェアを活用・提案いただけるようにGo To Marketのローカライズの重要性も更に感じています。このチャレンジに終わりはありません。「日本マイクロソフト」と社名を変更することは一見大した変化を感じないかもしれませんが、これは我々にとっては決意の現れであり、全てのお客様へのコミットメントであるのです。私自身、OEMという事業を長年担当し、海外に本社のある会社、日本に本社がある会社、そしてグルーバルビジネスを推進している会社、いろいろな会社とのパートナーシップを続けています。そういった立場からも、今回の本社移転や社名変更には、大きな期待をすると共に、今まで以上に重責を感じています。

Comments (0)

Skip to main content