なにもなし


小野寺です。

 


4/1 にまつわる話が色々あった Conficker ですが、概ね世界中で平穏な様です。


これは、(各社が警告を発する事で)事前に十分な準備ができたからなのか、Conficker の登場から時間が経過して既に十分な駆除が行われていたからなのかは、はっきりとはしませんが、一部ベンダーが警告していた様な危機的な状況は、避けられたようです。


 


しかしながら、今回のConfickerは、数年ぶりの目に見えて話題となったマルウェア (ワーム) だと思います。最近は、MSRT や ForeFront の検出データでは、凄い事になっていても、誰も気づかないので騒ぎにならない・・・という静かに動くマルウェアが主流だったからです。


 


また、現時点までを見てみると、セキュリティ更新プログラムを概ね速やかに適用していた個人利用者からの被害報告や問い合わせは、皆無と言って良いほど少なかったのですが、ニュースにも一部報道された様に、世界各国の企業では、幾つか感染が報告されています。


 


企業システムで、「検証のためにパッチが直ぐに適用できない」という意見を聞きますが、本当にそうなのでしょうか?確かに、2000 年前後は、セキュリティ更新プログラムを適用すると問題が発生する事も有ったのは事実ですが、現在の月例化したリリース プロセスにしてからは、品質的にかなり安定してきていると感じています。また、品質面以外にも再起動の問題もあるかもしれませんが、再起動が許されない様な高可用性システムが、何のフェールセーフもなく、1 台で稼働しているとは思えません (実際に有るのは知っています)。何らかのフェールセーフのある 2 台以上で構成されるシステムであれば、1 台ずつ適用する事で問題はないはずなのです。そして、これらの問題点について、サーバーシステムも、クライアントも同列に考えられている様に思えます。少なくとも、クライアント側の再起動が問題になる場合は、非常に限られている気がします。


 


もちろん、Conficker に関しては、脆弱なパスワードの問題 (と、それに関連した高権限アカウントによる感染拡大) や、USB メモリを経由した持ち込み感染があるので、パッチ管理だけが問題ではないですが、根底は、管理・掌握が十分ではないという点で同じではないかと、思っています。


日本では、システム稼働後は、”変更せずに” 安定運用させる事を良しとする傾向がありますが、それは周りの環境が変化しなかった時代の話で、今のビジネスも、セキュリティも日々状況が変化する中では、容易に柔軟に変更できるシステムやクライアント群を前提に考えてもいいのではないかと思います。


残念なことに、RFP とかを読んでも、定期・不定期 (突発性) の保守・メンテナンスに対する要求事項が記載された物をあまり見た事がありません。


 


取りとめなく書きましたが、Conficker に絡んで思った事を徒然に書いたので、落ちも、ネタも、なにもなし・・・です。

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