System Center 2012 SP1 ベータ版 提供開始のお知らせ

皆さん、こんにちは。日本マイクロソフトの佐藤芳樹です。

先週、9 月 5 日 (日本時間) に Windows Server 2012 の General Availability も終わり、いよいよ新時代の幕開けとなりました。そして本日 9 月 11 日 (日本時間) 、 Windows Server 2012 での動作をサポートする System Center 2012 SP1 ベータ版が公開されました。今年 6 月に公開された Customer Technology Preview 2 (CTP 2) では、一部の早期評価シナリオのみの対応でしたが、ベータ版のリリースによってようやく全機能がそろったマイルストーンの公開となります。

System Center 2012 SP1 ベータ版インストーラ:
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今後、このブログの中でもどのような機能が新しく搭載されたのかをご紹介させていただきますが、まずは全体の主要機能のみを整理しましたのでご確認いただければ幸いです。

製品 主な機能
App Controller ・Service Provider Foundation (SPF) を利用した仮想マシンの作成および操作をサポート・SPF 間のクレーム ベース認証をサポート・ホスター上に SPF/VMM ユーザー ロールを紐づけるテナント ユーザー ロールのサポート・イメージやディスクからWindows Azure 上に仮想マシンを展開、操作(起動やシャットダウンなど)、仮想マシンへのリモートデスクトップ接続・Virtual Machine Manager で管理されている仮想マシンを Windows Azure へ移行・Virtual Machine Manager で管理している仮想マシン テンプレートを Windows Azure へ展開
Configuration ManagerおよびEndpoint Protection ・Windows 8 アプリケーション展開を含むWindows 8のサポート・SCCM の管理コンソールからWindows Intune で管理されるモバイルデバイスのポリシー設定を実施・データ チャージが発生する可能性があるソフトウェア配布を避けるための3Gおよび4Gネットワークの検出・Mac OS XやUnix/Linuxサーバーの管理 (専用管理エージェントの提供)・Endpoint Protection 関連タスクのためのリアルタイムな管理アクションの実行
Data Protection Manager ・Windows Server 2012 Hyper-V CSV 2.0 環境のバックアップ パフォーマンスの向上・リモート SMB 共有に対する Hyper-V の保護・Windows Server 2012の重複除外ボリュームの保護・仮想マシンのライブマイグレーション時も中断することなくデータを保護・Windows Azure へのデータ バック アップ・SQL Server 2012 の AlwaysON 機能をサポート・仮想マシンのバックアップ内からページ ファイルを排除・複数の DPM サーバーを利用した大規模なクラスターの保護・ReFS ファイル システムの保護
Operations Manager アプリケーション パフォーマンス監視の強化:・IIS8 をサポート・Windows Communication Foundation (WCF), Model-View-Controller (MVC), .Net NT サービスの監視・Windows Azure SDK をサポート・プラグイン付き SharePoint 2010 の監視の有効化 (.Net アプリケーションのパフォーマンス監視) ・Team Foundation Server 2010 と Team Foundation Server 2012 の統合・アプリケーション パフォーマンス監視イベントを IntelliTrace 形式に変更UNIX/Linux 監視の強化:・CentOS、Debian、Ubuntu Linux の監視をサポート・ハートビート監視の強化・Windows Server 2012 のダイナミック アクセス制御のための ACS サポート・グローバル サービス モニター – 地理的に分散された環境からお客様の Web アプリケーションの健全性を監視するクラウドベースの機能を提供ネットワーク監視:・追加されたネットワーク機器のサポート・Vicinity (ネットワーク近接度) ダッシュボードへの仮想ネットワーク スイッチの可視化 (Virtual Machine Manager との統合)
Orchestrator ・サード パーティ製品を含む統合パックのサポート・VMM セルフ サービス ユーザー ロールの管理・複数の SCVMM 環境の集計、統合管理・ホスティング型クラウドを利用するための App Controller との連携
Service Manager ・SCVMM で構築するプライベート クラウド環境およびユーザー管理への価格表の適用・支払取り消しレポートの作成・コスト センター、SCVMM プライベート クラウド環境、価格表によるピボット
Server App-V ・パッケージング時にスケジュール タスクを作成するアプリケーションをサポート・インストール中に SQL Server 上にデータベースを作成するアプリケーションに対するデータ層アプリケーション (DAC) および スクリプトの作成機能の提供
Virtual Machine Manager ・Hyper-V ネットワークの仮想化および拡張スイッチの管理用のソフトウェア制御ネットワーク・複数の Hyper-V ホストをまたがる個々のスイッチ インスタンスを一つのエントリーとして管理させる論理スイッチ・IIS アプリケーションのホスト・32 ノード クラスターのサポート (更なる拡張を予定)・600 ホストおよび 12,000 VM を管理するための VMM サーバーの性能向上・サードパーティ UI アドインの完全サポート・詳細情報の探索と Consistent Device Naming (CDN) を活用する OS 展開・VMM UI のパフォーマンスの向上・サードパーティ製の格調スイッチ (Cisco、1KV、InMon など) の展開および管理のサポート・Windows Server 2012 ファイルサーバー上でのサードパーティ製 SAN およびファイルベース ストレージのサポート・VMware vSphere 5.0 および Citrix XenServer 6.0 のサポート (VMware vSphere 5.1 への対応も評価中)

Windows Server 2012 を評価される際には、ぜひ System Center 2012 SP1 もご一緒にご評価いただければ幸いです。