2015 年にマイクロソフトの事前通知サービス (ANS) を変更


本記事は、Microsoft Security Response Center ブログ “Evolving Microsoft’s Advance Notification Service (ANS) in 2015” (2015 年 1 月 8 日公開) を翻訳した記事です。

マイクロソフトの事前通知 (ANS) は、マイクロソフト製品およびサービスを対象とした毎月リリースされるセキュリティ更新プログラムについて、事前に広くお知らせするために、第二火曜日の更新 (月例リリース) の一部として 10 年以上前に作成されました。長年に亘り、マイクロソフトは技術環境およびお客様のご要望は変化しており、それに伴い、既存の情報や配布チャネルを判断しています。お客様の好みに合わせたセキュリティ情報を提供するために myBulletins をご紹介し、より活用頻度の高い Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) をご利用いただくために、Deployment Priority matrix (適用優先度) を廃止し、情報の整理をはかりました。また、より多くの脅威シナリオをご説明できるように Exploitability Index を修正し、お客様のご理解に役立てていただけるようにセキュリティ情報の簡略化、セキュリティの定義用の統一用語集の作成などを行いました。本日お知らせする変更点は、このような背景を反映したものです。

マイクロソフトは、お客様への ANS の配布方法を変更いたします。今後、ANS 情報はプレミア サポートをご利用お客様および、マイクロソフトのセキュリティ プログラムに関係する現行の組織に対し、直接お知らせし、ブログや Web ページでのお知らせは廃止いたします。

ANS は大規模な組織向けに常に最適化されてきました。しかしながら、お客様のご意見では、多くのお客様が最適化されたテストおよび展開方法があるため、ANS はご利用いただいていませんでした。一部のお客様を除き、大多数のお客様は毎月第二火曜日の更新 (月例リリース) をお待ちになるか、あるいは自動で更新を適用されるために、特別な準備作業はほぼ行っていらっしゃいません。今日、お客様はますます作業効率を重視され、より所属組織に見合ったセキュリティ情報を入手されようとしていらっしゃいます。セキュリティ更新プログラムの展開を計画するのに ANS を利用するよりも、Microsoft UpdateWindows Server Update Service などのセキュリティ管理ツールをご利用になって、展開を整理し優先順位付けされているお客様が増加しています。また、お客様は継続的な更新が提供されるクラウド ベースのシステムへ移行されるお客様も増加の傾向にあります。

ANS 情報をご利用いただいているプレミア サポートをご利用のお客様向けに、マイクロソフトはテクニカル アカウント マネージャー サポート担当を通じて、引き続き、お客様に直接 ANS を提供致します。また、ANS は Microsoft Active Protections Program など、マイクロソフトのセキュリティ プログラムに関係する現行の組織に対しても、引き続き提供いたします。プレミア サポート契約をご利用でないお客様は、myBulletins (英語情報) のご利用をお勧めします。myBulletins は、ご自身の環境で実行されているアプリケーションのみのセキュリティ情報をカスタマイズすることができます。

お客様のご要望の変化に伴い、マイクロソフトのセキュリティに対するアプローチも変化して参ります。マイクロソフトはお客様の保護を変わらずお約束し、お客様のご要望に見合うように我々の取り組みを判断して参ります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Chris Betz
MSRC、シニア ディレクター