System Center 2012 によるハイブリッド クラウドの管理 (AppController + Azure 編)

皆さん、こんにちは。日本マイクロソフトの佐藤芳樹です。

今回から複数回に分けて System Center 2012 が実現するハイブリッド クラウドの管理についてご紹介させていただきたいと思います。初回のテーマは、Windows Azure に新しく搭載される IaaS の管理シナリオです。

 

まず簡単に System Center 2012 App Controller SP1 でできる Windows Azure 管理の新機能は以下の通りとなります。

 新機能①: イメージファイルや仮想ハードディスクから Windows Azure 上に仮想マシンを展開、操作

 新機能②: App Controller 管理ポータルから Windows Azure 上の仮想マシンへのリモートデスクトップ接続

 新機能③: Virtual Machine Manager で管理されている仮想マシンを Windows Azure へ移行

 新機能④: Virtual Machine Manager で管理している仮想マシン テンプレートを Windows Azure へ展開

 

いくつか具体的な利用イメージをビデオにしてみましたのでご紹介します。

 

シナリオ①:

手元にある仮想マシンの入ったディスク (VHD 形式) を Windows Azure の IaaS 上に展開

[View:https://blogs.technet.com/cfs-file.ashx/__key/communityserver-blogs-components-weblogfiles/00-00-00-95-42/3073.SCBlog_5F00_AppController_5F00_VM_5F00_Deploy.wmv]

 

シナリオ②:

Windows Azure 上で動いている仮想マシンにリモート デスクトップ接続で接続

[View:https://blogs.technet.com/cfs-file.ashx/__key/communityserver-blogs-components-weblogfiles/00-00-00-95-42/4375.SCBlog_5F00_AppController_5F00_RemoteDesktop.wmv]

 

いかがでしたでしょうか?世の中のクラウド化が進むと、オンプレミスもしくはプライベート クラウドの環境とパブリック クラウドを共存させるためのハイブリッド クラウド環境というのがでてきます。そんな混在環境を手軽に管理できるのは、おそらく System Center だけなのでは、と思っています。

Windows Azure の IaaS 機能では、Windows Server OSだけでなく Ubuntu、CentOS、SUSE など Linux もサポートしておりますので、この機会に環境統一と運用管理の一元化をご検討いただければ幸いでございます。

 

ではまた次回。