System Center Configuration Manager 2007 SP1 & R2 OS展開環境構築手順書

みなさん、こんにちは。
今回はSystem Center Configuration Manager 2007 によるOS展開環境の構築手順書をご紹介します。

もともとSCCMはインベントリの収集、ソフトウェア配布、更新プログラムの配布、レポート機能
といった構成管理機能を中心に幅広く認知されている製品ですが、
最近では、標準機能となっているOS展開機能にも新たに注目が集まっています。

SCCMにはOS展開を行う際に必要となる下記の機能が用意されています。

・OSイメージの取得(WIMイメージとして取得)
・OSイメージの展開(オフライン展開/オンライン展開)
・OS展開処理を自動化するタスクシーケンス
・展開情報を把握するレポート

SCCMに実装されているタスクシーケンス機能を利用することにより、
OS展開時に発生する前後処理(ディスクパーティションの作成やドメインの参加処理)
などをあらかじめ定義し、それらの処理を自動化する事が可能となります。

また、SCCMによるOSイメージの展開方法は以下の4つの方法が用意されています。

・CDやDVD、USBデバイスを利用したメディアでのオフライン展開
・ブートメディアを利用したネットワーク経由でのオンライン展開
・PXEブートを利用したネットワーク経由でのオンライン展開
・SCCMエージェントを介したネットワーク経由でのオンライン展開

※以下のURLよりSCCMを利用してWindows Server 2008を展開するための手順を紹介した、
  デモを含めたストリーミングを参照することができます。
  こちらから、SCCMによるOS展開における基本的な内容について確認する事ができます。
  https://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/webcast/300/html/SCCM/play.htm
 

今回はブートメディアを利用したオンラインでのOS展開手順書をご紹介させて頂きますが、
今後も継続的にOS展開に関連する情報を更新させて頂く予定です。

それでは、皆様のお役にたてれば幸いです。 

K.T