Windows 10: Windows Hello 顔認証、検証ビデオの裏側を解説!


~ 本記事は日本マイクロソフト 山本築  Windows 10 担当 による執筆です ~

 

顔を見せれば一瞬でログインができる、簡単でセキュアな認証方法 Windows Hello「顔認証」。今日は、おもしろおかしい認証チャレンジ ビデオ「Challenge Windows Hello」の裏側を解説します。

そもそもどのように認証を行っているのかといいますと、顔の写真を記憶して似ているから認証!ではなく、複雑なアルゴリズムを通して認証を行っています。

Surface Pro 4 では近赤外線を用いて数千の様々な部分の顔情報を収集し認証を行っています。この近赤外線イメージを用いることによって、暗闇でも鮮明に判別が可能になりました。さらに日中の明かりの変化に対応するために Microsoft 独自で明かりが一様になるように設定しています。このように認証率を上げる技術が詰まっています。

この近赤外線というのは、街中の監視カメラや各種料金所ゲートのカメラ、家庭用のドアホンまで幅広く利用されてきている技術なんです、暗闇でも鮮明に判別する事が可能なんですね。

さあこれを踏まえて動画をひとつずつ解説していきましょう。

 

 

すっぴんで顔認証が通るか挑戦!!

いや~これは本人が一番ひやひやしたでしょうね笑。

メイクとはいえこの程度であれば、認証は通るでしょう。通らなかったら多くの女性方からクレームが来そうな気がしました汗

(認証できて私もほっとしています・・・)

 

みんなやりたがらなかった中協力してくれた彼女に感謝です!

 

2. 付け髭の状態で認証が通るか挑戦!!

最初の口髭の部分では、本人の認証を判断する事ができていましたね。

しかし、あご髭を輪郭の周りに付けた状態では、認証が通っていません。

これは、明暗のサンプル情報が大きく変化してしまった事が原因でしょう。

顎鬚の部分が大きくなり顔のパーツは判断できているけれど、明暗の情報が異なったために閾値を超えなかったわけですね。

こんなに一日で髭が伸びる方もいませんが・・・

この状態で再度、設定より “精度を高める” を行っていただくと認証はもちろん通りますので安心してください。

 

3. スカル メイクで認証が通るか挑戦!!

これは、私が実際にスカル メイクをして認証を行いました (メイク落とすの大変でした笑)

こちらは、最初の白いペイントをした状態での認証は通りましたね。

2 つの要素が大きく関係してきています。

一つ目は、顔のパーツの認識

二つ目は、凹凸の明暗の認識

この 2 つが大きく関わってきています。現状でどの程度整合性がとれていれば認証が通るのか具体的な閾値は公開していませんが、後半のスカル ペイントの方では、目の周りを黒く塗ったことで、顔のパーツが判別しにくくなっていました。

これは動画にはないのですが、目の周りのペイントを消すと認証が通ったので、そのあたりが閾値になっているようです。

 0804_Yamamoto

 

4. 女装で認証が通るか挑戦!!

こちらプロのメイクさんにお越しいただきメイクをしていただきました。

認証は通らなかったですね・・・こちらも顔情報が少し変わりすぎましたね。(綺麗でしたが笑)

やはり目の周りの明暗情報が大切になってきていると考えます。

こちらもこの状態で精度を高める事を行っていただく事が必要となりますね。

本人は女装したまま、男性のトイレに行って他の男性をびっくりさせたとか。

 

5. つけまつげで認証が通るか挑戦!!

つけまつげなどでは目の凹凸に影響を与えませんし、他の顔の情報は通常通りとれていますので、認証が通りましたね。このように日々の生活程度でしたら十分使えるように設計されております。

 

6. 写真で認証が通るか挑戦!!

こちらは、写真やデバイスに映した物では、凹凸を認識しませんので認証が通りません。

ですので、なりすましに遭うこともありません。

実際に写真を撮ると認証が通っている事がお分かりいただけます。

 

具体的なアルゴリズムや認証が通る閾値はハッキングの元になってしまうので公開しておりませんが、多くの技術が使われてこの Windows Hello が成り立っている事がお分かりいただけたかと思います。下記の URL にアルゴリズムの概要を載せているので、ご覧ください。

 

Windows Hello 顔認証 – 詳細技術情報

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/mt450467(v=vs.85).aspx

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