【Windows Server 2008】(修正)Server Core に Hyper-V をインストールする

多くの方がご存じの内容かと思いますが、他の記事の説明に使用する都合もあり(汗)、ここでご紹介しておきます。

  1. インストーラのダウンロード


    *** 2008/7/4 修正
    *** 大変失礼いたしました

    *** 2008/6/28 修正
    *** RTM リリースに伴いダウンロードモジュールが変わりましたのでご注意ください

    以下に示すサイトから必要なインストーラをダウンロードします。注意していただきたいのは、「Hyper-V は Windows Server 2008 64 bit 版でのみサポートされている」ということです。以下の x64 や x86 は、あくまでもゲストOSのアーキテクチャですので誤解のないようお願いいたします。

    ゲストが x64 の場合:Windows Server 2008 x64 Edition 用の更新プログラム (KB949219)
    https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=ddd94dda-9d31-4e6d-88a0-1939de3e9898

    ゲストが x86 の場合:Windows Server 2008 用の更新プログラム (KB949219)
    https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=b7464b44-821d-4a7c-9d9c-7d74ec14437c

    Hyper-V RTM

    Windows Server 2008 x64 Edition 用の更新プログラム (KB950050)

    Windows Server 2008 x86 用 Hyper-V 管理コンソール RTM

    Windows Server 2008 用の更新プログラム (KB950050)

  2. インストール

     インストールは上記インストーラをコマンドプロンプト上から実行するだけです。この場合、特に無人インストールを意識する必要はありません。表示される GUI は Server Core でサポート可能な範囲となっています。

    インストールが完了すると、「役割」として選択することが可能になります。

  3. 組み込み

    Windows Server 2008 の常として、実際に使用するにはインストールに加えて組み込むための手順が必要になります。フルインストールの場合にはサーバーマネージャを使用して[役割] - [追加] をすればよいのですが、Server Core にはそうしたGUIが提供されていません。そこで、以下のコマンドを使用します。

    ocsetup "Microsoft-Hyper-V" 

     または

    start /w ocsetup "Microsoft-Hyper-V"

    Microsoft-Hyper-V というのが、Hyper-V の識別名であり、大文字小文字を判別するので上記のとおりに入力してください。前者、後者のどちらを使用してもかまいませんが、「変更を有効にするにはシステムを再起動する必要があります」 というメッセージが表示されるまでは再起動は行わないでください。

  4. 再起動

再起動が完了すると、すでに内部では Hyper-V が動き出しています。

ためしに、コマンドプロンプトから net start コマンドを入力してみてください。以下のサービスが動作していることがわかるはずです。

  • Hyper-V Image Management Service
  • Hyper-V Netwoking Management Service
  • Hyper-V Virtual Machine Management

 

以上でインストールは完了です。

問題は、これをどうやって管理するのか...これについては次の投稿で。