出遅れた(恥)...Windows Server 2008 がRTMへ

私以外のエバがタイムリーにアナウンスしているにもかかわらず、出遅れてしまいました..恥ずかしい...

ということで、いまさらですが、そういうことなのです。

では、私なりの 2008 への思い入れを....

2007年4月にMSに転職してエバンジェリストの一員となったとき、最初に敷居の高さを感じたのは、

「みんな Longhorn を使いこなしている...」

ということです(笑)。

高添の blog にもありましたが、みなさん2年以上前から検証を始めていました。

正直、あせりました。自分はなーんにも知らない...いままでがんばってSEをやってきたのに、ここでは何も通用しないぞ...こりゃぁ大変だ...と...

とはいえ、そこは40年近く生きていますから、そういう場合の自分なりの対処法は築いてあります。

「淡々とコトを進める」

それはもう淡々とインストールして、壊して、インストールして、壊して...を繰り返し、ベータ版をじっくり使い込めることへの喜びをかみしめつつ、TechEdの RODCセッション に臨んだものです。

正直申しあげると、ベータ版をこんなに使い込んだのは私の人生で初めてでした。 それはエバンジェリスト業を遂行する上で重要な要素であり、大前提でもあるため、当然といえば当然なのですが...。前職時には Microsoft MVP というアワードをいただいていたにもかかわらず、それでも、今自分が持っている情報を記事にしたり、セミナーで使用したりするだけで精一杯で、ベータ版を使い込むのは「よほどの義理」があったときくらいでした。

新しいWindows Server を開発中であることは、前職にいたころも、もちろん知っておりました。が、とてもとてもベータ版を検証するなどという余裕はありません。心では、「1年後や、さらにその先を見据えているならば、当然ベータ版の検証はやっておくべきだ」「それが他社差別化になる」...と考えていましたし、それが正論であろうとも認識していましたが、そうは言っても時間が無い。とにかく時間が無かったです。TechEdでさえも、チケットが手元にありながら、参加する時間が惜しかったくらいです。

現在フィールドのシステムエンジニアをされている多くの方は、そのような状況だと思うのです。だからあせりもするし、将来も不安なってしまったり。

エバンジェリストとして、そういう忙しいエンジニアの方々に対して何を提供していきたいかといえば、技術訴求もさることながら、「忙しいエンジニアの不安をすこしでも取り除く」ことです。不安要素はたくさんあります。「新しい製品が出てしまったけど、なにも知らない」「明日お客様に説明しなければならないのに、適切な資料がない」「できると書いてあるけど、どこまでできるかわからない」などなど...

これらの不安をすべて解消することなどとてもできませんが、せめて blog では「あら、こんなところに牛肉が」(古い)的な情報を載せていきたいですし、「普段意識しないけど、いざとなったときに役に立つ」情報は、エンジニアの方々を元気にできるのではないかと確信しております。私も、過去にそういう情報に助けられてきました。「あるところには、あるんだなぁ」と思っていただくことが目標です。

ということで....RTM と全然関係の無い話になってしまいました.....。

今後とも、Windows Server 2008 をよろしくお願いいたします。