System Center Configuration Manager 2007 の「使える」ツールのご紹介

皆さんは、System Center Configuration Manager 2007 (SCCM) という製品をご存知でしょうか。

SCCMは、構成管理製品であるSysmtems Management Server 2003(SMS2003)の後継製品として、
2008年2月にリリースされた製品です。

SCCMはSMS2003の従来の構成管理機能に加え、構成監査機能やOS展開機能等を標準でサポートしています。

さて、今回はそのSCCMを利用する上で便利な4つの「使える」ツールをご紹介させて頂きます。

◆System Center Configuration Manager 2007 Toolkit
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=948e477e-fd3b-4a09-9015-141683c7ad5f&DisplayLang=en

Log Viewerである"Trace32"や、ソフトウェア配布や、インベントリ収集、メータリングのトラブルシューティングに
利用可能な、"Client Spy"などが含まれています。SCCMのサイトサーバにインストールして利用します。

◆Creating Custom Reports by Using Configuration Manager 2007 SQL Views
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=87BBE64E-5439-4FC8-BECC-DEB372A40F4A&displaylang=en

SCCM用のSQLViewを利用したカスタムレポートの作成を支援するツールです。
ツールをインストールすると、SQLViewSchemaのリファレンスファイルや、SQLViewを利用したカスタムレポートの
作成方法についてのヘルプファイルが提供されます。

◆SCCM 2007 Capacity Planner Tool V2.0
https://myitforum.com/cs2/files/folders/utilities/entry112970.aspx

MSノンサポートのツールですが、SCCMのサーバスペックのサイジングを行う際の参考として利用することが可能です。
前バージョンのSMS2003でも同様のサイジングツールが提供されていましたが、こちらのツールと使用方法などは
大きく変わっていませんので、以下の資料から使用方法を参照することができます。
  ◇SMS 2003 Capacity Planner Tool 使用説明書 (日本語版)
 https://download.microsoft.com/download/b/4/0/b40dd28a-77a8-4930-958b-1c8fb1f63a72/CapacityPlannerTool.doc

◆AdminStudio Configuration Manager Edition
https://technet.microsoft.com/en-us/configmgr/bb932316.aspx

サイレントオプションなどが提供されていないexe形式のレガシアプリケーションをMSI形式にリパッケージすることが可能です。
MSI形式にリパッケージすることにより、SCCMによるサイレントなアプリケーション展開を実現可能とします。
こちらもMSノンサポートです。

今回は「使える」便利ツールの簡単なご紹介までとなりますが、次回は各ツールの細かい操作方法や
使用方法などについて、触れて行きたいと思います。

K.T