System Center Configuration Manager 2007 SP1 & R2 OS展開環境構築手順書その2(PXEブート編)

みなさん、こんにちは。
今回はSystem Center Configuration Manager 2007 によるOS展開環境の構築手順書の第2弾になります。

前回は基本的なOS展開手順として、ブートメディアを利用したOS展開手順をご紹介致しました。

◆System Center Configuration Manager 2007 SP1 & R2 OS展開環境構築手順書
https://blogs.technet.com/mgmtsecjp/archive/2009/02/02/3195664.aspx

今回の手順書の内容はPXEブートを利用したネットワークベースのOS展開手順書になっております。

PXEブートを利用したOS展開方法の特徴として、
ネットワークの構成要素にWindows 展開サービス(WDS)やDHCPなどが必要になりますが、
メディアの準備を行わなくても、ネットワークを利用したOS展開環境を提供することが可能です。

また、マルチキャストによる配信も対応していますので、個別の端末障害対応時の復旧用イメージ提供の用途だけでなく、
一度に複数の端末展開が必要なキッティングなどの用途でもご利用頂く事ができます。

さて、前回と今回でブートメディア、PXEブートを利用したOS展開手順についてご紹介致しました。

これまでの手順書では展開対象のコンピュータ情報を事前にインポートする内容になっておりますが、
実は、SCCMでは展開対象のコンピュータ情報を事前にインポートする事無くOS展開を行う事も可能です。
次回はそのあたりについてご紹介させて頂きたいと思います。

それでは、皆様のお役にたてれば幸いです。

K.T