EMET II のさらに先へ – Windows Defender Exploit Guard

2016 年 11 月に EMET の今後の予定と Windows 10 との関連性を紹介 (「Moving Beyond EMET」(英語情報) を参照) して以来、EMET を利用しているお客様と愛好家の皆様から、近づきつつある EMET のサポート終了について多くの貴重なご意見をいただきました。そのフィードバックに基づき Windows 10 Fall Creators Update で提供される、まったく新しい悪用保護と脅威の緩和機能の改善について発表します。


EMET は Windows 10 Defender Exploitation Guard へ統合されます

こんにちは、垣内ゆりかです。 本ブログでも、たびたび取り上げてきました 脆弱性緩和ツール Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) 。EMET は 2009 年の公開以降、最先端の攻撃緩和を追加する無償のツールとして進化を遂げてきました。その間、Windows OS 自体に組み込まれているビルトインのセキュリティも進化を遂げていましたが、数年ごとのメジャー リリース サイクルの Windows では、急速に変化するセキュリティ脅威に対抗する最先端の攻撃緩和技術をすべて入れ込むには難しい状況でもありました。このため、EMET は長らく、追加でインストールし利用するツール形式として提供し、常に最新の攻撃緩和技術を入れ込みアップデートを提供してきました。しかしながら、EMET は Windows OS に統合されていないがゆえに、攻撃を緩和する技術に技術的限界があるなど、多くの制約を受けていたのも事実です。


Windows Defender ATP でステルス性の高いクロスプロセス インジェクション手法を検出する: プロセス ハロウイングと AtomBombing

高度なサイバー攻撃では、ステルス性と持続性が重視されます。攻撃が気づかれずにいる期間が長いほど、より横断的に侵害し、より多くのデータを抜き取り、より大きなダメージを与えることができます。検出を防ぐために、クロスプロセス インジェクションを利用する攻撃者が増えています。


MSRC の 2017 年 “トップ 100 人” セキュリティ研究者一覧

マイクロソフトのセキュリティ戦略においてセキュリティ研究者は極めて重要な役割を担っており、コミュニティベースの防御の要です。Microsoft Security Response Center では、研究者のひたむきな取り組みとパートナーシップに対する感謝を示すために、毎年 BlackHat North America で「マイクロソフトへ報告したセキュリティ研究者 “トップ 100 人”」のリストを公開し、その貢献を紹介しています。


Windows に関する報奨金プログラムの発表

Windows 10 は世界に誇る軽減策を搭載し、私たちのセキュリティに対する精力的な取り組みを象徴する最高で最新の製品です。マイクロソフトのソフトウェア セキュリティを改善する長年にわたる戦略の 1 つとして、攻撃者が脆弱性を特定し悪用することを困難かつコストのかかる行為にするための、防御技術への投資が挙げられます。システムのセキュリティを強化するために、DEP、ASLR、CFG、CIG、ACG、Device Guard、および Credential Guard などの軽減策や防御策を組み込み、Windows Defender Application Guard のような防御機能を引き続き追加することで、シームレスなカスタマー エクスペリエンスを保証しながらエントリー ポイントの保護を大幅に強化していきます。


[IT 管理者向け] TLS 1.2 への移行を推奨しています

こんにちは、垣内由梨香です   データを暗号化し安全にやり取りを行う Transport Layer Security (TLS)。TLS は利用しているが、詳細なバージョンまでは把握してない、そんな方も多いのではないでしょうか?暗号プロトコルは「使ってさえいれば安全」ではありません。現在の脅威に対応できるバージョンのみを利用しリスクを下げることが重要です。 マイクロソフトでは、より安全な TLS 1.2 へ移行していくことを推奨しています。