Windows 10: Wi-Fi センサー (Wi-Fi Sense) とは? 正しく理解して使用してみよう


Wi-Fi センサーは、Windows 10 で実装された機能で (Windows Phone 8.1 でも利用可能)、Windows 10 デバイスに Microsoft アカウントでサインインしている場合に利用できます。

 

Wi-Fi センサーを使うと以下の事ができます。

 

  • 外出時など、検出された推奨されるオープン Wi-Fi ホットスポットに自動的に接続する
    これを行うには、Wi-Fi センサーの設定*1で、[推奨されたオープン ホットスポットに接続する] をオンにする必要があります。オンにした場合、Wi‑Fi センサーは、位置情報を使って周囲の推奨されるオープン Wi‑Fi ホットスポットを検索し、自動的に接続します。"推奨される" とは、他の Windows ユーザーが接続したオープン Wi‑Fi ネットワークの情報をクラウド ソーシングにより収集、分析し、高品質な接続が提供されていたというデータが十分に集まったネットワークが "推奨" としてデータベースに追加され Wi‑Fi センサーによって推奨されます。なお、周囲に複数の Wi-Fi ネットワークが存在する場合、Wi-Fi センサーは、いくつかの要素によりその時点で最適とみなされる Wi-Fi 接続を提供します (過去手動で接続したネットワークか、携帯電話会社により提供されているか、パスワードで保護されたネットワークか (通常優先される)、など)。

    注意点としては、当然オープンなネットワークであり、だれでも接続ができるため、オンライン バンキングやオンライン ショッピングなど、機密情報や個人情報を必要とするオンライン操作をオープン ネットワークを使って実行しないように注意が必要です。

 

  • 連絡先 (として登録された相手) から共有された、パスワードで保護された Wi-Fi ネットワークに自動的に接続する
    これを行うには、あらかじめ Wi-Fi センサーの設定*1で、[連絡先によって共有されたネットワークに接続する] をオンにしておく必要があります。Outlook.com の連絡先、Skype の連絡先、および Facebook の友だちのいずれかに含まれる相手が、Windows 10 の Wi-Fi センサー機能でパスワードで保護された Wi-Fi ネットワークを共有した場合、共有されたグループ (たとえば Facebook の友だち) に自身が属する場合は、共有されたネットワークに自動的に接続するようになります。

     

  • パスワードで保護された Wi-Fi ネットワークを、自身の連絡先グループに共有しインターネット アクセスを提供する
    パスワードで保護された Wi-Fi ネットワークを、Outlook.com の連絡先、Skype の連絡先、または Facebook の友だちに共有し、インターネット アクセスを提供することができます。これを行うには、あらかじめ Wi-Fi センサーの設定*1 で、[連絡先によって共有されたネットワークに接続する] をオンにしておく必要があります。そして、[Outlook.com の連絡先]、[Skype の連絡先]、[Facebook の友だち] から共有したい連絡先グループを選択し (グループ単位でのみ選択できます。たとえば Skype の連絡先にチェックを付けた場合、Skype の連絡先全員が対象となります)、共有したい特定の Wi-Fi ネットワークを [共有] にします (パスワード入力が必要)。これにより、選択した連絡先グループに含まれる相手が Windows 10 で Wi-Fi センサーを有効にしている場合、共有したネットワークへ接続できるようになります (連絡先に共有ネットワークが表示され自動的に接続されるまでに数日かかる場合があります)。

    なお、共有された相手側はネットワークへの接続パスワードの入力は不要で、パスワードは相手に通知も表示もされません (技術的には、ネットワークを共有した場合、ネットワーク パスワードは暗号化された接続を介して Microsoft サーバー上の暗号化されたファイルに保存されます。その後、連絡先が Wi‑Fi センサーを使っている場合、HTTPS 接続を介して連絡先の PC またはスマートフォンに送信されます)。

    また、ネットワークが共有された場合、連絡先はそのネットワークを通してインターネット アクセスのみができます。連絡先が、自身のホーム ネットワークにある他のコンピューターやデバイス、ファイルなどへアクセスすることはできません。小規模ビジネスのイントラネット サイトも同様でアクセスできません。

 

*1 Wi-Fi センサーの設定

スタート ボタン を選択し、[設定][ネットワークとインターネット][Wi‑Fi]、[Wi‑Fi 設定を管理する] から設定


上: [ネットワークとインターネット]-[Wi‑Fi] の画面


上: [Wi‑Fi 設定を管理する] の画面。[推奨されたオープン ホットスポットに接続する]、[連絡先によって共有されたネットワークに接続する] を設定でき、共有をオンにするとグループを選択できる


上: [Wi‑Fi 設定を管理する] の画面 (続)。ネットワークごとに、共有するかを選択できる

 

Wi-Fi センサーのポイント

すでに上述しているものもありますが、以下に、よく聞かれるポイントをまとめます。

 

一般:

  • ネットワークが自動で共有されることはありません。Wi-Fi センサーの設定で明示的な設定が必要です。

  • 共有された連絡先はあなたの Wi-Fi ネットワーク パスワードを見ることはできません。

  • 共有は [Outlook.com の連絡先]、[Skype の連絡先]、[Facebook の友だち] のグループ単位でのみ設定できます。たとえば Skype の連絡先にチェックを付けた場合、Skype の連絡先全員が対象となります。特定の連絡先のみに共有することはできません。

  • Outlook.com の連絡先および Skype の連絡先と共有するには、お互いが相手のアドレス帳に含まれている必要があります。

  • ネットワークを共有する場合、連絡先のユーザーはインターネット アクセスのみができます。イントラネット アクセスやホーム ネットワークへのアクセスはできません。たとえば、自宅の Wi-Fi ネットワークを共有した場合、連絡先のユーザーは自宅のネットワークにある他のコンピューターやデバイス、ファイルなどへのアクセスはできません。

  • あなたが共有したネットワークはあなたの連絡先の連絡先には共有されません。

  • 連絡先に共有ネットワークが表示され自動的に接続されるまでに数日かかる場合があります。停止の場合も同様です。

  • Wi‑Fi ネットワーク名 (SSID) に _optout という文字列を含めると、そのネットワークを Wi‑Fi センサーから除外できます。(たとえば、mynetwork_optout または my_optout_network)

  

企業:

  • 802.1X を利用する企業ネットワークは共有できません。職場やその他の場所で企業ネットワークに接続する場合、そのネットワーク資格情報はどの連絡先とも共有されません。よって、企業のWi-Fi接続を、Facebook の友だちなどが利用できる、ということはありません。

  • IT 管理者は、以下のいずれかの方法で共有を無効にできます。これにより、Wi-Fi センサーに関するすべての機能が無効になります。

 

 

Wi-Fi センスについて正しい理解を持ち、効果的に利用いただければと思います。

 

 

関連情報

Wi‑Fi センサーに関する FAQ

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-10/wi-fi-sense-faq

 

 

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