2009年3月のセキュリティ情報


小野寺です


2009年3月のセキュリティ情報は、事前通知からの変更はなく予定通り、計 3 件 (緊急 1 件、重要 2 件)となります。
また、MS08-052の更新プログラムを一部環境向けに再提供しています。

セキュリティ情報 (新規):
概要情報、展開に関する情報、および脆弱性悪用指標(Exploitability Index)を、以下のサイトにまとめています。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-mar.mspx


毎月のリリースに合わせて提供している、ワンポイントセキュリティ情報は、以下のサイトと、このBlogでの公開を予定しています。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/dd251169.aspx


MS09-006 (Windows Kernel):
特別な細工が施された画像ファイルの表示によるリモートでコードが実行される可能性または、プログラムの実行により特権の昇格が可能となる可能性があります。
現時点では、脆弱性の詳細は公開されておらず、悪用コードが作成されたとしても安定したコードの提供は難しいと可能性があります。結果、特権の昇格やコードの実行が起こる前に、異常終了等によるサービス拒否状態になる事がおおかもしれません。また、安定したコードが発見された場合の脆弱性としての危険度は高いものとなりますので、不安定なコードで済んでいるうちに、早々に更新を適用するべきです。


MS09-007 (Windows SChannel):
この脆弱性により、クライアント認証を持っていない攻撃者が、クライアント認証の所有者になりすます可能性があります。
サーバー等で、証明書認証を使用している場合に認証を誤魔化される様な場合が最も想定しやいのですが、実際に悪用しようとすると必要条件(悪用のための前提)が多く、実際の悪用は容易ではないと思われます。
しかしながら、必要条件が満たされれば悪用できますので、早めに更新を適用する事をお勧めします。


MS09-008 (DNS/WINS):
大胆に簡略化すると、DNS/WINSサーバーの登録情報を改竄できる、または応答をごまかせる、名前解決時のなりすましの可能性があります。
これにより、本来のURLや、マシン名で接続しているはずにもかかわらず、攻撃者の要したサイトやマシンに誘導される可能性があります。
MS08-037で対策済みのDNSのなりすまし問題と被害結果は同様ですが、今回の対策した脆弱性については攻撃の成功確率はそれほど高くは有りません。必要条件がそれなりにあり、また、悪用のためのコード(プログラム)の安定化させる事は難しいと思われます。
しかし、万が一悪用された場合は管理者側、利用者側が悪用された事に気が付きにくい性質の脆弱性ですので、早めに更新を適用する事をお勧めします。



セキュリティ情報 (更新):
MS08-052 (GDI+):
MS08-052 は、GDI+ に関する脆弱性に対応していますが、幾つかの環境向けに更新プログラムを再提供しています。
最初に提供した更新プログラを適用後に、サービスパックを適用するこおで、脆弱性に未対応の状態に戻ってしまう場合がある事が分かり、その問題に対処したものを再提供しています。サービスパック適用後に、既存の更新プログラムを適用している様な場合は、再適用の必要はありません。
また、今回対象になったのは、以下のOS向けの更新プログラムです。



  • Windows XP Service Pack 3 (Service Pack 2の時に更新を適用し、その後 Service Pack 3を適用した場合)

  • Windows Server 2003 Service Pack 2 (Service Pack 1の時に更新を適用し、その後 Service Pack 2を適用した場合)

悪意のあるソフトウェアの削除ツール (MSRT):
今月は、Koobface に対応しています。

Comments (1)
  1. Anonymous より:

    2009 年 3 月のセキュリティ情報http://www.microsoft

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