Windows Server 2012 / 2012 R2 の WSUS の重要な更新 (KB 3095113) について


みなさま、こんにちは。WSUS サポート チームです。

先日 Windows Server 2012 / 2012 R2 の WSUS に適用可能な更新プログラム KB 3095113 がリリースされましたが、この更新プログラムは Windows 10 対応に関する修正が含まれております。

ただ、「Windows 10 に更新プログラムを配信するためには、この更新プログラムを適用しなければいけないのか?」「KB 3095113 はどういった修正が含まれるのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この疑問にお答えする記事が、弊社米国の開発部署が管理しているブログにて公開されましたので、日本の WSUS サポート チームでも、お客様のリクエストにお答えして、その記事を翻訳させていただきました。これから Windows 10 の更新プログラム管理をご検討されている管理者の皆様は、是非ともご一読ください。


このポストは、12 月 4 日に投稿された Important update for WSUS 4.0 (KB 3095113) の翻訳です。


著者
: Steve Henry   

既にご存知の方もおられるかもしれませんが、私たちは 今後数週間のうちに Windows 10 の最初のインプレース アップグレードである Windows 10 1511 への機能アップグレードを WSUS に向けてリリースする予定です。この展開シナリオに完全対応するために、Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 の WSUS 用の更新プログラム (KB 3095113) を公開しました。この更新プログラムのリリース後、更新プログラムの適用に関して以下のような質問が寄せられています。:

・この更新プログラム (KB 3095113) は Windows 10 をサポートするために必要ですか?

・この更新プログラム (KB 3095113) をインストールしない場合、何が起こるのですか?

・修正プログラム (Hotfix) ではないダウンロード コンテンツ (DLC) 形式でのリリースまで待つべきですか?

・本リリースに関する既知の問題はありますか?

”Windows 10 サポート” に関する解説

WSUS で同期やインポートを行って、Windows 10 用の更新プログラムを配布するにあたり、更新プログラム (KB 3095113) を WSUS に適用する必要があるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。 もしそれが気になる場合は、Windows 10 の更新プログラムを配布するために WSUS への適用が必要な更新プログラムはありませんのでご安心ください。Windows 10 自体はこれまでの歴史においても非常に大きなリリースとなりますが、WSUS の観点では、これまでリリースした製品の一部というだけに過ぎず、Windows 10 の更新プログラム (セキュリティ更新プログラムを含む) を配布するにあたって、WSUS 側での変更は必要ありません。そのため、WSUS 3.0 SP2 (SBS 2011 を含む) および更新プログラムを適用していない Windows Server 2012 / 2012 R2 の WSUS で、Windows 10 の更新プログラムを配布することができます。但し、機能アップグレードは配布することはできません。


”Windows 10 サポート” 
に関する推奨事項

Windows 10 を特別なものとしている機能の一つに、Windows as a Service (サービスとしての Windows) があります。WSUS や SCCM の管理者にとっては、これは Windows の新しいビルドへの機能アップグレードを可能にすることを意味します。これらのアップグレードは、通常の更新プログラムと同じように処理されますが、WSUS / SCCM によって管理される端末へのインストールが承認されると、そのバイナリだけではなく、ビルド全体がアップグレードされます。 もし Windows Insider Program のメンバーであれば、この機能をしばらくの間利用していることになります。(但し、WSUS 経由ではありません。) この機能を使用すれば、Windows のビルドをアップグレードするために、従来のワイプしてインストール イメージをロードする操作はもはや必要ありません。新しい Windows 10  のビルドはこれまでの慣用的な1 ~3 年のリリース サイクルよりもさらに早いサイクルでリリースされるので、この機能は特に役立ちます。この機能アップグレードをサポートするためには、WSUS に更新プログラム (KB 3095113) をインストールする必要があります。機能アップグレードでは、更新プログラムの新しいコンテンツ ファイルの形式と Upgrades という新しい分類が採用されています。これは WSUS 管理者の方はおわかりになるかと思いますが、企業ユーザーではない方々にもわかりやすいように詳細を説明しています。


修正プログラムの品質について

KB 3095113 のリリースに記載されている “この修正プログラムは、ここで説明する問題が発生しているコンピューターに対してのみ適用してください。” といった定型文の記載を見て、適用に慎重になる方もいらっしゃると思います。修正プログラム (Hotfix) は最も早く修正を提供可能にするプログラムのリリース方法ですが、今後WSUS から Windows 10 1511 への機能アップグレードを展開するために、私たちはできる限りの猶予期間を提供したいと考えました。更新プログラム (KB 3095113) についても他の Windows Update のリリースと同様にテストしておりますので、Windows Server 2012 / 2012 R2 の WSUS 環境へのインストールに慎重になる必要はありません。ご参考までに、私たちは、2016 年第一四半期に、WSUS へと同様にダウンロード コンテンツ (DLC) とカタログの形式で、広範囲に本更新プログラムをリリースすることを予定しています。 もしこのリリースをお待ちいただく場合は、次に記載する注意事項をご参照ください。 


重要な注意事項

WSUS から Windows 10 1511 に関連するパッケージをダウンロード、展開できない場合でも、Windows 10 1511の機能アップグレードを確認できるかもしれません。機能アップグレードは、WSUS の製品と分類のオプションにて ”Upgrades” の分類をチェックすると確認できます。 しかし、最新の更新プログラム がインストールされていない状態で、アップグレードの同期を試みると、SUSDB には利用できないデータが取り込まれてしまい、アップグレードを正常に配布できるようにする前に利用できないデータを消去しなければなりません。 この状況は回復可能ですが、そのプロセスは容易ではなく、アップグレードの同期を行う前に更新プログラム (KB 3095113) をインストールすることで回避できます。


この注意事項が意味すること

もしWindows 10 を現在のビルドに留めるために、ワイプしてインストール イメージを ロードするアップグレード方法で十分である場合は、WSUS にて ”Upgrades” の同期を行わない様にして、これまで通り、Windows のビルドのアップグレードを行うようにします。しかしながら、Windows as a Service に完全対応した形で企業内へのWindows 10 の展開を予定している場合には、最新の更新プログラムをインストールすることをお勧めします。 アップグレードの同期を行う前に、Windows 10 マシンを管理するすべての Windows Server 2012 /2012 R2 の WSUS 環境に対して、更新プログラムをインストールしておくことが最も安全です。


1511
へのアップグレード エクスペリエンス

今後 1-2 週間のうちにUpgrades の分類が表示されるようになり、WSUS からの Windows 10 1511 機能アップグレードが Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 RTM に向けて利用可能となる予定です。 Windows 10 RTM からのアップグレードを行う場合、そのアップグレード プロセスは高度に自動化されています。例えば、アプリケーション プロビジョニングのステージやユーザー操作を必要とするすべてのセットアップ ステップはスキップされて、既定でファイルの関連付けやその他の設定が保持されます。WSUS からの Windows 7 または Windows 8.1 からのアップグレードでは、ビルドではなくプラットフォーム全体の変更となるため、何らかのユーザー操作が必要となります。



 

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