SCE:手動インストールしたエージェントがサーバーに拒否される(イベント 26321 )

監視対象のコンピュータのエージェントは、手動でインストールすることも可能です。
手順は以下の通りです。

1)System Center Essentials の CD から「 SetupSCE.exe 」を起動

2)インストール開始画面から、「エージェント」を選択する

インストールで注意しなければならないのは1点、管理グループの名称です。通常は、 <SCEサーバーのホスト名>_MG という名称です。これだけ注意しておけば、おそらくインストール自体は問題ないでしょう。

ただし、環境によって以下のエラーがSCEサーバーに報告されることがあります。

イベントID:26321
ソース:OpsMgr SDK Service
エージェントは拒否されました。現在のセキュリティ設定ではエージェントを自動挿入できません。
セキュリティ グローバル設定または特定の管理サーバーのセキュリティ設定を変更してください。

エージェント名:<監視対象のコンピュータ>
管理サーバー名:<SCEサーバー>

SCE では、規定で「手動インストールしたエージェントの受け入れを拒否」するように設定されています。よって、このエラーが発生している場合は、管理コンソールで以下の操作を行い、受け入れを許可しなければなりません。

1)管理コンソールの「管理」領域を開く(左下の歯車マークです)

2)左ペインのツリーメニューから「設定」をクリック

3)「種類:サーバー」の「セキュリティ」をダブルクリック

4)「全般」タブで「保留の管理の表示で新しいエージェントの手動によるインストールを確認する」をチェック

こうすると、同じく「管理」メニューの「デバイスの管理」-「保留の管理」に、拒否されているエージェントが表示されます。

エージェントを右クリックして「承認」すれば、管理グループに組み込むことができ、エラーも出なくなります。

セキュリティの設定に「手動でインストールした新しいエージェントを自動的に承認する」というチェックボックスがあるので、これをチェックしておけば、手動で承認する必要はなくなります。