【IDM】MSMQ を使って確実なユーザー登録を行う その2 ~ MSMQ のインストール(Windows Server 2008)
あぁ、タスポどうしよう...。
「MSMQ を使って確実なユーザー登録を行う」シリーズの 2回目です。
今回は、普段あまりなじみのない MSMQ をインストールしましょう。プラットフォームは Windows Server 2008 を使用します。
Windows Server 2008 では MSMQ についてもエンハンスが行われています。Windows Server 2008(および Vista) では、Message Queueing 4.0 と呼ばれており、以下のような機能強化がなされています。
- 物理キューにサブキューを生成することで、1つの物理キューの中でメッセージをグルーピングできる
- 参考 Creating Sub Queue https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms701277(VS.85).aspx
- メッセージキューの管理コンソールを使用してメッセージを移動
- アプリケーションごとに固有の配信不能キューを使用できる
- 参考 Handling Poison Messages https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms703179(VS.85).aspx
- メッセージのトランザクションをリモートから受信できる
- 規定の暗号化形式がRC4になったほか、高度暗号化標準(AES)もサポート など
詳しくは、お手元の2008のヘルプか、以下のサイトをご覧ください。
What's new in Message Queueing 4.0(ごめんなさい、英語です)
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms701784(VS.85).aspxWindows Server 2008 テクニカルライブラリ メッセージキューサービス(ごめんなさい英語です、が、機械翻訳もつきます)
https://www.microsoft.com/japan/technet/windowsserver/2008/library/0a1551a3-f169-4aaa-b486-e8c66f1a3d91.mspx
余談が長くなってしまいました。
さっそく、Windows Server 2008 に MSMQ をインストールしましょう。インストールは簡単です。おなじみの サーバーマネージャを使用します。
[サーバーマネージャ] - [ 機能] を右クリックして コンテキストメニューから [機能の追加] をクリックします。
機能追加ウィザードを起動するので、機能一覧から以下の3つの機能を選択して[次へ]進みます。
- メッセージキューサーバー
- メッセージ キュー トリガー
- HTTP サポート
HTTPサポートは直接ユーザー管理とは関係ないのですが、HTTPを経由してメッセージを受け取ったり、メッセージの中身を確認することができるので入れておくと便利です。
完了したら再起動を行って、インストール完了です。
次回は、簡単な動作確認を行ってみます。