2009年9月9日のセキュリティ情報


小野寺です


事前通知でお伝えした通り、セキュリティ情報 計5件 (緊急 5件)を公開しました。
また、セキュリティ情報を 1 件更新しています。


セキュリティ情報 (新規):
概要情報、展開に関する情報、および脆弱性悪用指標(Exploitability Index)を、以下のサイトにまとめています。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-sep.mspx


MS09-045 (JScript):
特別な細工がされたJScriptコードを含むWebサイトにアクセスすることで、コードが実行される可能性があります。
また、インストールしているInternet Explorerのバージョンによって、JScriptのバージョンが違います。Microsoft Update、WSUSやSystem Center等の更新プログラム配布ソリューションを利用している場合は、この辺が自動判別されるのですが、手動で配信する場合は、適用する更新プログラムに注意が必要です。


MS09-046 (DHTML):
特別な細工がされたWebサイト等を参照することで、コードが実行される可能性があります。
今回対策した脆弱性は、MS09-037(ATL)との関連性はなく別のものとなります。関連の有無に関わらず、早期の更新プログラムの適用をお勧めします。


MS09-047 (Windows Media Format):
特別な細工がされた特定のメディアファイルを参照することで、コードが実行される可能性があります。
出所の不確かなメディアファイルの利用や、Web等でのストリーミングの利用により攻撃を受ける可能性がありますので、早期の更新プログラムの適用をお勧めします。
また、CVE-2009-2499は、日本から報告されたものになります。


MS09-048 (TCP):
特別な細工がされた特定の通信を受信することで、コードの実行または、サービス拒否となる可能性があります。
認証された通信ではなく、匿名の通信で攻撃が行える可能性があるため、早期の対応を強くお勧めします。なお、現時点でコードが実行される可能性ある脆弱性については、詳細は公開されておらず、多くの場合コードの実行に至らず、サービス拒否となる可能性が高いと分析しています。
また、Windows 2000については、サービス拒否の脆弱性のみが存在しますが、セキュリティ更新プログラムを提供しておりません。 この脆弱性に対処するためには、Windows 2000のTCPスタックやOSの深部のアーキテクチャをかなりの広範囲に渡って変更する必要があり、互換性の維持に重大な問題が発生する可能性が高く、脆弱性への対応は困難であると判断しています。 なお、Windows 2000が影響を受ける2つ脆弱性について、脆弱性悪用可能性指標は、3 (機能する見込みのない悪用コード) となっています。


MS09-049 (Winreless LAN):
特別な細工がされた無線フレームを受信することで、コードが実行否される可能性があります。
無線LANの受信可能範囲にあるコンピュータが影響を受ける可能性があります。早期の対応を強くお勧めします。なお、脆弱性については、詳細は公開されていません。また、こちらもTCPの脆弱性同様に安定した攻撃は艱難である可能性が高いと思われます。


 


セキュリティ情報 (更新):
MS09-037 (ATL):
Windows Media Center等で利用している HtmlInput Object ActiveXコントロールに関する更新プログラムを新たに公開しました。


 

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